平成16年度 国際交流基金賞/奨励賞 受賞者プロフィール
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- プロフィール
国際交流基金賞
穐吉 敏子(あきよし としこ) 氏 (ジャズピアニスト・作曲家) [日本]
経歴 |
旧満州(現在の中国・遼寧省)の遼陽に生まれる。引揚げ後、九州の駐留軍クラブのピアニストとなる。上京後、1951年に渡辺貞夫を加えコージー・カルテットを結成。1953年、来日したオスカー・ピーターソンに認められ、ノーマン・グランツの手で初録音を果たし、アメリカのジャズ・シーンに紹介される。1956年、米国バークリー音楽院に奨学生として留学、1959年に卒業。1973年、ロサンゼルスで夫ルー・タバキンと「トシコ・タバキン・ビッグ・バンド」結成。1977年に水俣病を題材にした「ミナマタ」を含むアルバム「インサイツ」が『ダウンビート』誌のベストアルバムに選ばれる。1983年、ニューヨークで「穐吉敏子ジャズオーケストラ」結成。1999年、ジャパンファウンデーションの派遣助成を受けて南米(チリ、ブラジル)を巡回公演。2001年、「ヒロシマ そして終焉から」を広島で初演。2003年、リンカーン・センターでビッグ・バンド結成30周年記念公演。同年、カーネギーホールでオーケストラ解散コンサート。2004年秋、セクステットでの来日公演が決定している。 |
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著作 |
『ジャズと生きる』(1996、岩波新書) 代表曲『ロング・イエロー・ロード』『すみ絵』『孤軍』『ミナマタ』『花魁譚』など多数。 |
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受賞歴 |
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国際交流奨励賞
文化芸術交流賞
ジェームズ・クワント氏 シネマテーク・オンタリオシニア・プログラマー【カナダ】
略歴 |
サスカチェワン大学卒業後、1985~90年ハーバーフロントセンターの映画部門を経て、1990年よりシネマテーク・オンタリオの上映企画を担当。世界の映画史をテーマとした特集上映で知られるシネマテークにて、日本の監督の作品を精力的に紹介してきた。1991年ジャパンファウンデーションの招へいにより訪日。2000年より現職。 |
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業績 |
1990年から現在にかけて、黒沢明、鈴木清順、今村昌平、市川崑、深作欣二、溝口健二、小津安二郎などの作品巡回上映会を実施。映画批評や映画史に関する論文多数。北米地域を中心に講演多数。 |
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受賞歴 |
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国際交流奨励賞
日本語教育賞
李 德奉(イー・トクボン) 氏 同徳女子大学校 外国語学部教授【韓国】
経歴 |
ソウル教育大学教育学科、国際大学日本語科卒業後、筑波大学にて修士号(国際学)、博士号(言語学)を取得。1983年より同徳女子大学校外国語学部日本語専攻教授。2001年より明海大学外国語学部日本語学科客員教授。1999~03年韓国日本学会会長。 |
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著作 |
『メタファーの心理学』(1990) 『マルチメディア言語教育の理論と実際』(共著、1999) 『ふれあい日本語』(日・韓・中3カ国版/2001~2002) 『総合的日本語教育を求めて』(共著、2002) など多数。 |
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受賞歴 |
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日本研究賞
高良 倉吉(たから くらよし)氏 琉球大学法文学部教授【日本】
経歴 |
愛知教育大学卒業後、沖縄史料編纂所、沖縄県立図書館史料編纂室専門員、沖縄県立博物館主査、浦添市立図書館長を経て現職。九州・沖縄サミットの際、会場となった首里城の復元に貢献。 |
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著作・ |
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