平成14年度 国際交流基金賞/奨励賞 プロフィール > ワルシャワ大学 東洋研究所 日本韓国学科
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国際交流奨励賞
ワルシャワ大学 東洋研究所 日本韓国学科
ポーランドにおいて最も古い伝統を有するワルシャワ大学日本学科は、1919年の創設以来、83年にわたってポーランドの日本研究・日本語教育の発展に貢献してきた。
当初は中国学の一部としての認識が強かった日本学であるが、ヴィエスワフ・コタンスキ教授らのたゆまぬ尽力が、質の高い研究成果と優れた研究者の輩出を生み、現在では言語教育、文学・演劇、思想・宗教、歴史、言語学などの各分野で多岐にわたる研究が展開されている。
後続の日本学科を有するアダム・ミツキエヴィッチ大学、ヤギェロン大学との緊密な連携のもと、ポーランドのみならず中欧の日本研究の中心的存在として多大なる貢献を行なっている。
沿革および目的
ヨーロッパにおけるジャポニスムの影響による日本への関心の高まりが、ワルシャワ大学における日本研究の気運を招き、第一次世界大戦終結に際しての新設学部のひとつとして、日本学科が設立された。
第二次世界大戦中から戦後にかけて、ヴィエスワフ・コタンスキ教授が日本研究の基礎を築き、日本学は徐々に中国の影響を脱して独自の発展を遂げ、現在に至っている。
すでに12名の研究者が日本学博士号を取得し、古典から現代までの幅広い日本文学の翻訳や、日本文学・日本史のすぐれた教科書を刊行するほか、日本文化を紹介する専門雑誌「ヤポニカ」やシリーズ「日本文学図書館」を刊行するなど、名実ともに日本研究における中欧の主導的な地位を保っている。
沿革
1919 | ポーランドで最初の日本語講座を開設 |
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1933 | 日本語講座、中国学科に合併(主任教授:ヤン・ヤヴォルスキ(日本学専攻)) |
1952 | 日本学専攻学生のための修士課程ゼミ開設 |
1955 | 日本語講座(修士課程)開設 |
1978 | 東京大学との間に「学術交流の実施に関する合意書」調印 |
1991 | 韓国学科を合併、日本韓国学科となる |
1991 | 日本学科のイニシアチヴで、ポーランド日本学基金設立 |
1994 | ワルシャワ大学日本語教育75周年国際会議を開催 |
2002 | 日本学専攻課程(5年)を学士課程(3年)と修士課程(2年)にカリキュラム再編 |
2003 | ヨーロッパ日本研究者会議(EAJS)総会主催(予定) |
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