クルト-ユルゲン・マース博士講演会 「文化外交:外交におけるソフトパワーの可能性と限界」

チラシ
講演会チラシ【PDF:251KB】

ドイツのソフト・パワー政策を担っている機関の一つであるドイツ対外関係研究所の事務局長を1998年~2008年の10年にわたり務めたクルト-ユルゲン・マース博士をお迎えし、ドイツならびにEUの文化外交についての講演会を下記の概要にて開催いたします。当日は、渡辺靖慶應大学教授にもご登壇頂き、マース博士のご講演内容についてコメント頂きます。また、ご来場のみなさまとも活発な質疑応答を予定しておりますので、是非、ご来場下さい。

講演概要

この20年間、対外文化政策は信じがたいほどの速さで変化を遂げている。これまで考えられなかったテーマが次々と誕生し、絶え間ない挑戦にさらされている。そして、多様なパートナーとライバルとが輩出している状況となっている。当然、文化外交は外交政策上においても極めて大きな役割を果たすようになっている。米国におけるサミュエル・ハンチントンらの文明の衝突に関する議論は、ソフト・パワー論、パブリック・ディプロマシー論に多大な影響と議論を巻き起こし、革新的な発想や刺激をもたらした。

かつての対外文化政策の課題とは、ある文化圏の価値を他の地域に転移し、紛争などの危機を予防し、政治システムを転換することにあった。しかし、ある政府では国家が運営する国際テレビ局を傘下に置き検閲や言論統制を行っている場合もある。他方、新興国である中国やロシアでは、文化面においても国際的な競争力を増強している。

果たして、われわれはどこへ向かおうとしているのか、外交政策の中におけるソフト・パワーはどれほど有効なのか、あるいはソフト・パワーの限界とは何か。このような状況においてドイツならびにEUの文化外交はどのように対応しようとし、また日本はどのように文化外交を発展させようとしているのか、などについて議論する。

開催概要

日時

2013年9月19日(木曜日)18時30分~21時(18時開場)
※講演会終了後、交流会を開催。
※講演は英語で行います。同時通訳(日本語・英語)有

会場

国際交流基金JFICホール[さくら]

〒160-0004 東京都新宿区四谷4-4-1 アクセス
主催 国際交流基金
後援 駐日ドイツ連邦共和国大使館 ロゴ
出演者 基調講演:クルト-ユルゲン・マース ドイツ対外関係研究所元事務局長
コメンテーター:渡辺 靖 慶應義塾大学環境情報学部教授
定員 70名(先着順、無料)
進行 開会
主催者挨拶
クルト-ユルゲン・マース博士 講演
渡辺靖 教授 コメント
Q & A
交流会
閉会
お申し込み ご氏名、ご所属、連絡先(メールアドレスとお電話)をご記載の上、Eメールでお申込ください。
メールアドレス : JFIC@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください)

出演者プロフィール

クルト-ユルゲン・マース ドイツ対外関係研究所元事務局長

クルト - ユルゲン・マース1943年生まれ。ハンブルグ、ローザンヌ、ストラスブルグなどの大学で法律を専攻。ハンブルグ大学で博士号を取得。NATO議会会議、フンボルト財団、連邦政府教育省、ドイツ科学評議会での勤務を経て、1998年~2008年の10年にわたりドイツ対外文化研究所事務局長として活躍。テュービンゲン大学政治研究所の名誉教授でもある。研究の専門領域は文化外交、ヨーロッパと中東との対話、危機予防。また、外交に関するコンサルテーションも行っており、ドイツでの文化外交論の第一人者。

渡辺 靖 慶應義塾大学環境情報学部教授

渡辺 靖1997年ハーバード大学で博士号を取得(社会人類学)。オックスフォード大学、ケンブリッジ大学の客員研究員などを経て、現在、慶應義塾大学環境情報学部教授。専門はアメリカ研究、文化政策論。2003-2004年に国際交流基金安倍フェローとしてハーバード大学ウェザーヘッド国際問題研究所に所属。2005年に日本学士院学術奨励賞受賞。2007年にケンブリッジ大学ダウニングカレッジフェロー。アメリカ学会理事、外務省「広報文化外交の制度的あり方に関する有識者懇談会」委員、「外交」編集委員、朝日新聞書評委員などを務める。単著に、『アフター・アメリカ-ボストニアンの軌跡と〈文化の政治学〉』(2004。サントリー学芸賞、アメリカ学会清水博賞)、『文化と外交:パブリック・ディプロマシーの時代』(2011)など。編著にSoft Power Superpowers: Cultural and National Assets of Japan and the United States (2008)など。

ドイツ対外関係研究所(Institut für Auslandsbeziehungen、通称ifa)について

世界の人々と文化が平和かつ繁栄して共存することに関与することを目的として設立された連邦政府外務省所管の機関であり、展示や対話、会議などを通じ芸術と文化交流を促進する活動を行っている。また、文化外交の中核機関として、市民社会、文化の実践、芸術、メディア、科学といった分野を通じて世界とドイツをつないでいる。また、国際文化関係に関し関係づくりを主導し、仲介し、そして記録を保管している機関でもある。
URL http://www.ifa.de/

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[お問い合わせ]

国際交流基金 コミュニケーションセンター
担当:菅野

電話:03-5369-6075  Fax:03-5369-6044

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