本文へ 日米センター(CGP)は日本とアメリカにて、助成、フェローシップ、ボランティア、人物交流、情報発信を行なっています。
国際交流基金 日米センター
CGP NY | 国際交流基金 | English | サイトマップ
トップページ
日米センターとは
公開イベント
団体で助成金をお探しの方へ
個人向け支援・ボランティアの機会をお探しの方へ
CGPの人物交流事業
米国ジャーナリズム専攻大学院生招へいプログラム
日米青年政治指導者交流
日系アメリカ人リーダー交流
日米次世代パブリック・インテレクチュアル・ネットワークプログラム
米国若手指導者ネットワークプログラム
米国有力シンクタンク支援
米国国際関係論専攻大学院生招へいプログラム 
米国アジア専門家招へい
その他の人物交流事業
日米知識人交流事業
情報室(刊行物、寄稿など)
アクセス
お問合せ
FAQ
更新履歴
日米センター公募助成プログラム
CULCON(カルコン) 日米文化教育交流会
日米草の根交流コーディネーター派遣プログラム
メール配信サービス
コラムス
CGPの人物交流事業


国際交流基金日米センター ニューヨーク・ジャパンソサエティ共催事業
イノベーターズ プロジェクト


Daniel Rosenblum
ジャパン・ソサエティ 国際関係事業担当 バイス・プレジデント

結びつける、協力する、カタライズすること‐イノベーターズ・ネットワークが始動

21世紀においていかに日米協力体制を深め、新しい方向性を打ち出すか。これは、ジャパン・ソサエティーが創立100年となる2007年とその先を見据えて熟考してきた重要な問題です。

創立以来、ジャパン・ソサエティーは米国人と日本人の相互理解と協力を目指し、両者を結びつけてきました。この伝統の下に、我々は2005年の春には一つの使命を帯びた6人の米国人を日本へ送り出したのです。それは、日本の産業界、市民社会、芸術や文化の分野において、米国人の仲間と共に共通の関心事に力を合わせて取り組む道を探るべく、学際的なネットワークの創出に当たりたいと望むリーダーを見つけ出すことでした。

この最初に送り出された米国の「偵察隊」には、元ジャパン・ソサエティーのPublic Policy and Local Government Fellowで、コモングラウンド・コミュニティの理事長であるロザンヌ・ハガティー(Rosanne Haggerty)氏や元ジャパン・ソサエティーのMedia Fellowでジャーナリスト、New America Foundation Fellowのダグラス・マグレイ(Douglas McGray)氏などがみられました。

我々の考え方はシンプルですがそれ自体で充分意を尽くしています。まず、地球の将来を懸念する日米の革新的な人たちを引き合わせて、交流を深めます。そして、これらの改革者たちが継続的に会合し、意見交換し、相互に学び、さらに新たな方法で協力し合う機会をつくります。

今や、「日米イノベーターズ・ネットワーク」は、実業家や社会的起業家、建築家、芸術家、ジャーナリスト、教育専門家など50人を擁するまでに成長しました。このネットワークは国際交流基金日米センターとの共同組織で、ネットワーク構築のための交流や私的なリトリート(研修合宿)、公開シンポジウムやプロジェクトを通して人々や意見を結びつけることで、日米協力の新しい可能性を模索しています。

ジャパン・ソサエティーは2005年の秋から2006年の冬にかけて、グロービス・グループ代表の堀義人氏や、アニメ脚本家でフロッグネーション前取締役、佐藤大氏など6人の日本人を米国へ送り出す交流事業を主催しました。これによって、日本人の参加者は米国のイノベーターと意気投合し近づきになれ、ネットワークを広げるチャンスが得ることができました。

2006年6月には、日本から東京の建築事務所アトリエ・ワンの設立者である塚本由晴氏と京都・立命館大学のリムボン教授(専門は都市政策論)という2人のイノベーターの参加を仰ぎ、ニューヨークで公開プログラムを主催しました。「狭い空間+豊かな想像力=現代の都市生活(Small Spaces + Big Imagination = Life in the Modern City)」と銘打ったこのイベントでは、狭い空間を活用する建築から京都に残る伝統的な町家の保存にいたるさまざまな課題を検討しました。

同じく6月に、サンフランシスコでストーン・ヤマシタ・パートナーズと共同して初のイノベーターズのリトリート「(IN)SPIRE:コミュニティを結びつける((IN)SPIRE: Connecting Communities)」を主催しました。このリトリートのテーマ「コミュニティを結びつける」は、21世紀においてコミュニティが直面する前例のない課題を表すとともに、問題解決に当たる人々が国境を越え、専門技術の領域も越えて協力する必要性を反映したものでした。

「(IN)SIGHT:ギャップを埋める((IN)SIGHT: Bridging Gaps)」では、サンフランシスコにおいて明らかになったまだ対処されていないニーズに関するいくつかの領域をさらに深く掘り下げました。それは、教育およびビジネス現場での創造的なプロセスにおける「喜び」の役割、コミュニティ改革に対する資金供給の新たな道、社会的起業家にとって不可欠なビジネス等のスキル修得といったものです。このリトリートに引き続き、日米の社会的起業家活動の新たな方向に焦点を合わせた公開シンポジウム「社会変革のデザイナーたち〜日米イノベーターと語る、個人を動かす仕組みとイノベーション(Affecting Change Through Social Innovation: Design, Scalability, and Financing)」が慶応大学で開催されました。

