国際交流基金日米センター(CGP)は、ウニドスUS会長兼CEOのジャネット・ムルギア氏による講演会を開催します。
在留外国人の急速な増加に伴い、地域社会との軋轢や摩擦が生じ、教育、社会保障、労働環境、経済状況など様々な面での課題が日本各地で浮き彫りになってきています。社会で存在感を増す外国人住民をいかに包摂していくのかは日本全体で考える必要があり、地域社会の分断や世代間の負の連鎖を断ち切るために教育問題への向き合い方は、とりわけ重要です。
講演者のムルギア氏は、米国最大のヒスパニック系アドボカシー団体であるウニドスUSの会長として、長年にわたり、エスニック・マイノリティであるヒスパニック・コミュニティの地位向上や教育改善などに取り組んできました。社会的・経済的に弱い立場におかれがちなヒスパニックの人々が、教育や意識改革を通じて、多民族国家・米国のなかで生きる力を獲得してきた経験は、多文化共生時代の日本とも共通する現在進行形のチャレンジです。講演会では、日本国内における外国人子弟の教育問題に取り組む日本女子大学の清水睦美教授との対談形式で、日米におけるエスニック・マイノリティへの教育支援の現状や、官民連携の在り方、社会の意識変革について議論します。また、教育を切り口に、多様な文化や背景をもつ人々のアイデンティティを尊重しながら共生していくためにどのような社会を創っていくか、日本の目指すべき多文化共生社会の姿について考えていきます。

開催概要

日時 2018年8月17日(金曜日)18時30分~20時(18時開場)
会場 国際文化会館 別館2階 講堂
〒106-0032 東京都港区六本木 5-11-16 アクセス
都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分 (上り急勾配あり)
東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分 (上り急勾配あり)
東京メトロ日比谷線 六本木駅 3番出口より徒歩10分
主催 独立行政法人 国際交流基金日米センター(CGP
実施言語 英語 (日本語への同時通訳あり)
プログラム
(予定)
18時30分
開会挨拶
18時40分
講演 ジャネット・ムルギア氏(ウニドスUS会長兼CEO
19時30分
質疑応答 モデレーター 清水睦美氏(日本女子大学教授)
※講演会終了後、レセプションを実施します。
定員 80名(※入場無料・先着順)
定員になり次第締め切らせて頂きます。
お申込み方法 参加をご希望の方は、8月13日(月曜日)までに下記Eメールにて、氏名・所属・電話番号を明記の上、お申込みください。
Eメール:cgpc@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください。)

登壇者略歴

ジャネット・ムルギア氏(ウニドスUS会長兼CEO

ジャネット・ムルギア氏は、ヒスパニック系では米国最大規模の公民権及びアドボカシー団体であるウニドスUS(注)の会長兼CEO。2005年よりウニドスUSの事業強化及び活発なアメリカの民間団体としての影響力の向上を模索し、教育、医療福祉、移民、公民権や経済といったヒスパニック・コミュニティが抱える課題に対して、ラテン系住民の声を拾い上げ、広める活動も行っている。同氏が成し遂げてきた数々の業績は高く評価され、ワシントンD.C.の雑誌で「ワシントンで最も影響力のある女性100人」に2度、またNon Profit Timesの「有力かつ影響力のあるトップ50人」のリーダーとしても選ばれている。前職は、カンザス大学副学長、クリントン政権時の大統領副補佐官などを歴任。ムルギア氏は、カンザス州カンザス市で育ち、カンザス大学にて3つの学位(ジャーナリズム、スペイン語、法学博士)を取得。また、カリフォルニア州立大学から名誉文学博士、ウェイク・フォレスト大学から名誉法学博士を授与されている。

(注)ウニドスUSはヒスパニック系では米国最大規模の公民権及びアドボカシー団体である。ムルギア氏は、教育、医療福祉、移民、公民権や経済といったヒスパニック・コミュニティが抱える課題に対して、ラテン系住民の声を拾い上げ、広める活動に積極的に取り組んでいる。

ジャネット・ムルギア氏の写真

清水睦美氏(日本女子大学教授)

日本女子大学人間社会学部教授。専門は教育社会学・学校臨床学。1997年より神奈川県大和市を中心に外国人の子どもたちの学校・地域・家庭での生活や適応に関する調査を、参与観察や聞き取りにより継続している。2005年には博士号(教育学)を取得し、『ニューカマーの子ども達-学校と家族の間の日常世界』(勁草書房、2006)を刊行している。これらの研究活動と並行して、外国人の子どもに対する教育のあり方を学校教員と検討したり(『外国人生徒のためのカリキュラム』嵯峨野書院、2006)、外国人の子どもたちとの自治的な活動を支援したり(『いちょう団地発!外国人の子どもたちの挑戦』(岩波書店、2009)する社会的活動も行ってきている。2007年には、外国人の子どもを中心とする弱い立場に置かれた子どもたちを支援するNPO法人教育支援グループEd.ベンチャーの立ち上げにも参画し、現在も理事として活動に積極的に参加している。2014年からは、青年になったニューカマー第二世代へのインタビュー調査を実施し、日本の学校経験や家族との生活の経験を振り返る聞き取り調査を行いながら、現在の日本の学校教育を検討している。

清水睦美氏の写真

本件事業に関するお問い合わせ

国際交流基金日米センター  担当:田中/仲本/金子

電話:(03)5369-6072 ファックス:(03)5369-6042
Eメール:cgpc@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください。)