本文へ 日米センター(CGP)は日本とアメリカにて、助成、フェローシップ、ボランティア、人物交流、情報発信を行なっています。
国際交流基金 日米センター
CGP NY | 国際交流基金 | English | サイトマップ
トップページ
日米センターとは
公開イベント
団体で助成金をお探しの方へ
公募助成プログラム
申請に関するQ&A
採用後の手続きの流れ
助成事業紹介レポート
助成データベース
個人向け支援・ボランティアの機会をお探しの方へ
CGPの人物交流事業
情報室(刊行物、寄稿など)
アクセス
お問合せ
FAQ
更新履歴
日米センター公募助成プログラム
CULCON(カルコン) 日米文化教育交流会
日米草の根交流コーディネーター派遣プログラム
メール配信サービス
コラムス
団体で助成金をお探しの方へ

 

日米センター 地域・草の根交流プロジェクトレポート Vol.5

地域・草の根交流プロジェクトレポート一覧

日米センターでは、日本のNPOの中堅スタッフに、米国NPOでの実務研修の機会を提供するNPOフェローシップ」を実施しています。今回は、2000年にNPOフェロー中原美香氏(NPOリスク・マネジメント・オフィス代表)の研修を受け入れた Nonprofit Risk Management Centerから、その経験やその後の歩みについて書いていただきました。

NPOリスク・マネジメントをめぐる国際交流

Nonprofit Risk Management Center
Melanie L. Herman
 

Melanie L. Herman氏 Nonprofit Risk Management Center(以下、センター)は、NPOの安全、保険、責任に関する取り組みを支援する目的で、1990年に設立された。その主なサービスは、米国内のNPOに対する無償の技術的支援である。こうしたサービスは、主として、センターのWebサイトや、NPOのスタッフや理事メンバーとの電話やEメールを通じて行なわれている。
センターのWebサイトでは、職場での安全に関する全く新しい形式の手引きや、業務推進計画に役立つさまざまな情報など、数多くの報告書や資料を無料で入手することができる。
ワシントンD.C.にある本部には少数のスタッフしかいないが、手頃な価格の出版物を発行するとともに、オンライン・トレーニングや実地講習会の企画のほか、NPONPOを対象とする保険会社に対するコンサルティングも手がけている。

中原美香氏は、国際交流基金日米センター(CGP)の支援を得て、Nonprofit Risk Management Centerにおいて6カ月間のフェローシップを体験した。センターに滞在期間中、企業のボランティア・プログラム関連のリスクについての調査を行なったり、センター主催の研修に参加するほか、センターの主要なパートナーや協力者との話し合いにも同席した。中原氏は、フェローシップの集大成として小冊子を出版し、その中で企業が職員のボランティアを奨励する際のリスク・マネジメント戦略や、NPOが企業からボランティアを受け入れる際の実際的なヒントを提供している。

中原氏という日本の専門家を私たちのような小さなチームの一員として迎えたことにより、大変有意義な体験ができただけでなく、彼女と共に仕事をすることにより、私たちの活動を国際的に展開していくための展望が開けた。フェローシップに協力する以前、私たちは、「センターが開発し提供している資料やサービスを外国のNPOが利用するなど、可能だろうか」という疑問を持っていた。

しかし、フェローシップ以来、長年に渡る私たちの仕事が世界中で理解され、その国の状況に合わせて検討され、NPOに役立つ情報として、あるいは現状を判断するための資料として使われていることがわかってきた。更に、そのように世界に広めていくことで、私たち自身や私たちが支援しているNPOにも得るものが大きいことがわかってきたのである。今、さまざまな国際的活動の機会を模索するなかで、私たちのノウハウや実力が培われ、米国のNPOが直面しているリスク・マネジメント問題の解決にもよりよく貢献できると実感している。私たちは米国や諸外国でNPOを指導すると同時に、世界中のNPOの経験から学んでもいるのだ。

中原氏のフェローシップの終了後まもなく、オーストラリアから、私たちのリスク・マネジメント手法のひとつ、『Nonprofit CARES』をオーストラリアのNPOのために翻案できないかという問い合わせがあった。CGPとの活動で得た経験が役立ち、センターは、2年間にわたってオンライン・システムを開発して立ち上げた。この間、私はオーストラリアを2度訪問し、試行の場面と、完成したシステムを数百人のNPO関係者に紹介するという場面に立ち会うことができた。また、NPOを対象にしたイベントに何度かスピーカーとして出席し、センターのリスク・マネジメント支援を提案するとともに、米国での経験から学んだことについても話をする機会を得た。

2004年にオーストラリアから帰国してまもなく、私は、オランダを拠点とする組織に所属する親しい仲間と会った。彼は、戦略的リスク・マネジメントという分野に関して私たちが開発したトレーニングの幅をさらに広げ、発展途上国で活動するNGOにも紹介していこうという構想を持っており、私たちはこれについて話し合ったのである。以来、私たちは協力して、センターを中心に据えた、世界に通用する画期的なトレーニング・プロジェクトの提案を練り上げた。一方、オーストラリア向けに開発したプログラムも広く利用されており、これからもポータルサイトhttp://www.cares.org.auを通して内容を充実させ、更新していきたいと考えている。

2005年1月には、英国を本拠地とするCharity LogisticsというNPOから私たちに連絡があった。この団体は、NPOが共同購入によって経費を節約するための支援を行なっており、英国内に センターをモデルにしたリスク・マネジメントの拠点を作りたいと考えていたのである。私たちは、この団体のトップを招き、現在および過去の出資者やクライアント・グループを3日間かけて訪問してもらった。私たちは、この団体に今後もさらなる支援を行なっていきたいと考えている。

私たちは、海外への支援のほか、米国内でも「サテライト・オフィス」と提携してネットワークを拡大してきた。州で活躍する7つのNPO支援団体がサテライト・オフィスとして登録し、私たちと共同で活動している。このプログラムは現在3年目を迎えているが、どのサテライト・オフィスもたいへん熱心に取り組んでいる。現在進めているプロジェクトのひとつは、オーストラリアのために開発したコースを、米国内のサテライト・オフィスが普及しやすい内容に適合させていくことだ。このことは、国際交流の経験が国内での活動の強化にもつながるという良い例だと思う。

センターのスタッフと理事は、米国外のNPOと行なった最近の活動はもとより、こうした活動をさらに追求していくことにも前向きである。私たちは、自分たちの取り組みが、今後も日本や各国のNPOにとって有意義な支援に結びついていくと信じている。

Nonprofit Risk Management Center1130 Seventeenth Street, NW, Suite 210
Washington, D.C. 20036

Phone: (202) 785-3891
Fax: (202) 296-0349
http://www.nonprofitrisk.org/
Eメール: info@nonprofitrisk.org
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください。)
Top

TOKYO OFFICE
国際交流基金(ジャパンファウンデーション) 日米センター
160-0004 東京都新宿区四谷4-16-3
Tel (03)5369-6072 Fax (03)5369-6042
NEWYORK OFFICE
The Japan Foundation Center for Global Partnership, N.Y.
1700 Broadway, 15F, New York, NY 10019, U.S.A
Tel (212)489-1255 Fax (212)489-1344