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ABE FELLOWSHIP COLLOQUIUM

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安倍フェローシップ・コロキアムのご案内
(2009年7月29日開催)

日本の原子力政策における制度変化のインパクト

アメリカの専門家たちの間では、日本の原子力政策が大転換するのではとの見方が強まっている。
例えば退役軍人で反核知識人であるジョナサン・シェルは、日本が使用済み燃料の再利用と高速増殖炉を基盤とした“プルトニウム経済”の構築を長年推進してきただけではなく、「核兵器の取得に非常に強い関心をもつ政治指導者たちが政権を握っている」と警鐘を鳴らす。他方ミンディ・カトラー、イアン・ヒルマンなどは、安全性を理由に反原子力の立場を鮮明にする世論が強まり、その結果電力需要をまかなうための高い原子力依存が問い直されていると主張する。
日本の原子力政策の現状認識をめぐるこれらの二つの見解は対照的ではあるが、共通するのは、日本において1990年代以降導入された新たな制度改革が、原子力政策一大転換を可能にするための道を開いたという認識である。これに対しジャック・ハイマンズは、日本の核体制に関する詳細な調査をもとに、旧制度・新制度ともに、原子力政策の漸進的な変化を可能にするものではあっても、抜本的な変化を可能にするものではないと主張し、日本の原子力政策の大転換は、それを望む政治的意思の有無に関わらず、困難な制度改革を再度経なければ実現不可能であると言う。彼の研究プロジェクトの知見は、1990年代以降の日本の政治改革・行政改革の効果についても重要な示唆を提供する。

日時

2009年7月29日水曜日 18時から20時

場所

国際交流基金(ジャパンファウンデーション) 2階 JFIC[さくら] Access

講師

ジャック・ハイマンズ Jacques Hymans
南カリフォルニア大学国際関係学助教授/2007年安倍フェロー

ディスカッサント

北山 俊哉
関西学院大学大学院法学研究科教授

モデレータ

鈴木 達治郎
東京大学公共政策大学院客員教授/ 1994年安倍フェロー

【講師紹介】
ジャック・ハイマンズ
南カリフォルニア大学助教授(国際関係論)。2001年ハーバード大学より政治学博士号を取得。2007年採用安倍フェローとして「非核国クラブの出現と持続性:理論と経験の分析」と題する研究を行なっている。最初の単著The Psychology of Nuclear Proliferation: Identity, Emotions, and Foreign Policy (ケンブリッジ大学出版会2006年)により、アレキサンダー・ジョージ賞及びファーニス賞を受賞。

同時通訳がご利用になれます。参加は無料です。
御出席の際には以下に御記入の上、FAX用紙PDF(PDF/14KB)またはEメールでお知らせください。御興味のある方を御誘いいただければ幸いです。
FAX: (03) 5369-6042 E-mail

問い合わせ先:
安倍フェローシップ・プログラム
米国社会科学研究評議会(SSRC)東京事務所
Tel: 03-5369-6085
Fax: 03-5369-6042
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