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日米センター CGPスタッフ通信
第6回 米国国際関係論専攻大学院生招へいプログラム 報告

日米センター CGPスタッフ通信

2014年11月

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第6回 米国国際関係論専攻大学院生招へいプログラム 報告

宇波 史子・小野 元(日米センター)


2014年8月17日~26日の10日間、米国の国際関係大学院連合(APSIA)加盟校から選抜された大学院生15名を日本に招き、研修プログラムを実施しました。このプログラムは、米国における知日層育成取り組みの一環として日米センターが主催し、今年で6回目になります。日本研究者の視点から学生に助言を行うアカデミック・アドバイザーのケビン・クーニー氏(元ノースウエスト大学教授)と、修士課程修了後のキャリアについて助言を行うキャリア・アドバイザーのタラ・ジョンソン氏(コロンビア大学)が引率者として研修に同行しました。

まず、東京では、西原正氏(平和・安全保障研究所理事長)、鈴木達治郎氏(長崎大学核兵器廃絶研究センター教授)、添谷芳秀氏(慶應義塾大学法学部教授)の講義を受け、日米安全保障や日本のエネルギー政策、東アジアの国際関係について学ぶと同時に、日本の大学院生と日米安全保障についてディスカッションを行いました。また、駐日米国大使館および外務省北米局を訪問し、幹部の方々からブリーフィングを受けるとともに、若手・中堅の外交官の方々と意見を交換しました。横須賀訪問では、防衛大学校にて山口昇教授による講義を受けた後、研究者の方々と意見交換を行ったほか、米海軍基地を見学し、日米安全保障に関する理解を深めました。個別研究日には、国際開発、エネルギー・環境、安全保障、政治経済の4グループに分かれ、各分野の専門家を訪問し、プログラム終了後に全員が提出を課せられている政策提言を兼ねた報告書に向けたリサーチを行いました。

学生歓迎レセプションにての写真

学生歓迎レセプションにて

防衛大学校でのディスカッションの写真

防衛大学校でのディスカッション

また本年度は、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県牡鹿郡女川町を初めて訪問しました。様々な中間支援に携わるNPOアスヘノキボウ別サイトに移動しますの小松洋介代表理事から民間セクターの復興への取り組みについて講義を受けた後、語り部の方から津波で横倒しになった建物の現場で被災状況をご説明頂いたほか、大型冷蔵施設や仮設商店街、トレーラーハウス別サイトに移動しますなどを見学し、女川町の産業復興への力強い姿勢を肌で感じることができました。仙台市では、公益財団法人地域創造基金さなぶり別サイトに移動しますの鈴木祐司事務局長から、地方の高齢化、産業の縮小など震災以前からの構造的な課題の解決のために、東北地域でどのような取り組みが始まっているか、講義を受けました。

津波で横倒しになった建物の見学(女川町)の写真

津波で横倒しになった建物の見学(女川町)

小松氏の復興についての講義(女川町)の写真

小松氏の復興についての講義(女川町)

広島では、平和記念公園・資料館を見学した後、被爆体験講話を拝聴しました。講話者と学生は、原爆をめぐる日米の立場の違いを乗り越え、平和構築に向けた対話の重要性を共有しました。京都では、立命館大学国際関係学研究科の教員・学生との昼食会別サイトに移動しますを通じ、同世代との交流を行ったほか、クーニー教授がファシリテーターとなり、各自が学びを発表しあいました。これらの日程の他に、和風旅館での浴衣・温泉の体験や、厳島神社、金閣寺、清水寺の見学などを通して、日本の伝統文化に接することができました。

被爆体験講話を終えて(広島)の写真

被爆体験講話を終えて(広島)

仙台市旅館にての写真

仙台市旅館にて

プログラムを終え、学生からは、研究者・実務家から率直な意見を聞くことができ、日本及び日米関係について理解・関心が深まった、今後も日本と関係を保ち続けたいという声が数多く聞かれました。学生ひとりひとりの感想は参加大学院生の声をご覧下さい。学生たちが、日本で得た見識やネットワークを活かして将来の日米関係を担う知日派として活躍してくれることを期待しています。

