2009年度国際交流基金地球市民賞 受賞団体

文化・芸術による地域づくりの推進

2009年度 受賞

特定非営利活動法人

自然生(じねんじょ)クラブ

茨城県つくば市

代表者
柳瀬 幸子
設立年
1990年
ウェブサイト
http://jinenjophotoalbum.wixsite.com/jinenjo-club
自然生(じねんじょ)クラブの活動の様子

活動内容

自然生クラブは、つくば市田井地区に知的ハンディのある人を含む組織を作り環境保全型農業を営み、ケアホーム「森の家」、グループホーム「山の家」、機能訓練や表現活動を行う「田井ミュージアム」(大谷石造りの倉庫)、「カフェ ソレイユ」等を拠点としています。リトアニアの「国際知的障がい者演劇祭」への参加を機に、北欧、アジアなどの知的ハンディのある人との交流を開始し、「ディファレント・アーティスト・イン・レジデンス」にてアーティストを招くほか、デンマーク、イギリス、香港の演劇祭で「創作田楽舞い」を披露しています。

受賞後の変化

団体の活動が広く知られるようになったことは、大変うれしいことです。「地球市民賞」という言葉の持つ、ファジーではありますが未来志向で何かロマンティックな響きが私たちを勇気づけました。

これからのビジョン

社会福祉が単なるサービス事業ではなく、多文化共生社会の実現だと考えています。同じく国際交流も多文化共生への意志を持ち続けなければなりません。これからもこのパラダイムを掲げて福祉と国際交流を結びつける活動をつづけていきます。

最新の活動

  • 自然生(じねんじょ)クラブの最新の活動1
  • 自然生(じねんじょ)クラブの最新の活動2

2016年は、香港の3つの福祉団体と交流を深めました。シンポジウムや交流会、研修、記念植樹を行いました。2017年はマレーシアの芸術祭に招へいされています。アジアの共通の身体性と文化・芸術、その元になっているアジア的コミュニティーのあり方の異同を再考する機会が続きます。

受賞団体からのコメント

ドメスティックとグローバルは相いれないと考えていましたが、ドメスティックな活動は終着点ではなく出発点だと考えるようになりました。ホームグランドをしっかり持つこと、ドメスティックな活動をしっかり行うことが草の根の国際交流につながるのではないでしょうか。

多様な文化の共生の推進

2009年度 受賞

特定非営利活動法人

浜松NPOネットワークセンター

静岡県浜松市

代表者
井ノ上 美津恵
設立年
1998年
ウェブサイト
http://www.n-pocket.jp/
ソーシャルメディア
http://npocket.hamazo.tv/
浜松NPOネットワークセンターの活動の様子

活動内容

浜松NPOネットワークセンター(通称N-Pocket)は、人口の約4%弱、3万人が外国人市民である浜松市において、多文化共生事業に取り組んでいます。市民の理解を促す「コミュニティ・アート」の手法を取り入れ、シャッター商店街での路上演劇祭、大壁画・映像制作などを実施。教育、医療、アートを3つの柱に、人々をつなぐ「ネットワーカー」を目指し、障害者の職場定着サポート、外国人向け高校進学ガイダンス、環境再生プロジェクト、夏休み水辺の体験プログラム、森林ネットワーク事業に取り組んでいます。

受賞後の変化

・講師に呼ばれる機会が増えました。
・多文化事業に若いスタッフを雇用することができました(2007~2013年 計3名)
・2003年のミューラル事業に関わった当事者が、多文化共生のリーダーとして活躍するようになりました。

これからのビジョン

ソーシャルインクルージョン「誰をも排除しない社会づくり」を具現化するために、多様な人々の社会参加支援を行っていきます。

最新の活動

  • 浜松NPOネットワークセンターの最新の活動1
  • 浜松NPOネットワークセンターの最新の活動2

外国人を含む「貧困の子ども支援」に2016年から着手して、学習支援や居場所支援、相談、情報提供などを、複数のNPOのネットワークで取り組んでいます。

文化・芸術による地域づくりの推進

2009年度 受賞

特定非営利活動法人

グリーンバレー

徳島県神山町

代表者
大南 信也
設立年
2004年
ウェブサイト
http://www.in-kamiyama.jp/
グリーンバレーの活動の様子

活動内容

グリーンバレーは、過疎化した地域が生き残るための解決策を見出そうとアートを柱にグローバルで創造的な地域活性化を図っています。神山アーティスト・イン・レジデンス事業における海外アーティスト支援、アートの森整備、劇場寄井座の再生に取り組むほか、東京の美術大学と連携し「ムサビ神山インターンシップ」を受け入れています。「創造的過疎」をうたい、地域に必要な移住者人数を割り出して必要な職業の人々を受け入れ、さらにIT企業のサテライトオフィスや宿泊施設が開設され、地域に活気をもたらしています。

受賞後の変化

副賞を元にコワーキングスペース開設に投資し、ITやデザイン系の人々が集う場所づくりができました。ここで、消費者庁移転の試験運用も昨年実施されました。また、国内外の認知度があがり、より多彩な人々が集まるようになったようです。一昨年にWashingtonPost紙で大きく記事にして頂いたことで、アメリカから直接、神山へ来町される方も出てきました。

これからのビジョン

これまで以上に、ミッションである「日本の田舎をステキに変える!」に邁進したいです。その根幹となる、人づくり=新しい「教育」事業を中心に、多様な人の知恵を活用、融合させることで新規事業の「インキュベーション」も行っていきたいと考えています。

最新の活動

  • グリーンバレーの最新の活動1
  • グリーンバレーの最新の活動2

2016年4月 町と一般社団法人神山つなぐ公社設立。
2016年5月 神山町の空き家改修を一緒に進めた建築家集団「BUS」がヴェネツィアビエンナーレ国際建築展に出展
2016年11月 今年のアーティストインレジデンス終了。新たな作品が町に加わりました。
2017年1月 Webサイト「イン神山」リニューアル。認定NPO取得予定。

受賞団体からのコメント

町には、6次産業プロジェクトから実現したレストランがオープンするなど、多彩なお店やスポットが続々とできつつあります。まだの方は是非一度、そうでない方も、またぜひ神山を”体験”にお越しください。

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