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日本研究・知的交流 Japanese Studies and Intellectual Exchange

米国との青少年交流

KAKEHASHIプロジェクト

KAKEHASHI Project -The Bridge for Tomorrow-”は、日本に対する潜在的な関心を増進させ、日本的な価値やクール・ジャパンといった我が国の強みや魅力等の日本ブランドへの国際理解を強化させることを目的として、政府(外務省)が進める青少年交流事業です。

国際交流基金は、拠出先である日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)からの委託を受けて、米国向け事業を実施しています。2013年度からの2年間において、中学生から若手社会人(35歳以下)までの日米青少年4,574人の短期交流(招へい事業2,251名および派遣事業2,323名)を実施し、日米の相互理解の深化、将来の日米交流の担い手層のネットワーク形成並びに青少年層におけるグローバル人材の育成を推進しました。

事業の企画・実施にあたっては、特に地方の魅力の発信に力点を置き、米国青少年の招へいにおいてはできるだけ多くの地方都市を訪問できるようにし、また日本の青少年の派遣事業においてもできるだけ多くの地方自治体から参加者を募り、米国で日本の地方の魅力を発信するよう努めました。

2014年度は、米国の青少年1,242人を招へいし、日本の青少年1,300人を派遣しました。

日本への招へいプログラム

基本プログラムとして、全米で主に日本語を学ぶ中学・高校生220人及び大学生275人を、学校単位で10日間招へいしました。

一行は日本滞在中、日本舞踊や伝統美術等の伝統文化に加え、アニメやファッション等のクール・ジャパンや最先端の科学技術について、関連施設や専門家の訪問を通じて理解を深めました。また、地方訪問プログラム(4泊5日)では、学校交流やホームステイを通じて、同世代の日本の青少年と日常生活を共にし、日本人や日本社会に対する理解を更に深めました。参加者からは、「日本語や日本文化をもっと学びたくなった」、「家族や友人にも日本訪問を勧めたい」といった声が聞かれました。

また、テーマ別の招へいプログラムとして、日本の政策状況の理解増進及び知的コミュニティーとのネットワーク形成を主目的に、ワシントンD.C.を拠点とする政策シンクタンクの若手研究者153人(16機関)の招へい、またクール・ジャパンの発信・理解の促進を目的とした米国人若手クリエーター19人(デザイン、ファッション、アート、アニメの4分野)の招へい、更に次世代の米国日系人とのネットワークづくりを目的に、米国日系人大学生93人の招へい等も実施しました。若手社会人参加者からは、「日本と米国がいかに密接であるかということに気づき、強く印象付けられた」といったコメントが寄せられ、多様なジャンルでの次世代ネットワークづくりを促進しました。

日系人青年招へいグループが関西センターで和太鼓体験の写真
日系人青年招へいグループが関西センターで和太鼓体験

米国への派遣プログラム

基本プログラムとして、全国から選抜(各都道府県教育委員会からの推薦)及び公募により採用された中学・高校生547人、ならびに公募により採用された大学生275名を、学校・団体単位で10日間米国に派遣しました。なお、大学生については、芸術専攻の学生を対象とする「学生クリエーター派遣」50人(2グループ)もあわせて実施しました。

派遣に先立って、参加者は地元の文化、自然、産業等、日本の魅力をテーマに、英語によるプレゼンテーションを各所属校教員の指導のもとで準備し、米国での発信に向けて練習を重ねました。

米国では、ワシントンD.C.、ニューヨーク、ロサンゼルス等の大都市に加え、全米の各地方都市も訪問し、学校交流やホームステイを経験しながら、連邦議会議員や各地方の政府関係者等の米国指導層から、同年代の米国学生、教会等の市民レベルまで、幅広い層の米国人に対してプレゼンテーションを行い、日本文化の多様性、青少年の日常生活からクール・ジャパン等の現代文化に至るまで、日本に関する理解の促進を図りました。参加者からは、「事業を通じて少しでも日本と米国の架け橋となれたら嬉しい」、「各地の大学を訪れて、日本の文化を伝える機会というものはなかなか得難い体験だった」といった声が聞かれました。

また、テーマ別の派遣プログラムとして、地方活性化にユニークな視点で取り組んでいる若手リーダー15人を派遣する「地方の魅力発信若手リーダー派遣」を実施し、米国ではまだ十分に知られていない日本の地方活性化の状況や地方の文化等の魅力の理解を深めました。更に、日本の主要な政策シンクタンクの若手研究者31人(5グループ)の派遣や、若手クリエーター20人の派遣、米国での沖縄理解の増進を目的とした沖縄の高校生250人の派遣事業等も実施しましたが、参加者からは「長期的なつながりを構築していくためのきっかけとなった」という声が多く聞かれ、日本の多様な魅力の発信と多様なジャンルでの次世代ネットワークづくりを促進しました。

高校生派遣グループが米国でプレゼンテーションをしている写真
高校生派遣グループが米国でプレゼンテーション