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CGP主催事業「災害の経験と未来への教訓」報告
−「震災語り継ぎひまわり団ニューオリンズに行く」−


小林郁雄氏の写真
小林郁雄
(人と防災未来センター上級研究員/神戸山手大学教授)


神戸の震災の記憶を語り継ぐために、カトリーナ水害からの復興に取り組むニューオリンズに2007年9月5日から10日に行ってきました。国際交流基金日米センターCGPの支援によって、ルイジアナ州立博物館とニューオリンズ日本総領事館によって計画されたシンポジウム「阪神大震災とハリケーン・カトリーナ」【PDF:213KB】に、神戸からの語り部4人と一緒に招待されたからです。

小林郁雄(団長) TeLL-Netという世界災害語り継ぎネットワーク活動の事務局長をしており、このシンポジウムの主催者の一つである人と防災未来センター(DRI)の上級研究員です。専門は都市計画・まちづくりで、阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワークを立ち上げ、世話人をしています。
荒井勣 「ひまわりオジサン」と呼ばれ、ひまわりの花を通じたボランティアを行なっています。自らも被災した神戸の震災以後、全国の災害被災地で活躍しています。「ひまわりの夢企画」というNPOの代表で、人と防災未来センターの語り部としても活動されています。
山口恵子 震災の時、西神戸の大きな避難所の一つとなった明親小学校の校長先生をされていて、避難者支援に苦労されました。その後、復興のシンボル拠点HAT神戸にあるなぎさ小学校長をされ、退職後は「神戸の絆2005」という被災者支援のNPO団体に参加されて、語り継ぎ活動を続けられています。英語の教師でした。
山本真巨 震災の時小学生で、西神戸で被災。その体験への記憶から、舞子高校環境防災科に進学し、その後神戸学院大学に進学しても防災に関するコースで、防災教育として被災体験や震災から得た教訓を子供達に楽しく教えることを勉強している大学生です。語り部のボランティア活動もしています。
深澤良信 今は国の国土交通省の役人ですが、人と防災未来センターが震災記念施設として神戸につくられた時、内閣府の責任者として副センター長をされました。その時以来現在も「語り継ぎ」に熱心に取り組むTeLL-Netのメンバーで、ネットワークの生みの親と言ってもいいでしょう。

メンバーは以上の5人で、荒井さんの持参したひまわりのバッジをつけた「震災語り継ぎひまわり団」を結成しました。

震災語り継ぎひまわり団の5人の写真

震災語り継ぎひまわり団の5人

私はニューオリンズには2006年の4月に続いて2回目の訪問でした。その時も水害被災後の復興が進んでいなかったことに心が痛みましたが、今回もまだまだこれからという状況に驚きました。2006年10月にはニューオリンズからトーマス市議会議長はじめ8名が国際交流基金CGPのプログラムで神戸を訪問されました。また、12月にはルイジアナ州立博物館のデビッド・カーン館長が人と防災未来センターを訪問され、震災の語り部活動に深く感銘を受けられ、語り部をニューオリンズに呼んで被災者同士の交流の場を設けたいという希望をもたれたとのことです。そうしたつながりの中で、今回の神戸からニューオリンズへの訪問があったわけで、私たちの復興に向けた交流は既に始まっていたのです。

今から12年前の1995年1月17日に、神戸を大地震が襲い、神戸のまちは壊滅的な被害を受け、道路・鉄道・港から電気・ガス・水道、建築物まで市街地の大部分が全滅しました。震災・火災と水害の違いはありますが、3年前の2005年8月のニューオリンズにおけるハリケーン・カトリーナ被害と同じような状況でした。

神戸はとても美しいまちです。その美しいまちをとり戻すために、神戸がどのようにして立ち直り、復興を果たしてきたか。その過程で市民やボランティアや行政がどのような絶望に直面し、たゆまぬ努力をしてきたのか。同じ港まちでジャズ発祥の都市・ニューオリンズが再び賑やかで美しいまちに蘇ることを願って、日本におけるジャズ発祥の港湾都市・神戸から、この阪神大震災の経験を伝えたいと思っていました。
現在なお続く復興の過程を、神戸市民自らの言葉でニューオリンズの皆様に伝え、市民自らの手でまちの復興を進めていく手助けになれば、という思いです。

シンポジウムでは、自身も被災した4人の語り部による、語り継ぎしていかねばならない震災の体験・復興への取り組みの話をしていただきました。その前に、ニューオリンズ被災地状況を総領事館の坂戸総領事に講義していただき、甲藤副領事やCGP-NYの赤澤さんの案内で被災地をくまなく見せていただくと共に、被災から復興に向けて努力している下記の多くのニューオリンズ市民の方々とも親しく交流をさせていただきました。

  • マーチン・ルーサー・キングJr.チャーター・スクール訪問(ドリス・ヒックスCEO)・・・最大被災地第9区に最初に再開された学校
  • ニューオリンズ市訪問(ケビン・ステファンス安全安心局長)・・・被災復旧復興状況
  • リチャード・デイクマン医師訪問(於:オシュナー病院)・・・メモリアル・メディカル・センター被災時の状況
  • エスプラネード通りバイヨ地区訪問(ネイサン・シュロイヤーNPN代表)・・・復興市民団体との交流
  • スティーブン・ビングラー氏と会談・・・統合ニューオリンズ復興計画(UNOP
マーチン・ルーサー・キングJr.チャーター・スクール訪問の様子の写真 エスプラネード通りバイヨ地区訪問の様子の写真
マーチン・ルーサー・キングJr.チャーター・
スクール訪問の様子
エスプラネード通りバイヨ地区訪問の様子

こうした貴重な機会を頂きました国際交流基金CGP並びにルイジアナ州立博物館、ニューオリンズ総領事館の皆様に、大変親切にお世話になったことを感謝し、今後も、TeLL-Netなどのネットワークも含め、さらなる交流が続くように願っています。

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