ベトナム日本文化交流センター 河井 淳 (平成10年採用、法学部卒)

ベトナム日本文化交流センター 河井淳氏の写真

大学時代に東南アジア政治を学び、東南アジアに関わる仕事を目指して国際交流基金へ。経理部会計課、日本研究部(当時)、ブダペスト日本文化センター、企画・評価課(当時)、日本研究・知的交流部を経てついに東南アジアにたどり着き、現在はベトナム日本文化交流センターにて勤務。

国際交流基金に入ったきっかけ

事務所にて会場設営と進行の打ち合わせの様子の写真
事務所にて会場設営と進行の打ち合わせ

大学時代に東南アジア政治を学んでいたため東南アジアに興味があり、将来は特に東南アジアをフィールドに、アジアの人々と一緒に働ける仕事につきたいと思っていました。また、日本で海外からの留学生と交流する中でも自分の世界がどんどん広がっていくと感じていたことから、海外の人に日本文化を知ってもらったり一緒に何かの活動をしていく中で、お互いに新しい地平を見つけていくことが出来るのではないか、と考えていました。

担当してきた業務

ダンスフェスティバルの記者発表の様子の写真
ダンスフェスティバルの記者発表にて

国際交流基金へ入った後はまず、会計課で決算などを担当しました。その後2年半ほどで日本研究部(当時)に異動し、中華人民共和国教育部と国際交流基金が共同で運営する大学院大学、北京日本学研究センターの運営業務を3年半ほど担当してから、ハンガリーのブダペスト日本文化センターに赴任しました。ここでの業務は総務・経理のほか文化芸術交流・日本研究支援・日本語教育の全分野に渡りました。4年間のブダペスト勤務ののち東京に戻り、事業評価を担う部署へ。国際交流基金全体の業務を見渡す仕事を5年間経験しました。次に日本研究・知的交流部に移り、部内調整業務と米州地域の事業を担当した後、念願の東南アジア、ハノイにあるベトナム日本文化交流センターへ赴任することとなりました。

現在の担当業務

人形劇の様子の写真
アジアの人形劇交流事業で、ベトナムの水上人形劇と文楽の出演者によるディスカッションの司会を担当
(舞台後方中央)

ベトナム日本文化交流センターでは、管理業務のほか、文化芸術交流、日本研究支援などを担当しています。同時に複数のプロジェクトを進めるため、例えば一週間で公演と、別の事業の事前調査、展覧会のオープニングなどを次々にこなす必要があることもあります。
国際交流基金の職員はプロジェクトを企画するだけでなく、劇場での設営や展覧会の準備などでも、現場で指示を出すことになり、同時に多くのことを進めるのは大変ですが、たくさんの経験を楽しむ気持ちを忘れないように心がけています。ハプニングもありますが、そういった思いがけない「新しい地平」も見つけています。

苦労の場面

ファッションデザインコンテストのリハーサルの様子の写真
学生ファッションデザインコンテストのリハーサルを見守る(奥)

日本で仕事をする際は、前もって80%ぐらいまで準備することが多いですが、逆にベトナムでは現場で物事が決まったり変わったりすることが80%ぐらいだと感じます。事前に話を詰めても直前で変わることもあり、かといって詰めておかないのは不安ですから、こうした準備や制作の調整には非常に苦しみます。しかし、こういった橋渡しをしていくことも私たちの重要な仕事のひとつです。もちろん、それを全て一人で解決できるわけもなく、日越双方の関係者の忍耐と気合に支えられて乗り越えています。

やりがい、醍醐味

劇場にて、ダンサーとステージ設定の調整を相談の写真
劇場にて、ダンサーとステージ設定の調整を相談

国際交流基金の事業に参加してくれた方々が変わっていく姿を見ることは大きなやりがいです。楽しい気持ちで会場を後にしていく人たちを見るのもうれしいことですし、参加者がアーティストとSNSなどを通して交流を続けていて、私が知らない最新情報を教えてくれるなど、催しに参加した方々の世界がどんどん広がっていく様子を見るとやりがいを感じます。 日本側のアーティストや技術スタッフの方々も、現地のスタッフにノウハウを伝授してくださったり、一つ一つの作業の意味を丁寧に解説してくださったりする中で、自身も新たな発見をされることがあります。海外への働きかけが、めぐり巡って日本側にも作用していることを感じることも、交流の醍醐味の一つです。

ある一日のスケジュール

8時30分
出勤、メールチェックなど
9時
本部からの問い合わせや作業指示への回答など事務作業
10時30分
共催団体に出向いて打合せ
12時
昼休み。だいたいは事務所近くの路上で。
13時30分
事業の相談に来られた方と面談
14時30分
スタッフと事業日程やスケジュール、準備内容などを打ち合わせ
17時30分
終業時刻。日本から招くアーティストとの連絡や、打合せ内容のまとめなどが続く
21時30分
出張者を迎えるため、空港へ
23時30分
出張者をホテルへ案内後、帰宅

国際交流基金の仕事へ関心を持つ方へのメッセージ

高い専門性を突き詰めていくことも大切なことですが、同時に幅広い関心も持ちつづけることが大切だと思っています。自分には関心のないことでも、相手と交流していく中で別の方向に展開していくことも多々あります。自分ひとりの関心領域だけにとどまることなく、相手とともに考え、さらには思わぬ展開も楽しみながら働けると、この仕事の面白さは何倍にもなると思います。

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
総務部 人事課 職員採用担当
電話:03-5369-6090
Eメール:JF_Saiyo@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角の@マークを半角@マークに変更してください)

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