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将来に向けた日中交流の担い手育成 Arts and Cultural Exchange

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日中交流センター

日中交流センターは、日本と中国の次代を担う若い世代の交流を促進するため、2006年に設立されました。中国の高校生を約11カ月間日本に招き、日本人と同じ学校・家庭生活体験を提供する「中国高校生長期招へい」、中国国内で日本の雑誌、マンガ、音楽などの最新情報を紹介する「ふれあいの場」設置・運営、日中両国の若者の交流のための派遣・招へい、情報共有・連携強化のための「心連心ウェブサイト」運営などの事業を通じて、さまざまな切り口から日中間の青少年交流を進め、顔の見える関係を築いています。

卒業生同窓会の開催

 「中国高校生長期招へい事業」では、これまでに7期、計237名の高校生を招へいしました。第6期までの卒業生205名のうち77名が、大学進学のため2012年10月までに再来日しています。

 同年11月、日本の大学に留学中の52名が集まり、「ふれあいの場」での交流事業経験者を中心とする日本の大学生20名と共に、これからの日中交流のために、学生として何ができるのかについて議論を行いました。交流のための交流ではなく、共に何らかの具体的な問題解決に取り組むことによって、継続性のある、より深い交流を目指そうとの意見が出され、さまざまな具体的なアクションプランが提案されました。問題解決に取り組む彼らの活動を今後も支援していきます。

「中国高校生長期招へい事業」卒業生同窓会の開催

「心連心サマープログラム」の実施

 2007年4月開設の成都を皮切りに、2012年8月までに中国の11都市に「ふれあいの場」を開設しました。各「ふれあいの場」では、日本語専攻の大学生を中心としたボランティア学生がイベント実施に参加し、運営の一翼を担っています。

 日中国交正常化40周年に当たる2012年には、次の40年間の日中交流を担う日中の大学生の交流促進を目的として、延辺「ふれあいの場」で1週間のサマープログラムを実施しました。各「ふれあいの場」から推薦された代表学生26人と、公募による国内選抜を勝ち抜いた交流意欲の高い大学生グループの21人、計47人の参加者は、それぞれの出身地域に関するグループごとの発表や実演、日中混合チームによる開催地延辺の特色である朝鮮族文化の体験や長白山登山を通して、日中両国の風土・文化の多様性について理解を深めました。また、1週間の経験をもとに、日中交流において学生として何ができるのかを議論し、チームごとの行動宣言としてまとめました。参照

 今後とも各地の「ふれあいの場」をとおして、日中の相互理解促進の意欲に満ちた両国の学生たちが出会い、友情を育み、交流の輪を拡大していくための事業を企画・実施します。

「心連心サマープログラム」の実施

東日本大震災の被災地を訪問

 2013年2月、「中国高校生長期招へい事業」の第7期生32名が、特定非営利活動法人NICE および一般社団法人かささぎの協力を得て、東日本大震災の被災地・南三陸町と石巻市雄勝町を研修の一環として訪れました。

 南三陸町の防災対策庁舎で被災者に祈りを捧げたあと、志津川中瀬町仮設住宅で暮らしている人々とともに「春節交流会」を開き、手作り餃子や歌・楽器の演奏などで精一杯の温かさを届けました。さらに、雄勝町での硯の石材搬出ボランティアや、塩害を受けた南三陸町の杉を経木の原料として応用を試みる「経木プロジェクト」に関するワークショップ等を通じて、教科書やテレビからは知ることのできない震災後の日本について学習し、理解を深めました。

東日本大震災の被災地を訪問