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ロトフィ・ブシュナーク日本公演〜現代アラブ音楽界の至宝〜
JFサポーターズクラブでは、公演のもようと、担当職員による報告を掲載しています。
音楽情報誌 月刊「ラティーナ」(2006年5月1日発売)に、特集記事が掲載されています。
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)では、「地中海アラブ音楽シリーズ」第2弾企画として、チュニジアの歌手ロトフィ・ブシュナーク氏を招き、東京・岐阜・京都・大阪の4都市で来日コンサートを実施いたします。
ロトフィ・ブシュナークはアラブの古典音楽を正統に継承する数少ない大歌手であり、アラブ世界で彼の名を知らぬ者はない、と言われています。世界の聴衆の心をとらえてやまない歌声と、アラブの伝統楽器による楽団の演奏をお楽しみください。
| 日時/会場 | 東京公演 2006年3月18日(土)、19日(日) 丸ビルホール 岐阜公演 3月22日(水) 岐阜県県民ふれあい会館サラマンカホール 京都公演 3月23日(木) 京都市北文化会館 大阪公演 3月26日(日) 河内長野市立文化会館ラブリーホール・小ホール
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| 来日メンバー |
LOTFI BOUCHNAK (ロトフィ・ブシュナーク)/歌 |
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| 主催 | ジャパンファウンデーション | ||
| 特別協力 | チュニジア大使館 | ||
| お問い合せ | ジャパンファウンデーション 舞台芸術課 Tel: 03-5369-6063 (担当:鶴井百合奈/稲葉麻里子) |
■■■ロトフィ・ブシュナーク プロフィール■■■
チュニスに生まれ、ボスニア系の家庭で育つ。幼少の頃より音楽に親しみ、特に夜のラジオで流れていたアラブの歌姫ウム・カルスームの歌に強い影響を受ける。コーランの暗唱を学びはじめ、何年もの間、イスラム教神秘主義(スーフィ)の集会に通う。やがてモハメド・アゾーズ、アリ・スリティなど高名なチュニジア人作曲家に師事し、音楽の才能を伸ばしていった。また、その独特な歌唱力によって、チュニジアの伝統的なマルーフ音楽だけでなく、各地の民謡や、アンダルシア地方(イベリア半島)、中東地域、ヨーロッパなど異文化の音楽も柔軟に吸収していった。
1980年代から作曲をはじめ、アラブ諸国での演奏活動も開始するが、カイロ・オペラハウスで開かれたアラブ音楽祭にラティーバ・ヘフニーの招待を受けて参加した際の演奏が、彼の名前をアラブ世界全体に知らしめることとなった。現在ではアラブ諸国、ヨーロッパをはじめとする世界各地で演奏し、各種の賞を受賞しており、「アラブ歌謡の大使」と呼ばれている。
これまでに15枚のアルバムを作成し、チュニスをはじめ、カイロ、ジェッダ、パリ、ローマ、ロンドンでリリースされている。
■■■ロトフィ・ブシュナーク〜現代アラブ古典音楽界の最高峰〜■■■
松田嘉子 多摩美術大学教授、ウード奏者
ロトフィ・ブシュナークは、チュニジアを代表する歌手であり、優れた作曲家、ウード奏者です。
チュニジアでマルーフと呼ばれる、アラブ・アンダルシア伝統音楽をソロで歌わせたら、彼の右に出る者はいないでしょう。しかし、彼の名声はチュニジア国内にとどまらず、ムワッシャハーなどの古典歌曲や、エジプト近代の作品も得意とし、まさに古典から現代曲まで幅広いレパートリーを誇っています。
今や彼はアラブ世界全体に共通する音楽遺産の正統な継承者であり、現存する数少ない大歌手の一人とみなされています。
恵まれた才能に加え、強い個性と即興性を持つロトフィ・ブシュナークは、アラブ諸国でもヨーロッパでも、満場の観客を陶酔と歓喜へと導きます。数多くの代表的な国際的フェスティバルにおいて、数時間におよぶ圧倒的なステージの一つ一つが、アラブ音楽の貴重な歴史を刻んできました。
楽団には、バイオリン奏者ベシール・セルミ、カーヌーン奏者タウフィーク・ズゴンダなど名ソリストをはじめ、チェロ、レク、ダルブッカなどいずれも一流の演奏家やコーラスの歌手たちが加わり、アラブ古典音楽のアンサンブルの魅力を発揮します。各器楽奏者による即興演奏
(タクスィーム)も、聞きどころ。最高の歌手と実力派演奏家たちによって、円熟の上にも新たな創造が繰り広げられる音楽は、アラブ音楽を初めて聴く人さえも、惹きつけてやまないでしょう。
プログラムは、チュニジア伝統楽曲、アラブの代表的な古典楽曲に加え、近年ではオリジナル曲の演奏にも意欲的です。作曲家として充実度をまし、すでにチュニジアの古典となりつつある作品もあります。
アラブの豊かな歴史と文化に育まれた音楽芸術の粋を紹介します。
■■■国際交流基金 地中海・アラブ音楽シリーズとは■■■
アラブ諸国および周辺地域の多様な音楽を日本でご紹介することを目的として、2004年より「地中海・アラブ音楽シリーズ」を開始しました。
その第1回目として、イラク人ウード奏者であるナスィール・シャンマ氏と同氏のグループ「オユーン」によるコンサートを東京・長崎・広島で実施し、各地でご好評をいただきました。
[関連企画]中東理解講座「アラブ・ミュージック
-その深遠なる魅力に迫る-」
| 東京公演 |
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| 岐阜公演 | |||||||||||||||
| 京都公演 | |||||||||||||||
| 大阪公演 |
■■■セミナー「アラブの文化と音楽」■■■
講師プロフィール
師岡カリーマ・エルサムニー(アナウンサー・文筆家)
1970年生。エジプト人の父と日本人の母の間に東京で生まれ、エジプトで育つ。カイロ大学政治経済学部卒業後、ロンドン大学で音楽学士を取得。
現在、NHKラジオ日本・アラビア語放送アナウンサー、獨協大学非常勤講師。2006年4月より慶応義塾大学文学部非常勤講師。2004年9月よりNHKテレビ・アラビア語講座に講師として出演。
著書に『恋するアラブ人』、
『アラビア語のかたち』(ともに白水社)などがあり、アラブ文学の紹介に務めるほか、ニューズウィーク日本版のコラムニストも務める。