ASIA5 × Doreme オスカル・ラワラタ(インドネシア)

 

アジアから発信するトレンド ファッションで知る アジアの今 日本のこれから

 

アジアから発信するトレンドファッションで知る アジアの今 日本のこれから ASIA 5 Doreme

 

オスカル・ラワラタ氏の作品の写真1

©高木あつ子

◆オスカル・ラワラタ氏(インドネシア)

オスカルさんは、今回来日したデザイナー5名の中で最年少。初めて訪れた日本で様々な場所を訪ね、日本人のライフスタイルに強い影響をうけたそうです。

大阪で訪れた空堀では、古い長屋を改装してア-ティストに展示スペースを提供しているところを見学し、感動しました。
「『あーとぼっくす』と呼ばれる小さい箱にア-ティストが作品を並べて展示し、販売もできる。とてもよいアイデアだと思いました。その作品を見るのも楽しかった。古い日本もちゃんと残っているのに、そこにいる人たちはとってもおしゃれで、日本は本当にファッションの最前線だと思います。」

桐生で新井淳一氏の工房を訪れたときには、意外な発見がありました。
「日本には京都のような古いまちがあることは知っていましたが、それ以外は東京のような都市だと思っていた。桐生のように自然に恵まれた土地もあり、そこで人々が創作活動をしていること、そこには伝統文化が息づいていることを、今回初めて知りました。」

 

 

オスカル・ラワラタ氏の作品の写真2

©高木あつ子

オスカルさんは「伝統的な継承文化は未来へのステップとなる」という信念を持っています。インドネシアには、イカット(絣)、バティック(ろうけつ染)、ジュンプタン(絞り染め)、ジャワ更紗など、長く受け継がれてきた伝統の技があります。オスカルさんの作品には、このような伝統がしっかり生かされています。今回の作品は、日本の着物のスタイルを取り入れていますが、そこで使用しているのは、インドネシア固有の絞り染めやスラウェシ島に伝わる手織りのテクニックです。

「日本の着物のことは本で勉強しました。でも今回日本で、京友禅工房を見学したり、絞りの技術を見学したり、たくさんの着物を実際に見る機会があり、非常に勉強になりました。」
というオスカルさん。インドネシアと日本の、これからのコラボレーションに期待しているそうです。

 

オスカル・ラワラタ氏の作品の写真3

©高木あつ子

彼の作品は色使いがたいへんきれいで、細部まで神経が行き届いています。
モデルが髪に挿しているかんざしのようなアクセサリーも、オスカルさん自身がデザインしたもの。
ショーのプログラムに、彼は次のようなメッセージを寄せています。
「人の手で作られたものは、時がたてば滅びてしまう。でも人の手が何かを生み出すとき、頭で考えたものが形となるだけでなく、そこには心から湧き上がる魂が宿っている。」
作品の隅々にまで、オスカルさんの魂が宿っています。

 

 

 

 

 

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