国際交流の夕べ 能と狂言の会 2011

国際交流の夕べ 能と狂言の会 -An Evening of Noh and Kyogen-

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)京都支部では、海外からの留学生や研究者など、外国人の方々に日本の文化にふれていただくことを目的として「能と狂言の会」を開催します。

日時 2011年10月31日 月曜日 18時開場 18時30分開演
会場 金剛能楽堂アクセス
京都市上京区烏丸通一条下ル 電話:075-441-7222

公演ポスターはこちらからご覧頂けます。
国際交流の夕べ 能と狂言の会』 【PDF:3.78MB】
演者・演目 狂言 / 茂山 千五郎 師「鎌腹(かまばら)」
能 / 金剛 永謹 師「雪(ゆき)」

演目紹介

狂言 「鎌腹(かまばら)」

狂言 「鎌腹(かまばら)」の舞台写真

【鑑賞】 夫の太郎が怠けて山へまきを取りに行かないので、妻は怒って、鎌を結びつけた棒をふりあげて追い回す。仲裁人が入って、太郎に棒と鎌を持たせ、妻を連れて立ち去る。ひとり残った太郎は、女に侮辱されるより死んだほうがよいと、鎌をふりあげて腹へ突き刺そうとするなど自殺を試みるが、気がおくして死にきれない。結局、自殺は断念して山へ行くことにするが、結末の筋は流派により異なる。大蔵流では、夫のうわさを聞いた妻が止めに来てわびるので、太郎が臆病ゆえに死ねなかった心の内を明かすと、妻は再び怒って夫を追い込む。和泉流では、自殺をあきらめるところで謡ガカリとなり、通りかかった顔見知りの小娘(舞台には登場しない)に妻への伝言を頼んで山へ出かけてゆく。大蔵流にも古くは夫婦和解で終わる演出もあった。
夫婦の葛藤と情愛の機微、男の虚栄心と生への執着を風刺的に描いた写実的な狂言で、シテの独演的要素が強い。

羽田昶

『〔新訂増補〕能・狂言辞典』(平凡社,1999年)より

能 「雪(ゆき)」

能 「雪(ゆき)」の舞台写真

【鑑賞】 諸国を回る僧が摂津国野田までやってくると、にわかに大雪となった。雪の晴れ間を待っていると、雪中から美しい女が現れ、迷いを晴らしてほしいと頼み、雪の精かとみるうち、月明かりに袖をひるがえして舞い(<序の舞>)、夜明けとともに姿は消えた。  『文選(もんぜん)』にみえる曹子建「洛神の賦」の「流風廻雪を以って美人之飄揺に比す」(雪の舞うさまを美人の舞にたとえた)を、そのまま舞台化したもの。

【小書】 雪踏(せっとう)之拍子。常にこの小書を付し、盤渉(ばんしき)の<序の舞>で、拍子を踏むときは音を立てない。太鼓を入れる伝えもあるが、上演はほとんどみない。

味方健

『〔新訂増補〕能・狂言辞典』(平凡社,1999年)より

出演者プロフィール

茂山千五郎

狂言師 茂山 千五郎 師
1945年生。大蔵流四世茂山千作(人間国宝・日本芸術院会員)の長男として、祖父三世千作、父四世千作に師事。1949年『伊呂波』のシテにて初舞台を踏む。
1973年欧州公演を皮切りに、欧米各地での海外公演を行う一方で、1976年に若手だけの「花形狂言会」を主宰。1986年重要無形文化財総合指定保持者に認定。2004年京都府文化賞功労賞、2008年文化庁芸術祭賞大賞を受賞。
1990年には国際交流基金の派遣により東南アジアでも公演を行う。
1994年7月大蔵流十三世茂山千五郎を襲名。

 金剛 永謹

能楽師 金剛 永謹 師
金剛流二十六世宗家。1951年、金剛流二十五世宗家金剛巌の長男として生まれる。5歳の時、仕舞『猩々』で初舞台を踏む。同志社大学文学部卒業。
1984年京都市芸術新人賞、1986年京都府文化賞新人賞、2005年京都府文化賞功労賞を受賞。1991年重要無形文化財総合指定を受ける。1998年金剛流二十六世宗家を継承。
主なる開曲は、『道成寺』『安宅』『木賊』『卒塔婆小町』『檜垣』等である。又、北米、カナダ、スペイン他諸外国への公演団長として活躍する。
社団法人 日本能楽会常務理事、金剛会名誉会長、財団法人 金剛能楽堂財団理事長、京都市立芸術大学非常勤講師。

主催 国際交流基金(ジャパンファウンデーション)京都支部
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)関西国際センター
協力 公益財団法人 金剛能楽堂財団
後援 京都府、京都市、京都市観光協会、京都新聞社
入場料 <全席自由席>
一般/3,500円  学生/2,000円
※団体割引(20名様以上):10%OFF
チケット販売 金剛能楽堂国際交流基金京都支部
9月1日発売開始
お問い合わせ先 国際交流基金京都支部  電話:075-762-1136
〒606-8436
京都市左京区粟田口鳥居町2番地の1 京都市国際交流会館3階

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