シンポジウムの様子の写真1 シンポジウムの様子の写真2
東京リトリートでのキャメロン・シンクレア氏、Architecture for Humanity共同創始者
<撮影:コンドウ ヒデノリ>
慶応大学にて開催された公開シンポジウム「社会変革のデザイナーたち〜日米イノベーターと語る、個人を動かす仕組みとイノベーション」にサンフランシスコより遠隔中継にて参加する、ヴィリー・ワン氏BAYCAT社 社長、最高経営責任者
<撮影:井上悟>

2007年5月にニューヨークで開催された公開シンポジウムでは、過去のリトリートで検討された論点のいくつかをより多くの聴衆に披瀝することができました。そのシンポジウム「インプロヴィゼーション(即興)、創造力、コラボレーション:21世紀のイノベーションを活気づける(Improvisation, Creativity, Collaboration: Fueling Innovation in the 21st Century(PDF)では、感情移入、インプロヴィゼーション、遊び心といった「右脳」の特性の重要性を探求しました。

2007年11月には会場を京都に移して、京都市景観・まちづくりセンターとの共同企画で2日間のリトリートを開催しました。建築家、都市計画専門家、芸術家、そして文化および市民社会のリーダーたちが、都市活性化と社会的包摂の領域で、各自のコミュニティで取り組んでいる創造的かつ革新的な方法を共有しました。続いて行なわれた公開シンポジウム「コミュニティの活性化:米国で成功をおさめた4つの試みに学ぶ(Invigorating Communities: Learning from Four Successful Initiatives in the United States」では、ロウアー・イースト・サイド・テネメント博物館館長のルース・エーブラム(Ruth Abram)氏や、アーティストでヒューストンのプロジェクト・ロウ・ハウゼズの創立者リック・ロウ(Rick Lowe)氏など米国人の参加者にスポットが当てられ、日本人の聴衆の前で自分たちの取り組みを発表しました。

ジャパン・ソサエティーのイノベーターたちの試みは、参加者間の数多くの対話と協力の火付け役となってきました。この傾向は今後もネットワークの成長・発展とともに継続するでしょう。2008年の春には、ジャパン・ソサエティーとMCG Jazzの製作責任者Marty Ashby氏は、全米各都市を巡る日米のジャズ・ミュージシャンによるライブと公開討論会「ジャズこそ人生(Jazz is Life)」にとりかかります。また、エレファントデザイン株式会社のCEOであり創業者の西山浩平氏は、多くのネットワーク・イノベーターから提供された情報を用いてウェブサイト「Wish Maker」を立ち上げ、ウェブの力を利用して人々の意識を高めようとしています。

今後数カ月をめどに、我々は若い社会的起業家の育成、防災の新たなモデルの構築、貧困との闘いにおける財政上および実務上の方法論の新たな適用法、そして新興テクノロジーが社会に及ぼす影響といったトピックに関して、リトリートや公開プログラム、プロジェクト、交流などを計画中です。

例えば、2007年11月29日にニューヨークのニュースクール大学と提携して、イノベーターズ・ネットワークのメンバーの田坂広志氏(東京・多摩大学教授、シンクタンク・ソフィアバンク代表)が「ウェブ2.0の先にあるもの:次の技術革命がいかに世界を変えるか(Beyond Web 2.0: How the Next Tech Revolution will Change the World」と題する講演を行ないます。

2008年2月6日には、スターバックスCEOのジム・ドナルド(Jim Donald)氏を迎えて、東京で公開シンポジウムを開催します。このイベントは日本経済新聞野後援を得て「利潤を追求し、良きことのために:社会的価値を最終利益に取り込む(For Profit, For Good: Integrating Social Value into the Bottom Line)」の表題の下に、日米の因習的な企業の社会的責任(CSR)が、社会的価値をより効率的に最終利益に融合させる新たな方式に取って代わられていく過程を検討します。また、非営利団体が影響力を高めるために、ビジネスの方法体系を利用している現状にも注目します。

日米イノベーターズ・ネットワークは今後数カ月から数年のうちに、日米のクリエイティブな人々が互いに学び、協力し合うために、これまでにない刺激的な機会を提供し続けます。日米イノベーターズ・ネットワークという構想の実現は、国際交流基金日米センターの長期的な視野に立ったサポートなしには不可能であったはずで、この点についてジャパン・ソサイエティは心から感謝しています。

 
Top
TOKYO OFFICE
国際交流基金(ジャパンファウンデーション) 日米センター
160-0004 東京都新宿区四谷4-16-3
Tel (03)5369-6072 Fax (03)5369-6042
NEWYORK OFFICE
The Japan Foundation Center for Global Partnership, N.Y.
1700 Broadway, 15F, New York, NY 10019, U.S.A

Tel (212)489-1255 Fax (212)489-1344