アジアセンター文化事業チーム 池田 裕美 (平成24年採用、法学部卒)


バンコク日本文化センター 内田康子氏の写真

高校卒業まで広島で過ごし、東京の大学へ。日本の難民問題や外国とつながる子どもたちについて学び、「自分の目で世界を見たい、感じたい」という思いでネパールやコソボ、パレスチナなどの訪問や、難民支援NPOでの9ヶ月間のインターンを経験。ボーダーレスな人の移動が社会の変容を要求すること、それによって生じるギャップを乗り越えるには「楽しさ」という要素も必要であることを学び、その意識は今の仕事にも繋がっている。


国際交流基金に入ったきっかけ

インド シッキム州にての写真
インド シッキム州にて

就職活動の際、「国際協力ジャーナル」で初めて国際交流基金を知りました。民間企業も受けていましたが、結果的には自分の興味関心により近いと感じたため国際交流基金を選びました。国際文化交流は上下関係や優劣なくお互いを尊重し合える分野で、学生時代の学びの延長線上にやりがいを見出せたことが大きな理由ですが、海外赴任のチャンスがあること、公共のために働けることも魅力的でした。

担当してきた業務

就職から2年間は経理部会計課で、庁舎・物品管理やそれに伴う契約業務、課の予算管理、他の事業部から受け取る会計関連書類のチェックなどを行っていました。管理部門なので基本的には内部向けの業務でしたが、組織について考える機会が多く、今後も必要となる会計処理の知識や考え方を学ぶことができました。その後3年目になってすぐにアジアセンターへ異動となり、文化事業チーム・総務調整チームを兼任しています。


現在の担当業務

音楽事業で、オーディションに立ち会うの写真
音楽事業で、オーディションに立ち会う

現在の担当業務には、音楽やスポーツ、市民交流といった分野の事業があります。事業を組み立てるにあたって必要な調査や契約、そのための書類づくり、関係者との連絡、広報など、ひとつの事業を成り立たせるために必要なことは全て業務になります。規模の大きな事業は何人かの同僚と一緒に担当し、役割分担しながら進めていますが、若手だからといって単純作業だけといったことは全くなく、事業に正面から関わることができます。1年以上前から長い時間をかけて準備している事業もあります。また、総務調整チームも兼任しているので、海外の事務所で実施する事業の資金を送金したり、部全体に関わる照会や資料提供依頼などへの対応も行ったりします。

ある一日のスケジュール

9時30分
出勤、メールチェック
10時00分
出張後の旅行経費の処理
11時00分
チーム内ミーティング
11時30分
音楽公演の日程調整や機材の準備状況確認のため、メールでやりとり
12時30分
昼休み
13時30分
回覧資料などの確認、文書整理
14時00分
スポーツ事業について、外部団体との打合せ
15時00分
打合せの議事録を作成
16時00分
スポーツ事業の経費の根拠資料を作成
18時00分
音楽事業の説明資料を作成
20時00分
退勤

苦労の場面

経験の浅いうちは特にそうだと思いますが、扱う分野が多岐にわたり、業界によって常識があるので、考えの指標になるものを見つけるのがなかなか難しいなと感じることがあります。一方で、国際交流基金は公的機関なので、常にアカウンタビリティを意識しながら業務にあたらねばなりません。そのバランスをうまく取れるようになるまでにも、少し時間がかかるように思います。事業で扱う様々な分野についても、事務処理についても、学ぶ姿勢が常に求められているように思います。


やりがい、醍醐味

インドネシアで関係者と打合せの写真
インドネシアで関係者と打合せ

まだ異動したばかりなので最初から最後までやり遂げた担当事業はありませんが、事業に関わる人の顔が見えたとき、やりがいを感じるとともに、背筋が伸びる思いがします。社会にどういう価値を生み出したいのか、社会がどうなっていくと良いと思うか、そういったことと真正面から向き合って仕事ができるのはとても幸せなことだと思います。様々な分野の事業がありますが、中でも市民同士の交流の機会をつくることに携われるのは特に嬉しいです。今までは観光か開発援助でしか接点がなかったような地域に住む人々と、お互いに人の温かみを感じあえるような事業を展開していきたいと思います。


国際交流基金の仕事へ関心を持つ方へのメッセージ

国の名前を聞いたときに、人の顔が思い浮かぶ国がいくつあるでしょうか。その国の人の生活について思いを馳せる瞬間は、どれくらいあるでしょうか。国際交流という仕事にはあまり馴染みがないという人が多いかもしれませんが、国境の向こうの世界について想像力を広げられる人を増やし、人生を豊かにするお手伝いのできる仕事です。世界に踏み出したとき、相手と真摯に向き合おうとすればするほど、自分自身の立場について見つめなおすことにも繋がります。業務は華やかなことよりも地道なことの方がずっと多いですが、熱意を持ち続けて、目の前の大量の書類やパソコンの画面と粘り強く向き合い、いろんな種類の「違い」を持った人と対話しようとする姿勢を持つ人には、やりがいのある仕事だと思います。

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
総務部 人事課 職員採用担当
電話:03-5369-6090
Eメール:JF_Saiyo@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角の@マークを半角@マークに変更してください)

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