「妖怪」を通して見る 想像力の広がりと表現の多様性
マドリードにて日本スペイン外交関係樹立150周年記念展覧会を開催

2018年6月5日

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、日本とスペインの外交関係樹立150周年を記念して、スペインの王立サン・フェルナンド美術アカデミーにおいて「妖怪: 想像のイコノグラフィー 日本の超自然的イメージの起源としての百鬼夜行」展を開催いたします。

詳細は配信プレスリリース【PDF:607KB】をご覧ください。

写真:(左)百鬼夜行図絵巻(部分)/(右)百鬼夜行図着物 いずれも三次市蔵

本展は、「妖怪」というテーマを通して、日本人の想像力の広がりと表現の多様さを味わえる作品を集めました。妖怪文化は、江戸時代に庶民にまで広まりました。本展では、江戸時代の錦絵や絵巻物を中心に、着物や根付、鍔や小柄などの武具、皿や瓶、子供たちのおもちゃといった資料を展示します。

日本において、古くは室町時代に描かれた《百鬼夜行絵巻》に妖怪達の姿を見出すことができますが、妖怪は、天変地異や天候の変化、疫病など、自然に対する畏怖や、心の不安から生み出されたと考えられています。その異形の姿は、百鬼夜行絵巻にならって描きつがれたもの、新たに生み出されたものなど様々です。江戸時代に至って木版印刷が盛んになると、情報が整理され、広く一般に共有されるようになりました。次第に人々にとって身近な存在となった妖怪は、娯楽的にも享受されるようになり、現代でも、キャラクター化された愛すべき姿となって漫画やアニメ、ゲームの中で活躍しています。

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