本文へ

知的交流の促進

知的交流の促進の画像

多文化共生社会にむかって

 欧州評議会による取り組み「インター・カルチュラル・シティ(ICC)」と、多文化共生を進める日本の自治体、研究者などとを結び付けるプロジェクトを2009年度に開始しました。日本の地方自治体関係者の欧州派遣や、欧州各国の関係者を招へいしてのシンポジウム開催など、より多くの都市・自治体を巻き込みつつ事業が発展し、さらに同様の関心を持つ韓国の都市も加わるなどして、国際ネットワークを形成しました。

 国内で積極的に関わる自治体も着実に増え、2012年度には、浜松市と共催で国際会議「日韓欧多文化共生都市サミット2012浜松」を開催。国内から新宿区、大田区、東大阪市、海外から韓国、デンマーク、オランダ、アイルランドの自治体首長や研究者が、会議に参加しました。会議では、「文化的多様性を都市の活力の源泉と捉えるとともに、文化背景の異なる住民間の交流を創造や革新の好機として積極的に促進し、グローバル時代にふさわしい都市づくりを目指す」浜松宣言が採択されました。参照

災害復興の現状を伝える・防災に取り組む

 東日本大震災から2年後の2013年3月11日にドイツ・ベルリンで開催された行事「3.11 東日本大震災復興祈念の集い・復興への道のり」において、講演会「震災復興の現状報告」を実施しました。日本から復興庁の阪口進一参事官を派遣して、被災地の復興状況や今後の復興計画について論じ、さまざまな質問に答えました。また、ドイツのメディアによるインタビューに応じ、新聞、ラジオ等で日本の取り組みが報道されました。

 一方、阪神大震災の経験や教訓を元に関西のNPOが開発した、デザイナーなどによるクリエイティブな工夫を防災・減災啓発に取り入れるプロジェクト「地震 ITSUMO」を、展覧会やセミナー、ワークショップを通じてタイで紹介しました。参照1,参照2

「地震 ITSUMO」タイでのワークショップの写真

「地震 ITSUMO」タイでのワークショップ

国際交流基金設立40周年記念シンポジウム

 2012年11月9日に朝日新聞社との共催により、国際交流基金設立40周年を記念してシンポジウム「変わる世界・つながる人々」を開催しました。参照

 過去40年の間に、国際社会と日本、そして国際交流基金も大きな変化を経験してきました。今回のシンポジウムでは、国際交流基金の40年間の活動の変遷を振り返るとともに、将来の国際文化交流の役割やあり方を考えました。

 作家・塩野七生氏による基調講演に続き、平田オリザ氏(劇作家)、渡辺靖氏(慶應義塾大学教授)、アンドルー・ゴードン氏(ハーバード大学教授)、ヤン・メリッセン氏(オランダ国際関係研究所外交研究部長)、パク・ジョンスク氏(キャスター・女優)、藤本壮介氏(建築家)、プラープダー・ユン氏(作家)、村田早耶香氏(社会起業家)と、多彩な顔ぶれのパネリストを迎えたパネルディスカッションで、活発な議論が行われました。

 会場となった有楽町朝日ホールには500人近くの聴衆が集まり、様々な分野の第一線で活躍するパネリストの話に熱心に聴き入っていました。

国際交流基金設立40 周年記念シンポジウムの写真

国際交流基金設立40周年記念シンポジウム

現代ロシアの代表的作家ミハイル・シーシキン氏による講演・座談会

知的交流事業:現代ロシアの代表的作家ミハイル・シーシキン氏による東京大学での講演・座談会、東京及び京都の書店でのトークショーに、多くの聴衆が詰め掛けた