JFサポーターズクラブ11月のイベント アフリカ、ザンビアでの音楽指導 報告会 & ミニライブ 報告 1

 

アフリカ、ザンビアでの音楽指導 報告会&ミニライブ

 

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報告会の様子

11月28日に、JFサポーターズクラブ11月のイベントを行ないました。2009年7月~8月、ジャパンファウンデーションの派遣により、アフリカのザンビア共和国を訪れ、音楽指導をされた、フルート奏者の岡部マリー・ロレンツさん、クラリネット奏者の橋爪恵一さん、トロンボーン奏者の村上準一郎さんにお越しいただき、ザンビアの状況や音楽指導の様子を報告していただき、クラリネットとトロンボーンの演奏もしていただきました。

 

 

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ザンビア共和国大使館にお借りしたパネル

今回のイベントはザンビア共和国大使館の後援をいただきました。ザンビアのパネル写真、DVD、楽器をお借りし、また、ザンビアのパンフレットとコーヒーのご提供をいただきました。それだけでなく、ザンビア共和国大使館のケネディ・Mシパンデ参事官とご夫人、ご子息もイベントに出席してくださいました。

 

デンマーク出身の岡部さんは、現在は日本にお住まいですが、お母様がザンビアに50年近く住んでいらっしゃって、ご自身もジンバブエで育つなど、アフリカへの関わりを深くもたれています。今回の報告会には、通訳として岡部さんのお嬢様の勝子さんも参加してくださいました。

ザンビアの首都ルサカにあるエブリンフォン・カレッジという学校に、2004年、日本の文化無償協力によりピアノ、打楽器、管楽器が購入されました。日本からプロの音楽家も来て指導をしてほしい、と岡部さんが相談を受けたことが、今回の事業のきっかけでした。

 

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岡部マリーさん

知人を通じて、村上さんと橋爪さんにこの話が行き、3人は2005年11月にザンビアを訪れました。村上さんと橋爪さんは初めてザンビアの土を踏むこととなりました。

村上さんは、「一生のうちでアフリカに行くことなどないと思っていました。ザンビアがどんな国なのか想像もつきませんでしたが、行ってみると気候も人も素晴らしい国でした」と話されました。

橋爪さんは、「最初はHIVが多いとか、マラリアにかかるのではないかという印象が強かったので、心配でしたが、普通に生活できる、安心して行ける国だとわかりました。」と言います。

 

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たくさんの方にご参加いただきました

エブリンフォン・カレッジでは、橋爪さんが木管楽器、村上さんが金管楽器、岡部さんがフルートを教えました。クラリネットなどのリード楽器には、葦の一種の茎で作られるリードという小さく薄い板状のものを使うのですが、演奏家は10枚入りのリードを買ってもその中でよいものを1、2枚選んで使い、残りは使わないことが多いそうです。ザンビアではリードも不足しているので、余っているリードを日本で寄附してもらい、ザンビアに持っていくことにしました。広く呼びかけ、新聞などにも取り上げられたため、かなりの数のリードとマウスピースを持っていくことができました。日本では使われなかったリードは、乾燥したザンビアではとてもよい状態になって使われるそうです。 2005年の初の渡航では、楽器の点検とメンテナンスから始め、カレッジの先生と生徒に演奏法や教授法の指導をしました。カレッジには以前青年海外協力隊で音楽指導の日本人が派遣されていたため、学生たちは赤とんぼやふるさとなどの日本の歌を知っており、日本人にもなじみがあったようです。

しかし、先生方に指導をしようとしても、自分たちの授業があるため、なかなか揃わなかったり、授業中でも携帯に電話が来ると、電話に出て教室を出て行ってしまったりと、日本とは習慣が違うため、指導をするうえでの戸惑いもありました。合奏をするという習慣もあまりなかったようなので、合奏の仕方も指導しました。

 

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指導をする村上さん(左)と橋爪さん(右)

2005年に帰国したあとで、歌手で、NPO法人国境なき楽団を主催されている庄野真代さんとの出会いがありました。庄野さんたちは、ザンビアにある孤児院、カシシ子供の家に支援をしており、橋爪さんたちの活動を知って、何か一緒にできないだろうかと連絡をくださったのです。そうして、東京の広尾にあるJICA地球広場とカシシ子供の家をオンラインでつないで同時にコンサートをするという企画に、橋爪さんたちも参加しました。

 

 

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コンサートでダンスを披露する学生たち

それが縁で、2006年には国境なき楽団が集めたリコーダーと鍵盤ハーモニカを、橋爪さんたちが日本からカシシ子供の家に持っていくことになりました。ザンビアへは、何かを寄附するにしても送料がかなりかかるので、渡航の際に誰かが持っていくことができれば助かるのです。

2006年にエブリンフォン・カレッジを訪れると、前年よりも生徒たちの技術に上達が見られたそうです。学校行事である農業まつりのときに、生徒たちのコンサートを開きましたが、そこでクラリネットのアンサンブルができるなど、指導の成果が出てきたようです。また、橋爪さんはピアノの調律をするための道具を持って行き、それを使って自分たちで調律ができるように教えました。

 

 

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