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日米センターNPOフェローシップ 月次報告(2008年4月・5月)
フェロー:鈴木 歩

報告書リスト

鈴木 歩
日米センターNPOフェローシップ(第8期)
月次研修報告書(2008年4月・5月)

フェロー: 鈴木 歩(シーズ=市民活動を支える制度をつくる会(東京)) 
研修テーマ: ファンドレイジングを実践するための組織運営のあり方を米国の非営利セクターに学ぶ
研修先: ユナイテッド・ウェイ・オブ・ セントラル・インディアナ
研修期間: 2007年8月15日〜2008年5月14日


性格別寄付アプローチの方法

■DiSKという性格診断

ユナイテッド・ウェイ・オブ・セントラル・インディアナでは、DiSKという性格診断がファンドレイジングを進めるトレーニングで取り入れられている。インディアナ大学フィランソロピーセンターが行なうファンドレイジングスクールでも、この性格診断を利用し、ファンドレイズを進めるためのクラスが開講されている。

DiSKは、寄付のスタイルを見極め、周りからのコミットメントと協力を仰ぎ、どう他者にアプローチを効果的にするか学ぶために取り入れられている。人にはそれぞれ特性があるので、ファンドレイザー自身と寄付者の性格をよく理解した上で、効果的なファンドレイズをしようというものだ。

DiSKとは、それぞれD (Dominant) 「主導」、I (Influencing) 「関心」、S (Steady) 「安定」、C (Cautious) 「慎重」を意味している。

■どう寄付を依頼するか

寄付を依頼する側にもさまざまな性格がある。自分にどのような特性があるのかを理解し、他者との関係を理解することで、よりよい関係を築く手助けになる。

それぞれの性格の傾向は次の通りである。

D「主導」が強い性格の場合の傾向
  • 個人的価値のセンスが強い
  • タスク中心の考え、結果が必要
  • ダイレクト・アプローチを好む
  • 基本的な恐れ:何かアドバンテージを失わないか
  • 他人の気持ちを考えない
I「関心」 が強い性格の場合の傾向
  • 楽天的
  • 人を中心に考える
  • 社会的認知を重んじる
  • 基本的な恐れ:社会的に拒絶されること
  • オーガナイズされていない
S「安定」が強い性格の場合の傾向
  • プラグマティック(現実的)、チームプレイをする
  • 家族、人中心の考え
  • 事例を築きあげることを重んじる
  • 基本的な恐れ:安定を失うこと
  • 前進性:受け取ることを好み、与えることをしない
C「慎重」が強い性格の場合の傾向
  • 正確であること。品質コントロールされた人
  • タスク中心の考え
  • 忠実なスタンダードに動かされる
  • 基本的な恐れ:仕事を批判されること
  • 自身についてとても批判的、他人を必要とする

■どう寄付を依頼されたいか

性格によって寄付者はどんな風に寄付依頼をされたいのか。相手に合わせた効果的な依頼の方法を考える参考になる。

それぞれの性格の人と共に働き、結果を得るためのヒントがある。

D「主導」の性格の人と働くこと、結果を得るためには。
  • ダイレクトなアプローチ
  • 他の選択肢を与える
  • 彼らに勝ちを与える
  • 事実に同意しない
  • 戦闘を楽しむ
  • 友達になろうとしない
I「関心」の性格の人と働くこと、結果を得るためには。
  • お友達になること
  • ペースを落として、時間をかけて
  • ジョークを言って楽しんで
  • 彼らにお話をさせて
  • 認知を与えて
  • 説き伏せないこと
  • 人についてお話する
  • 頻繁にフォローアップ
S「安定」の性格の人と働くこと、結果を得るためには。
  • プレゼンテーションはスローダウンして。
  • 信頼を気付いて。
  • 人にフォーカスして。
  • 彼らの必要な事実を与えて。
  • 論理的なプレゼンテーションをして。
  • 少しの同意をして。
  • 注意深く聞いて。
  • 誠意を見せて。
  • 早く切り上げないで。
C「慎重」の性格の人と働くこと、結果を得るためには。
  • データを与えて。
  • 触らないで。
  • 我慢強く、ゆっくりと。
  • データの入ったチラシを使って。
  • たくさんの情報を与えて。
  • コントロールして。
  • 個人的に話さないで。
  • プレッシャーをかけないで。

■効果的なファンドレイズ

性格診断と聞いた時は、それがどうファンドレイズと関係するのか、正直不思議に感じていた。しかし、これは相手本位のファンドレイズを行なうために効果的だ。

ユナイテッド・ウェイ・オブ・セントラル・インディアナでは、募金キャンペーンが始まった直後に、ワークショップが開かれ、自分とチームと寄付者の性格を理解したファンドレイズについて、取り組みが行なわれた。「あの場面でこの寄付者はこう話をしたから、こんな性格の特徴があり、その対応としてはこうしたらいい。」といった活用方法がされている。

また、ファンドレイジングスクールのクラスでは、異なる性格の参加者がチームを組んで、寄付依頼のアプローチを互いにシミュレーション練習をした。その後、練習を振り返り、より良い自身の理解とアプローチ方法について考える機会が与えられた。

ファンドレイジングスクールで強調していたことは、「どの性格がファンドレイザーに向いているということではなく、どんな性格でもファンドレイザーになれる。自分との付き合い方、他人との付き合い方を上手に行なうことで、ファンドレイズも上手くいく」ということだ。

 

※本報告内容は、執筆者の見解によるもので、国際交流基金(ジャパンファウンデーション)の公式見解とは必ずしも一致するものではありません。

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