2007年2月のイベント報告 中国人留学生と過ごす春節の大晦日

 

中国人留学生と過ごす春節の大晦日の写真

あちこちで交流の輪が広がりました。

中国では毎年大晦日の夜7時から、「春節晩会」というテレビプログラムの放映があります。これは日本の紅白歌合戦に似ていますが、歌だけでなく、踊りあり、漫才ありとバラエティに富んだ内容で、深夜まで続くそうです。

広大な中国では、地域によって春節の過ごし方に少しずつ違いがあるようですが、東北地方出身の丁寧さん(ジャパンファウンデーション職員)の場合、大晦日は家族が集まって、この番組を見ながら餃子を作ります。一説には、中国語の餃子の発音「チャオズー」が、年と年が交錯するという意味の中国語「交子」の発音と同じことから、年越しに餃子をつくるのだそうです。年をまたいで、できたての餃子を水餃子にし、家族揃っていただきます。
お正月には、水餃子の残りを焼いて食べるそうです。年が明けると親戚が集まり、麻雀をしたり爆竹を鳴らしたりして楽しみます。子どもたちは「圧歳銭」(お年玉)をもらいます。

 

みんなで楽しんだ餃子作りの写真

みんなで楽しんだ餃子作り。

さてお台場での大晦日(2月17日)は、日本人、中国人合わせて120名ほどが参加。楽しくにぎやかにお祝いしました。

中国人留学生の方々は、前日から大量の白菜、ニラなどをみじん切りにし、調味料を加えてねかせる、当日は朝早くから粉をこねて下地作りをするなど、一生懸命準備してくださいました。120名の参加者を満足させる餃子の会の準備は、買い物一つとっても大仕事だったと思われます。

会場は春節の雰囲気を盛り上げる赤と金の賑々しい飾りつけ。テーブルごとに中国人の餃子作りの名人がつき、彼らの丁寧な指導で、みんなが楽しく餃子作りに挑戦しました。麺棒を使って生地を伸ばし、餃子の皮を作るところから始めます。用意されていた具材をつめ、皮をつまんで閉じるのですが、そのやり方も地方によって特色があります。
中国の方たちは男性も女性もみんな、餃子作りがとても上手です。

「普段はお料理なんて全然やらないのですが、餃子だけは自然と手が動くんです。」と中国人の女子学生。「でもここに来てみんなで餃子を作ってみると、地域によって作り方が全然違うのにびっくりしました。今までは自分のやり方が中国共通だと思っていたのです。日本に留学して、中国もいろいろなんだと改めて思うようになりました。」と、日本で過ごす春節から学んだことを語ってくれました。

できあがった餃子は早速大なべで茹で上げられ、湯気を立てたままテーブルへ。それをみんなで立ったままほおばるという、楽しい経験をしました。中国の方が初心者のつくる餃子を大目にみてくれたためでしょうか。できあがった水餃子は、どれも皮がちょっと厚めでした。

日本の友人に本格的な中華料理をふるまいたいという中国側の好意で、ピーマン、茄子、ジャガイモを炒めた中国東北地方の料理「地三鮮」、それに日本でもおなじみの「麻婆豆腐」がテーブルに並びました。中国人留学生が腕を振るってくれたお料理は、さすがに「おいしい」のひとことにつきます。中国の友人と一緒に食べると、そのおいしさもひとしおです。

 

喝采を浴びたLaLaLaのダンスの写真

喝采を浴びたLaLaLaのダンス

第二部の交流の時間には日本側から、PUFFYTRFなどのバックダンス経験のある増田哲也さんはじめ、ダンスグループLaLaLaの3人が友情出演。息の合ったダンスを披露して、喝采を浴びました。中国側は楽器演奏や合唱を披露してくれました。混声合唱「相親相愛」という歌に込められたメッセージは、当日の雰囲気にぴったりでした。

JFサポーターズクラブからは幅広い年齢層の会員が参加してくださいましたが、特に若い会員の参加が多く、中国人留学生との交流の輪が広がりました。ここで芽生えた友情が、これから大きく育つよう願っています。
(情報センター 鈴木真理)

 

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