今回のプログラムも、大勢の皆様の多大なご協力のお陰で実現することができました。ご多忙の中、ご講演をお引き受け下さった専門家の先生方、受け入れて下さった訪問先機関の方々、意見交換に参加をして下さった研究者・学生の皆様、その他プログラムを支えて下さった皆様に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

参加大学院生の声

(Mark Buttweiler カリフォルニア大学)
今回の訪日プログラムは現代日本と米国との経済、安全保障、そして歴史的関係について直接触れ、学ぶことのできる素晴らしい機会だった。CGPスタッフの尽力によりこの10日間、絶え間なく様々な分野の研究者・実務家と会うことができた。

(Jenna Gibsonジョージタウン大学)
忘れがたい旅行となった。同様の問題意識を有する仲間と共に二つとない特別な日本体験をした。このプログラムは素晴らしい。

(David Gitterジョージワシントン大学)
プログラムに参加したことで、私の日本に対する見方は変わった。地域の安全保障、国内問題、日米関係における日本の立場についてより幅広く学ぶことができた。10日間の日程で、大学院レベルの1学期分の授業を受けた気分だ。今回は私にとって初の訪日であり、日本の政治、文化、社会について正確な知識を得たと思う。

(Whitney Hootメリーランド大学)
このプログラムへの参加が認められ、とても驚き、わくわくした。他の参加者に出会ったときには、圧倒されると同時に気後れした。アジア太平洋地域についてこのように知識が豊富で優秀な学生グループと行動を共にするのは初めてであった。講義、ディスカッション、訪問先からは非常に多くを学んだが、プログラムに一緒に参加した仲間からもまた多くを学んだ。日米関係、国際関係、安全保障、そして日本について非常に深い知見を得た、素晴らしい経験だった。

(Rebecca Hostetlerデンバー大学)
短期間の滞在ではあったが、今回のプログラムにより、私自身の日本に対する知見と将来のキャリアの可能性が広がったと思う。このプログラムに参加できたことにとても感謝している。全ての活動は素晴らしく準備されていたが、特に有意義だったのは、グループの参加者皆で一緒に経験を共有することで、彼らの視点からも同様に学ぶことができた点。忘れがたい体験である。

(Nicole Kesslerミネソタ大学)
(プログラム参加によって)日本の歴史、文化、日米関係の重要性についてより深い理解を得たと思う。例えば日本に関するニュースにもっと関心を持つなど、今後は日常生活において日本についてより意識をするようになるだろう。今度は夫と一緒に北海道を旅行したい。今回の旅行で学んだので、次に来る時は自信を持って巡れそうである。

(Daniel Khalessiイェール大学)
日米同盟は太平洋地域における国際的安定の要である。このプログラムにより、素晴らしい日本の歴史、文化、現代日本の原動力について直接触れることが出来た。国際交流基金CGPに感謝するとともに、(自分が)将来の日本の友人となることを楽しみにしている。

(Saumya Kurupジョンズ・ホプキンス大学)
このプログラムは、日米関係の多面性と日本の積極的なパートナーであることの重要性を認識する素晴らしいプログラムである。私達(日米)の同盟関係は、恐ろしい戦争と悲劇という普通でない状況から生まれたもので、国同士が過去の悲劇から再び敵対する様子をしばしば見ていると、一見、日本の復興後に日米両国がなぜ同盟関係を維持できたのか、不思議にも思う。(日本国民の)平和への決意、過去の戦争を乗り越え現代・未来の協力関係を構築しようとする決意は素晴らしく、この決意がこのプログラムの随所−仙台における大震災と津波からの復興への努力、広島における過去の惨劇を謹厳な目で直視することで日米両国の平和へのコミットメントを確保しようとする姿勢、そして首都東京における安全保障を含めた政策への努力−で輝いて見えた。

