日本語国際センター教材開発チーム 田村 大吾 (平成15年採用、外国語学部卒)

日本語国際センター教材開発チーム 田村 大吾 学生時代にポルトガルへ留学。現地の友人との交流を通じ、日本の言葉や文化をより多くの人に知ってほしいと思い、国際文化交流の世界へ。国際交流基金では経理部、文化事業部を経てサンパウロ日本文化センターへ赴任。帰国してからは本部で日本語事業を担当後、現在まで日本語国際センターにて勤務。

国際交流基金に入ったきっかけ

学生時代は国際交流基金と関わる機会は無かったのですが、平成12年に朝日新聞社と国際交流基金が主催した地中海映画祭に前職(映像・出版関連)で関わり、それを契機として興味を持ち、主催や助成といった複数のアプローチで日本と世界の橋渡しをしているところに惹かれました。

担当してきた業務

公演事業の楽屋で打合せの写真
公演事業の楽屋で打合せ

はじめは経理部で各種寄付金の免税措置に関連した業務を行いました(国際交流基金は日本国政府からの交付金以外にも、民間企業等からの寄付を受けて事業を実施しています)。

その後は文化事業部にて、海外における日本関連の図書の出版や翻訳の企画への助成、また海外での日本映画上映会の事業を担当しました。

サンパウロ日本文化センターへ赴任してからは日本研究・知的交流事業全般と文化芸術交流事業の一部(前述した出版及び翻訳企画への助成事業の現地担当など)を行いました。

サンパウロでは何より、平成20年の日本ブラジル交流年(日伯交流年)にて、現代美術展や現代舞踊ブラジル公演などを現地で担当したことが印象深いです。現代美術展ではオープニング当日の明け方近くまで作品の設置が続きましたが、緊張した空気の中でも関係者全員が協力し、集中力を切らさずに作業を進めて何とか間に合わせることができ、オープニング・セレモニーの時の感動はひとしおでした。現代舞踊ブラジル公演では現地のダンサーのオーディションをさせていただいたり、舞台で使う砂を専門店にまで探しに行き、数十種類の砂のサンプルと睨み合ったりと、貴重な経験もできました。

  • 海岸ですが、打合せをしていますの写真
    海岸ですが、打合せをしています
  • 美術館の搬入口の幅を測っている様子の写真
    美術館の搬入口の幅を測っている様子

海外では、現地の関係機関と日本の基金本部との仲介役をする他にも、外部関係者とのやり取りの際、ただ現地スタッフの力を借りるだけではなく、積極的に間に入っていくことが重要な場面もあります。現地スタッフの労務管理も基金職員の仕事ですから、日頃からコミュニケーションをうまくとっておくことが必要です。

帰任後は、本部の日本語事業部で日本語専門家の海外派遣に携わり、現在は日本語国際センターの教材開発チームにて日本語教育関連のウェブサイトを運営・管理したり、センターにある図書館の運営にも携わっています(国際交流基金は様々な日本語教育関連サイトを作っています。例えば:「みんなの「Can-do」サイト」、「みんなの教材サイト」)。

現在の担当業務

日本語教育関連サイトの仕事では、日本語教育の専門家と共にコンテンツや機能の追加・改修を企画したり、外部の業者の方にサイトを構築・改修してもらい、その確認テストを行ったりしています。

また、日本語国際センター附属図書館の仕事では、司書のスタッフと共に書籍や雑誌の購読・管理、図書館システムの管理・運営、また朗読会といった個別事業の企画・実施等をしています。

ある一日のスケジュール

10時 子供を保育園に送ってから出勤、メールチェック、スケジュール確認
10時30分 ウェブサイト掲載用データ原稿作成
12時 部署内打ち合せ
12時30分 昼休み
13時30分 午後のメールチェック
14時 入札説明会司会
16時 ウェブサイト保守業者との打合せ
18時 資料作成
20時30分 帰宅

苦労の場面

ウェブサイトのサーバー管理もしていますの写真
ウェブサイトのサーバー管理もしています

ウェブサイトの仕事にしても図書館システムの仕事にしても、業者の方とのやり取りではシステム関連の知識がある程度必要となるので、習得しながら対応しなくてはなりません。また、どちらの業者へ業務を依頼するか決めるには、説明書や仕様書の作成、説明会の開催、納品書類の作成やデータ検査といった細かい事務作業を、公平性を大切にしながら進める必要があります。基本的なことですが、専門用語や細かい書類の確認など、一つ一つ丁寧に対応していく姿勢が大切です。日々の業務を見ると、国際交流のイメージからは少し距離を感じるかもしれませんが、私が運営管理している日本語教育関連のウェブサイトが多くの日本語教師や学習者の役に立っているとの思いが、乗り越えるモチベーションになっています。

やりがい、醍醐味

システム関連だけでなく、日本語教育についてもイチからの知識習得でしたが、日本語を含む言語教育のトレンドなど多くを知ることができました。

大学で国際交流基金の仕事についてお話する機会も何度か頂きましたが、先に述べましたように、言葉や文化の重要性について話す際にも説得力が増したと感じます。

今の担当業務に限らず述べれば、総務や経理といった管理部門、または文化芸術交流、日本語教育、日本研究・知的交流といった事業部門で色々な業務を経験していけるので、これまで何をしてきて、今後はどうして行きたいか、キャリアパスを考えながら仕事ができることはやりがいです(個人的な希望としては、最初の赴任地が学生時代から言語や文化に親しんでいたブラジルでしたので、近い将来、今度は私にとって新しい国・地域に赴任し、担当業務でどれほど采配を振れるかチャレンジしてみたいです)。

あとは、育児休業制度がしっかり整備されていること。私もこの制度を活用し、有意義な育児経験をさせていただきました。

国際交流基金の仕事へ関心を持つ方へのメッセージ

海外を相手にした仕事の場合は特に、国や地域、そして仕事相手の数だけ、コミュニケーションの土台には異なる文化や価値観が存在します。一喜一憂しつつもそれらの多様性を実感し楽しめる現場が国際交流基金にはあります。これからの国際文化交流について、一緒に考えてみませんか。

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
総務部 人事課 職員採用担当
電話:03-5369-6090
Eメール:JF_Saiyo@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角の@マークを半角@マークに変更してください)

ページトップへ戻る