JFサポーターズクラブ11月のイベント アフリカ、ザンビアでの音楽指導 報告会 & ミニライブ 報告 2

 

アフリカ、ザンビアでの音楽指導 報告会&ミニライブ

 

ザンビア共和国音楽指導の写真1

リビングストーンの空軍音楽隊での指導の様子

この年には、カシシ子供の家を訪れました。カシシ子供の家は、首都ルサカの郊外にあります。1926年にポーランドの小さな会衆派教会のシスターたちによって設立され、エイズ、エボラ出血熱や貧困で苦しむ子供たちが身を寄せています。子供たちは、生まれてすぐに捨てられたり、連れてこられたり、もう少し大きくなると自分の力で来たりするなど、いろいろな経緯でやってきます。世界中から寄附が届き、ポーランドのシスターと現地のスタッフが子供たちの世話をしています。また、日本の青年海外協力隊員もいました。橋爪さんたちはリコーダーと鍵盤ハーモニカを渡し、子供たちは熱心に練習をしていました。カシシ子供の家には2009年にも訪問をしました。

そして3度目の2009年は、7月から8月にかけてザンビアを訪れました。橋爪さんは、 「2005年、2006年と比べて、車の数が3倍くらいになっている印象を受けました。また、最初の2年は水の衛生状態に問題がありましたが、今年は初めて水洗トイレが使えるなど、ずいぶん改善されていました。急激に経済成長をしていると思います」といいます。

 

ザンビア共和国音楽指導の写真2

エブリンフォン・カレッジの卒業生もいる

今年も、最初の3日間はまず楽器の修理をして、それから指導を始めました。今年は、エブリフォン・カレッジの学生や教師だけでなく、吹奏楽が有名なセントフランシス高等学校の生徒たちや、ルサカから飛行機で1時間くらい南下したところにあるリビングストーンの空軍音楽隊にも指導をしてきました。

いずれもすごく熱心にレッスンを受けてくれましたが、リードが足りなくてクラリネットにもサックスのリードを使っていたり、3本あるクラリネットのうち、1本は全く音が出ず、1本は少し出て、もう1本はキーが折れていたりするなど、決して恵まれているとはいえない状況でした。しかし、それを気にするのではなく、あるもので何とかしようとする懐の広さは、日本人から見て魅力的な面もあります。

 

JFサポーターズクラブイベントの写真1

村上準一郎さん

また、今回はちょっとうれしい再会もありました。2年前に日本の立川市の郵便局で、ザンビアとマラウィから研修に来ていたお医者さんに橋爪さんの奥様が声をかけ、橋爪さんのご自宅に招いて日本の居酒屋風のパーティを開いたことがありました。このときのお医者さん、Dr.ムンダと今年ザンビアで再会。今度はムンダさんのご自宅に招かれ、奥様手作りのザンビア料理をいただき、カシシ子供の家にも一緒に行ったそうです。

3回にわたる音楽指導を通じ、感じたことを伺いました。
村上さんは、2005年に初めてザンビアに行ったとき、「よく来てくれた。2年間いてほしい」といわれたそうです。「そういうわけにはいかないのだけれど、2~3週間の滞在ではやはりできることが限られていると感じます。プロの演奏家でなく、アマチュアでもいいので、半年、1年と滞在して指導ができる人がいれば、ザンビアの若い人がもっと技術を身につけることができると思います」と話しました。

 

JFサポーターズクラブイベントの写真2

橋爪恵一さん

橋爪さんも、「毎回行くたびに、難しい問題がたくさんあると感じます。物の援助も必要ですが、外国から人が来てどうこうするよりも、国内で解決していけるようにすることが必要。そのためには、人を育てなければいけないでしょう。我々が行くだけでは解決できないことも多いと感じています。国内で学んだり、技術を身につけたり、あるいはザンビアから日本のような国へ来て学ぶことも必要だと思います。そういうことにもサポートが要るでしょう」と援助のありかたについての考えを述べられました。

 

岡部さんは、「3回の滞在でいろいろな手助けはできたと思うが、今後も継続して指導ができればよいと思う。日本政府の援助はやはり大きな助けになるので、継続してほしい」また「ザンビアにはザンビア独自のすばらしい文化がある。それをみなさんにも知ってもらいたい」と語りました。

休憩時間には、ザンビアのコーヒーと、ケーキ、クッキーを楽しみました。ザンビアコーヒーは飲みやすく、「好みの味です!」と言ってくださる方が多かったです。ケーキとクッキーは北海道のNPO法人オーク会ぱるで障がいを持っている方たちが作られたものですが、こちらも大変好評でした。


 

JFサポーターズクラブイベントの写真3

ライブで素適な演奏を聴かせてくださった
橋爪さんと村上さん

第2部は、橋爪さんと村上さんによるミニライブでした。ザンビアの国歌から始まり、日本の民謡やタンゴなど、バラエティに富んだ演奏を聞かせてくださいました。途中、ザンビア共和国大使館から貸していただいた太鼓を使って、ドラムの即興演奏もしてくださいました。ザンビアではドラムは人気で、学校のコンサートでもかなり盛り上がるそうです。そして、必ず掛け合いでドラムを叩くので、ソロドラムという発想はない、ということで、お二人のドラムの掛け合いも聞かせていただきました!ザンビアは日本より湿気が低いので、同じドラムでももっと乾いた音が出るとのことです。

 

日本からは遠いザンビアの状況をたくさんの写真と共に紹介していただきました。現地の楽器を使った演奏やコーヒーなど、ザンビアの雰囲気を感じることのできた一日でした。出演者のみなさま、参加者のみなさま、どうもありがとうございました。

 

 

Page 1 / 2

 

 

ページトップへ戻る