(Emily Rodriguezピッツバーグ大学 )
言葉にするのは難しい。素晴らしい歓待を受けた。どの講師も、また研究日の訪問先関係者も熱心に彼らの専門分野について語ってくれ、私たちの質問に答えてくれた。多様でしっかりした中身の日程で、日本の国内・国際政策課題について様々な知見を得た。それぞれの専門家には、彼らの仕事、日本、また日米関係についての自負が見られた。私は自分の専門分野において今後も日米両国の強い絆を継続していきたいと思う。
引率のCGPスタッフ、ガイドさんの木目細やかなサポートのお陰で、この日本体験がより素晴らしいものとなった。彼らはまさに私の今回の体験における”顔”であり、この訪日を素晴らしいものにしてくれた。心から感謝の意を表したい。

(Emmett Sappプリンストン大学)
当初の期待をはるかに上回る知見と、(日本の)研究者・実務家との対話の機会を得ることができた。楽しくまた大変勉強になった。日本に関心を持つ米国の政策リーダーらに是非勧めたい。

(Eugene Shapsyukジョージタウン大学)
感謝の気持ちで一杯である。今回の訪日前に私は日本についてほとんど何も知らなかった……このプログラムによって日本の文化・歴史・政策について直接的に学ぶ機会を得ることができたことに心から感謝している。
今回の訪日で、この国とこの国の人々のことが大好きになった。町の清潔さ、活気、魂、人々の尊敬の念、暖かさ、丁寧さ、困難に直面した時の忍耐強さ、また、特に戦争や日米関係においては愛する事、許す事、思いやりの念に心を打たれた。
この暖かい気持ちは言葉にするのが難しい。さよならではなく、将来再び出会えることを楽しみにしている。ありがとうございました!

(Clint Shoemakeタフツ大学)
日米関係は和解と寛容の力の証明。悲惨な戦争の後で両国が協力し合って世界の安全、繁栄、自由を築き上げたことは本当に素晴らしい。

(Brett Tolmanイェール大学)
世界政治において、日本と日米関係の継続的な原動力及び深化する重要性について多くの見識を提供する素晴らしいプログラム。政治経済分野の高官や民間の専門家、被爆者との対談を提供するこのようなプログラムは他にない。人生観が変わった。

(Diana Wonミシガン大学)
日本の政治・経済状況について学ぶ機会を提供してくれる素晴らしいプログラム。今後、私は日本の政策や人々についてより強い関心を持つだろう。短期間で多くを学び、同じように国際問題に関心を持つ他校の学生と友情を育むことが出来た。日本を訪問し、専門家・政府高官らと出会う機会をもらえたことに感謝している。

 

第6回米国国際関係論専攻大学院生招へいプログラム参加大学院生
氏名 関心分野 大学院
Mark Buttweiler 開発経済政策・韓国研究 カリフォルニア大学
Jenna Gibson 安全保障・文化外交 ジョージタウン大学
David Gitter 安全保障・米中外交政策 ジョージワシントン大学
Whitney Hoot 環境・エネルギー政策 メリーランド大学
Rebecca Hostetler 国際金融・貿易・経済政策 デンバー大学
Nicole Kessler エネルギー・環境・科学技術政策 ミネソタ大学
Daniel Khalessi 安全保障 イェール大学
Saumya Kurup エネルギー・経済政策・南アジア研究 ジョンズ・ホプキンス大学
Emily Rodriguez 国際政治経済・貿易政策 ピッツバーグ大学
Emmett Sapp 安全保障 プリンストン大学
Eugene Shapsyuk エネルギー・貿易政策 ジョージタウン大学
Clint Shoemake 国際開発・エネルギー・環境政策 タフツ大学
Brett Tolman 国際貿易政策 イェール大学
Diana Won 国際開発・外交政策 ミシガン大学
Calita Woods 安全保障・国際開発政策 アメリカン大学

 

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