ASIA5 × Doreme ナズリーン・ノール(マレーシア)

 

アジアから発信するトレンド ファッションで知る アジアの今 日本のこれから

 

アジアから発信するトレンドファッションで知る アジアの今 日本のこれから ASIA 5 Doreme

 

ナズリーン・ノール氏の作品の写真1

©高木あつ子

◆ナズリーン・ノール氏(マレーシア)

マレー半島の中でタイと国境を接する、マレーシア北端のケダ州に生まれたナズリーンさんは、中国文化とインド文化が交錯し、隣国タイの文化も受け継がれているという、豊かな伝統のなかで成長しました。また多民族国家マレーシアですから、それぞれの民族の持つ宗教、生活習慣の融合により形成された、独特な文化を受け継いできました。

緑の水田地帯に茅葺の屋根が点在し、やしの木やバナナの木が木陰をつくっている。ケダ州には、そんなのどかなの田園風景が広がっています。州の西側は海岸線につながり、エメラルドグリーンの島々が点在する青い海が広がっています。蓮の花が咲き、熱帯の動植物がその色鮮やかさを競っています。

 

 

ナズリーン・ノール氏の作品の写真2

©高木あつ子

ナズリーンさんの作品は、マレーシアの美しい自然からインスピレーションを得た独自の世界を、伝統的なバティック(ろうけつ染)の技法を使って手描きで見事に表現し、モダンで若々しい服に仕立て上げています。

上質のシルク、シフォン、クレープシルクを使って軽やかさをだし、女性らしさをアピールしています。色使いは多彩でありながら派手すぎず、伝統に育まれた品格を感じさせます。今回の出品作は、2007年の春・夏コレクション。パープル、ライラック、ブラウン系のグリーンなどを多用しています。

ナズリーンさんは今回の訪日で、友禅、絞り、西陣織などの技術に触れ、着物の世界に強く惹かれたそうです。
「ぜひバティックの技法をつかって、自分のデザインした着物をつくってみたい。」と話していました。

 

ナズリーン・ノール氏の作品の写真3

©高木あつ子

「アジアには長い歴史を持つ文化が息づいており、代々受け継がれた様々な伝統の技法があります。それに加えて、豊かで美しい自然に恵まれている。このような力強いバックグランドを生かしていくべきです。」と、ナズリーンさんは繰り返していました。

彼女はナズリーン・ノールというブランドを立ち上げ、クアラルンプールにブティックをオープンしています。アジアの伝統をコンテンポラリーなスタイルに生かし、アジアの魅力を世界に向けて発信している彼女に、エールを送りたいと思いました。

 

 

 

 

 

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