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日米センターNPOフェローシップ 月次報告(2007年3月・4月分)
フェロー:石川 えり

報告書リスト

石川 えり
日米センターNPOフェローシップ(第7期)
月次研修報告書( 2007年3月・4月分)

フェロー: 石川えり
研修テーマ: 難民支援NGOにおけるプロジェクト・マネージメント
研修先: International Rescue Committee (IRC)
研修期間: 2007年1月21日〜5月20日


1.研修内容について

IRCの中で実際の業務(主要なものは地域事務所における難民受け入れ支援及びワシントンDC事務所における政府・国会議員との会合用資料作成補佐、資資金調達)に従事しながら、立法府・行政府(連邦及び州政府も含む)・企業等のステークホルダーとNGOとの関わり、ファンドレイズについて理解を深めることを目的とした。
また、前期に引き続き実際のIRC内部における業務のみならず、できるだけシンポジウム、ワークショップへ参加し、他団体等の訪問も実施してより幅広くNGOについての情報を集めることを心がけた。

2.携わった業務/会合、訪問した事務所について

1)地域事務所における難民支援

滞在したアパートの外観の写真
滞在したアパートの外観

ニュージャージー州Lindenにある地域事務所に滞在し、難民支援のケースマネージャーとともに、難民支援の業務に携わった。具体的には到着前のアパート確認、家財手配、到着したばかりの難民のSocial Security Cardの取得、就職支援、クリニックへの同行等を行なった。住居は、実際にアメリカ到着後の難民が入居するアパートに滞在、難民の人たちと同じ屋根の下での生活を送ることができた。

2)短期間の訪問としてSilver Spring事務所(1日)、Baltimore事務所(1日)、IRCの地域事務所ではないが地方における自治体による支援のあり方を知るためにIOWA州難民支援事務所(1.5日)を訪問した。どの事務所においても、終日にわたり1時間ごとに予定を入れて頂くことができ、就労支援、ケースマネージャー等様々な担当者と意見交換を行なうことができた。とりわけ、BaltimoreSilverspringの両方の事務所はIRCMaryland州、LIRS(Lutheran Immigration and Refugee Service)、地域の教育機関の協働によりワン・ストップサービスを提供しており、すべての事務所にて1時間ほど時間を取って頂き、スタッフに対して日本の難民受け入れの状況とNGOの活動について紹介させて頂いた。とりわけ、出身国の内訳、主な職業、難民受け入れの人数等は必ず聞かれ、またNGOの活動に関しても多くの質問が寄せられた。

3)ファンドレイズ開拓部署での研修
最後の10日間は、ファンドレイズ開拓部署(Development)にて研修を行なった。大口の寄付を集める部署(遺贈担当者も含む)、オンライン寄付等より広く寄付を呼びかける部署、手続きを担当する部署、企業担当部署、ファンドレイズディナー・講演会等イベントを担当する部署にてそれぞれの手法やコンセプトを学ぶことができた。丁度滞在中に高額寄付者へ向けたIRCの活動の講演会があり、準備段階から参加することにより、高額寄付者へのアプローチ方法を学ぶことができた。

3.参加した研修、講演会、イベント等

1)"Empires Old and New", Barnard College
2)GBV(性的搾取)防止のためのワークショップ(Inter Action主催)
3)団体の能力強化のためのワークショップ(IRC, Nationalities Service Center共催)
4)国連難民高等弁務官グテレス氏講演会

4.自身が企画に関わった行事

1)Saving Lives(5月)

イラク難民をテーマに、高額寄付者を対象に約150人が参加する講演会を開催した。途中からDevelopment部門の一員として会合に参加し、受付のポジションを担当し、当日は受付及び参加者との対話を行なった。講演会に参加するだけで終わらせない仕組み、すなわち軽食等を用意してできるだけ長く会場に滞在して頂き、支援者と対話をしていく姿勢等は大いに勉強となった。

5.(上記に含まれない)職員へのインタビュー

1)GBV(ジェンダーに基づく暴力)防止プログラム担当職員

GBV防止プログラムの概要及び、被害者の保護及び防止についてのプログラム実施について意見交換。日本でもNGOによる、同様の取り組みがあることを説明し、今後の連携の可能性を検討した。

2)プロテクション担当職員

プロテクションプログラムの概要について意見交換を行なった。プロテクション自体を中核としたプログラム実施に加えて、プロテクションの視点(とりわけ、自身の持つ権利・義務を伝えていくこと、サービスへアクセスができること)を様々な事業の中で持つこと、フィールドで実際に実施していく際の課題等について意見交換を行ない、今後の連携の可能性についても検討した。

6.研修を通じての気づき

1)ファンドレイズの観点からの組織マネジメント

最後に、ファンドレイズ担当部署にて研修を行ない、具体的業務の実施及び担当者のインタビューの中で、ファンドレイズの観点から組織全体を運営する視点を得ることができた。「常にファンドを依頼することを忘れない」、「寄付者のことを徹底的に・中心に・常に考える」という非常にシンプルなことではあるが、日本での今までの業務の中では徹底しきれていなかった視点であり、非常に新鮮であると同時に自身の団体を見直す良い契機となった。

2)誰もがステークホルダーになる社会

ワシントンDCに滞在中に地域のムスリムのグループが中心となって選挙運動を行ない、実際に当選した州議員のレセプションに出席する機会を得た。比較的マイノリティであるムスリムの人たちが連帯し、代表を州議会へ送り込んでいくという取り組みを見る中で、アメリカ社会というのは、誰もがステークホルダーになれる、またステークホルダーになって自分自身で社会を変えることが求められている社会であるのではないか、ということを感じた。

以上

 

※本報告内容は、執筆者の見解によるもので、国際交流基金(ジャパンファウンデーション)の公式見解とは必ずしも一致するものではありません。

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