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文化芸術交流 Arts and Cultural Exchange

中国との青少年交流

日中交流センター事業

日中交流センターは、日本と中国の次代を担う若い世代の交流、相互理解を促進するため、2006年に設立されました。中国の高校生を約11ヵ月間日本に招へいし、日本人と同じ学校・家庭生活体験を提供する「中国高校生長期招へい」、中国国内で日本の雑誌、マンガ、音楽等の最新情報を紹介する「ふれあいの場」の設置・運営、大学生など若者同士の交流のための派遣・招へい、情報共有・連携強化のための「心連心ウェブサイト」運営等、様々な切り口からの事業を通じて日中間の青少年交流を進め、顔と顔の見える関係を築いています。

「中国高校生長期招へい」事業の第一期から第八期までの修了者累計267人のうち、2014年度末までに109人(約4割)が大学進学等の目的で再び来日しています。また、大学生や社会人になった後、大学生交流や「ふれあいの場」主催のイベントに積極的に参加している修了者も数多く、事業終了後も息の長い交流が生まれています。

新たに「杭州ふれあいの場」が開設

2014年、杭州に新たな「ふれあいの場」が浙江工商大学内に設置され、11月15日に開設記念式典が開催されました。

開設を記念し、日本語や和服の講座、日中の大学生による交流イベントを開催。アニメ・マンガの特徴的な日本語表現を学ぶ講座では、参加者は様々なキャラクターに扮し、日本語の台詞にも挑戦しました。「和服ワークショップ」では、参加者全員が浴衣の着付を体験し、美しく見える配色や髪形、所作も学びました。「和風文化祭」と題した大学生交流事業では、こけしやお守りづくり、キャラ弁づくり、コスプレ体験といった企画を実施し、のべ1,000人近い来場者を魅了しました。

各「ふれあいの場」では、現代日本に触れる機会を提供するほか、定期的に文化交流イベントを実施しています。これら「ふれあいの場」の活動の様子は、日中交流センターが運営する「心連心ウェブサイト」(http://www.chinacenter.jp/)別サイトに移動しますで発信しています。

日中大学生交流イベント「和風文化祭」でのキャラ弁づくりをしている写真
日中大学生交流イベント「和風文化祭」でのキャラ弁づくり

第九期生、日本で奮闘中

「中国高校生長期招へい事業」の第九期生となる中国人高校生31人が2014年9月に来日しました。彼らは北海道から沖縄までの全国各地の高校に散らばり、約11ヵ月間の留学生活を送ります。彼らの留学生活と成長の軌跡は、「心連心ウェブサイト」上の「心連心TV」、「留学ドキュメンタリー」で追っており、「留学生日記」では留学生たちが自身で記した日々の記録で、奮闘ぶりを垣間見ることができます。まだ十代の若者である彼らは、日本に長期滞在し異文化の中に身を置くことで、人間としても大きく成長していきます。

来日から半年が経った2015年1月、大阪・関西国際センターに集まり「中間研修」を行いました。日本での生活の中で、ホストファミリーや学校の友だちとの関係、異文化への戸惑い等、様々な悩みが生まれています。研修では、そんな悩み・不安を共有しながら、仲間意識を強めるとともに、自分自身の居場所で頑張ろう、と留学生活後半へ気持ちを新たにしました。また、訪問先の神戸・南京町では華僑の方から中華街の歴史を学び、大阪では本事業第六期生の先輩から留学当時の体験談を聞く等、日中交流のあり方についても学ぶ機会を持ちました。

初の試み、大学生交流事業リターンズを実施

2014年3月に、岩手県立大学の学生チーム「じぇじぇっといわて」が重慶ふれあいの場(重慶師範大学)を訪問し、東北のお祭りを日中共同で実施する「じぇじぇっと祭り」を開催。それから4ヵ月後、今度は重慶師範大学の学生10人が岩手を訪問して岩手県立大学の学生と再会し、総勢32人の日中混成チームで東北を舞台に、心と体で互いの文化や価値観を感じ合う様々な文化交流を行いました。

重慶での「じぇじぇっと祭り」で一緒に練習した「盛岡さんさ踊り」の大会に一緒に出場したほか、遠野ふるさと村で日本文化体験に挑戦し、東日本大震災の学びを伝える大船渡津波伝承館を訪問しました。一般向けには、中国結びづくりや漢服体験等の中国文化紹介イベントを実施しました。

交流の様子は地元紙・テレビでも取り上げられました。また、これらの活動が岩手県立大学内で高く評価され、「じぇじぇっといわて」チームは2014年度の岩手県立大学学長奨励賞を受賞しました。

日中混成チームで「盛岡さんさ踊り」に出場した様子の写真
日中混成チームで「盛岡さんさ踊り」に出場