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ジャパンファウンデーションでは、作家開高健氏のご遺族からいただいた寄付をもとに、開高健記念アジア作家講演会シリーズとして毎年、アジア諸国から文学者を招き、日本各地で講演会を行なっています。
2005年度はバングラデシュからイムダドゥル・ホク・ミロン氏を招へいし、2006年3月に日本各地で講演会を実施します。(講演会概要はこちら)
それに先立って2005年9月、ベンガル文学が専門の丹羽京子氏に同国に訪問いただき、バングラデシュ現代文学についてのレポートをお願いしました。(丹羽京子氏のレポートは2006年2月刊行の『遠近』9号に採録しています)
同国に訪問の際、丹羽氏はバングラデシュを代表する5人の作家と詩人にインタビューしました。このインタビューのもようをPDFで掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
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丹羽京子氏
■プロフィール■
東海大学/亜細亜大学 非常勤講師
1957年生まれ。東京外国語大学インド・パーキスタン語学科、修士課程修了ののち、コルカタのジャダブプル大学大学院比較文学科で学び、Ph.D. 取得。現在東海大学および亜細亜大学非常勤講師。ベンガル文学専攻。
著訳書に『エクスプレス・ベンガル語』(白水社・共著)、『ジョルシャゴル(タラションコル短編集)』(大同生命国際文化基金)、『ノズルル詩集』(花神社)、『ドラウパディー』(現代企画室、共訳)、『赤いシャールー』(大同生命国際文化基金)など。
イムダドゥル・ホク・ミロン氏インタビュー(全10ページ)
(PDFファイル/445KB)
1955年生まれ。79年から81年まで出稼ぎ労働者としてドイツで過ごす。それ以前より執筆活動を行なっていたが、それが一気に開花するのは帰国後の80年代半ばになってからである。
海外で暮らすバングラデシュ人をテーマにした『異国にて』(87年)やバングラデシュ独立戦争をテーマとした作品を集めた『独立戦争小説集』(88年)などで作家として揺るぎない地位を築き、バングラ・アカデミー賞をはじめとして数々の賞を受賞。
現在刊行中の『ヌールジャハン』(95年第1巻、2002年第2巻刊行)は、イスラムの名のもとでの抑圧をテーマに実際の事件をもとにして書かれた作品で、氏の代表作になるものと目されている。
セリナ・フセイン氏 インタビュー(全8ページ)
(PDFファイル/377KB)
1947年生まれ。長編小説「高波」(72)で文壇デビュー。今という時代とバングラデシュの歴史を意識した作品を多く手がけるが、1947年から75年までのバングラデシュの歴史を背景に書かれた大作「ガーヤトリの夕べ」(94−96)がその代表作。
バングラ・アカデミー賞、フィリップス文学賞など数多くの賞を受賞。作家活動のかたわら、バングラ・アカデミーで辞書編纂などにも参加。独立以降のバングラデシュを代表する作家のひとりである。

アニスル・ホク氏 インタビュー(全9ページ)
(PDFファイル/395KB)
1966年生まれ。90年代から執筆活動を行っていたが、初の長編小説「百年の暗闇」(95)が高く評価され、若手作家として注目される。
その後も順調に作品を発表し続け、独立戦争を扱った「母」(2003)など広く読まれる作品も少なくない。
小説のほかに、詩や戯曲、映画、ドラマの脚本なども手がける。作家活動とともに、日刊紙「プロトム・アロ」の編集者としても活躍。将来に期待が持たれている。

ナスリン・ジャハン氏 インタビュー(全12ページ)
(PDFファイル/446KB)
1966年生まれ。十代の頃から短編小説などを発表していたが、長編小説デビュー作である自伝的な作品、「飛翔」(93)でフィリップス文学賞を受賞。
独立戦争を生き抜いた家族の光と影をリアリスティックな手法で描いた「すべてのランプが消えるとき」(95)やバングラデシュに伝わる伝説と現実の歴史を交錯させたマジック・リアリズム的な手法の「チャンドラレカの魔法」(95)など、一作ごとに異なる作風が魅力。
2000年にバングラ・アカデミー賞を受賞。若手を代表する作家である。

シャムシュル・ラーマン氏 インタビュー(全5ページ)
(PDFファイル/254KB)
1929年生まれ。詩人。インド・パキスタン分離独立の1947年ごろから詩を発表し始め、東パキスタン時代、バングラデシュ独立以降を通してバングラデシュ詩壇の中心的存在として活動してきた。
言語運動や独立戦争時には人々の心の支えとなる詩の数々を発表、独立以降もベンガル詩の伝統を継承した詩人として常に高く評価されてきた。
代表作に「二度目の死を前にした初めての詩」(69)、「厳しいときに向き合って」(82)、「わたしは飢えている」(82)など。
バングラ・アカデミー賞をはじめとして、国内のほとんどの賞を受賞。現在も新しい詩集を上梓し続けている。
