私もJFSCメンバーです 木全ミツ氏

 

カルロス・ゴーン氏の基調講演進行役を務める木全氏の写真

JKSK主催シンポジウム「競争力ある社会に
CSRとしてのDiversity~女性の活力を社会の活力に」にて。カルロス・ゴーン氏の基調講演で進行役を務める木全氏。

元国連公使、現在はNPO法人女子教育奨励会(JKSK)理事長として活躍中の木全ミツ氏より、JFSCへのメッセージをいただきました。

 

世界75カ国から集まってきている約1000人の女性達で活気に満ち溢れていた会場が「ウオー・・・」という声と共にどよめいた。その直後、駆け寄ってきた各国からの参加者が、「本当なんですか、嘘でしょう」「世界第二の経済大国なのに、どうして訂正をなさらないのですか」「えっ、本当なのですか」「男性達だけで、全世界から金儲けをすることだけに関心を持ち、走り、女性を蔑ろにしている社会・・・イヤですね、野蛮国ですね」「そんなところには行きたくもないし、まして住むなんて考えられません」「貴女は、よく、そんな野蛮な社会に住んでいらっしゃいますのね」。国際社会での活動を含め45年のキャリア生活の中でこんな辱めを受けたのは初めてであった。

これは、Global Summit of Women 2005 in Mexico City(GSW)の全体会議で「2004年に収益を上げたトップ200社(World Leading Companies)の中でBoard Memberに占める女性の割合」というテーマが議論され、1000人の聴衆を前に大きなスクリーン上に各国の状況が示され、アメリカ17.5%、英国12.5%、ドイツ10.3%・・・ブラジル7.8%、メキシコ4.3%・・・・・そして、最後に日本0.7%という数字が示された時の会場での反応、出来事である。

人口の半分が女性でありながら、その国家の資産でもある女性人材を真剣に活用してこなかった、実に勿体無い歴史を歩いてきた日本。この歴史を猛省し、方向性を明確に出来ず、閉塞状態にあるこの日本の再活性化のために「最後の切り札」として日本社会に埋蔵されている女性という人材を活用しないでか・・・という強い思いからNPO活動(女性の活力を社会の活力に)をはじめ、その延長線上で、この国際会議に参加したのであったが・・・。

 

神田昌典氏と対談する木全氏の写真

JKSK主催シンポジウム「Diversity推進の旅」にて。
神田昌典氏と対談する木全氏。

今では、女性版ダボス会議というニックネームがついているように、16周年を迎え、今や最も大きな女性世界年次会議となっているGSW。ビジネス界のCEOを中心に、国境を越え、地域を越え、人々の交流を、ビジネスの拡大を通してネットワーキングの強化を・・と具体的な成果をどんどん上げていっている。

日本が野蛮国呼ばわりされているこのような国際の場に、日本の聞くべき人がいない、日本がどのように評価されているかを知る機会を逸しているということは大きな問題であると思う。それ以上に、日本から海外に旅立つ人々は年間約1700万人もいるのに、海外から日本に来日する人々は約600万人しかいないという現状に対して、日本には素晴らしい観光の場があるのだからPRをモットしなければならない、PRが下手である・・・・という議論をする前に、日本という国は、諸外国の人々にとって、本当に訪れたい国、社会になっているのか、日本人は、諸外国の人々から、本当に慕われ、尊敬される存在になっているのか、日本人の、日本社会の品格、質を問い直し、高めることをまず考え、取り組むことが、国際交流の基本でなくてはならないのではないか。

日本人を、日本を本当に愛するがゆえに・・・そういう思いでサポーターズクラブメンバーとして関心を持ち続けている。

 

木全氏と参加者の写真

JKSK月例会にて。
木全氏(右端)の手料理を囲んで勉強・交流する参加者。

◆木全ミツ氏略歴

1960    
東京大学医学部卒業後労働省入省

職業能力開発局海外協力課長、労働大臣官房審議官などを歴任
(1990年退官)

1986-89  
国際連合日本政府代表部公使(ニューヨーク)



1990    
株式会社イオンフォレスト(The Body Shop, Japan)代表取締役社長就任
(2000年退社)

2002-現在  
NPO法人女子教育奨励会(JKSK)理事長


主な役職:
 *「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)
  -「生活者起点推進会議」運営委員(現在)
 *「日本の司法」を育てる100人委員会委員(現在)
 *財団法人日本音楽財団評議員(現在)
 *社団法人日本・フィランソロピー協会評議員(現在)
 *社団法人東京キワニスクラブ理事・副会長(現在)
 *国際キワニスクラブ日本地区YCPO委員会委員長(現在)
 *NPO法人企業社会責任フォーラム理事(現在)

主な著書:
 *「冷たい社会・暖かい社会」(サイマル出版)
 *「自分が好きになるチャンスづくり」(たちばな出版)

受賞:
 *1997 ハーバードビジネススクールクラブジャパン
      「1997年度 ビジネスステイツウーマン・オブ・ザ・イヤー」受賞
 *2006 「Distinguished Achievement  Award」(By Tokyo American Club)受賞

 

 

 

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