「かるたの世界」 いにしえの短歌と、記憶・集中・瞬発力の競技との融合

 

マイクを持って説明するストーン氏と札を読む児玉氏の写真

マイクを持って説明するストーン5段(舞台奥左)と
札を読む児玉4段(同右)

バンコク日本文化センターでは、クルンテープかるた会と共催、社団法人全日本かるた協会の後援をえて、日タイ修好120周年記念事業の一つとして、日本のかるたをタイの方々にわかりやすくご紹介するイベントを、1月26日と27日の2日連続で開催した。参加者は26日が約70人、27日が約50人。

プログラムの冒頭は、写真や解説図などを見せながら、各種かるたや小倉百人一首の歴史、続いて競技かるたの日本での現況やルール説明などが40分ほどあり、まずはまったく予備知識のないタイの方々のために導入的なレクチャー(タイ語通訳つき)。今回このレクチャーと全体の進行を担当するのは、競技かるた歴18年、5段のバンコク在住のストーン睦美さん(クルンテープかるた会主宰者)。ストーンさんはこれまで英国頭脳スポーツオリンピック世界大会でデモンストレーションをおこなったほか、カザフスタン、タイで百人一首紹介活動をおこなってきた。

ストーンさんによる冒頭のレクチャーが終わり、次はバンコク日本文化センターの舞台上に特別に用意した畳の上で競技かるたの実演が始まった。かるたの読み手はバンコク在住の児玉康子4段。実演担当は日本からお招きした男性選手2名。ひとりは競技かるた歴15年、小林好真6段。かるた競技選手には、最上級A級からE級まで5つのランクがあるが、小林さんはA級優勝3回をほこる実力者(4段以上がA級)。

これに対するは競技かるた歴5年の永岡真一4段、大学3年生。極度にハイレベルの反射神経が要求されるこの競技では、若さは大きな武器。外国人向けの実演とはいえ、いったん舞台にあがればそこは勝負の世界。二人の現役選手に火がつく。ベテランの経験と技なのか、それとも実力伸び盛りの若者か? はたしてこの戦い、勝つのはどちらか? まだ始まってもいないのに、どきどきしてきた。

 

 

 

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