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和力(わりき) スロベニア・セルビア・モンテネグロ公演
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、2010年2月から3月にかけて、津軽三味線・笛・太鼓・琴による民俗芸能の要素をベースとした舞台を展開する邦楽グループ「和力」を東欧の3カ国(スロベニア、セルビア、モンテネグロ)に派遣し、一般の劇場における公演に加え各地の大学や音楽学校を訪問しレクチャー・デモンストレーションを実施します。
複数の民族、言語、宗教、文字が混在するバルカン半島(旧ユーゴスラビア)に位置するスロベニアおよびセルビア、モンテネグロではその成り立ちから多様な民俗文化が育まれています。日本でも紹介されたことのあるセルビアの民俗舞踊コロやナイーブ・アート(素朴画)と呼ばれる民衆絵画から、バルカン半島においてポップ・ミュージックと民俗音楽の両方の要素を併せ持った商業音楽として浸透しているターボ・フォーク(ポップ・フォーク、エスノ・フォークともいわれる)まで、伝統文化のエッセンスが市民生活の中に息づいています。
本事業では日本各地の民俗芸能を採集・研究し、舞台芸術として昇華させて独自の活動を展開している芸能グループ「和力」の公演を通して、日本の民俗芸能の豊かさや特色を親しみやすい形で伝えることを通じ、生活に息づく伝統的な精神や感覚を相互に分かち合い、両国間の今後の芸術文化交流の促進や対日関心、国際相互理解等の向上を目指します。
なお、モンテネグロでの公演は、同国で初めての国際交流基金主催海外公演として実施します。
【共催】 在スロベニア日本大使館、在セルビア日本大使館
公演日程: 2010年2月26日 金曜日 から 3月10日 水曜日
| 2月26日 金曜日 |
<リュブリャナ(スロベニア)> 19時 公演 会場:Cankarjev Dom Kosovel Hall (ツァンカレウドム・コソヴェルホール) |
| 2月27日 土曜日 |
<シュコフィア・ロカ(スロベニア)> 12時から13時30分 現地音楽学校生および一般市民を対象としたワークショップ 19時 公演 会場:Loški oder (ロカ劇場) |
| 3月1日 月曜日 |
<ベオグラード(セルビア)> 15時 レクチャー&デモンストレーション 会場:Dr Vojislav Vuckovic 音楽学校 20時 レクチャー&デモンストレーション 会場:ベオグラード語学専門高等学校日本語コース |
| 3月2日 火曜日 |
<ベオグラード(セルビア)> 20時 公演 会場:Belgrade Philharmonic Orchestra (ベオグラード・フィルハーモニー) |
| 3月3日 水曜日 |
<ベオグラード(セルビア)>
11時 ミニ公演 会場:ゼムン障害者施設 |
| 3月5日 金曜日 |
<ニーシュ(セルビア)>
20時 公演 会場:NARODNO POZORIŠTE U NIŠ (ニーシュ国立劇場) |
| 3月7日 日曜日 |
<ウジツェ(セルビア)>
17時 公演 会場:NARODNO POZORIŠTE U Uice (ウジツェ国立劇場) |
| 3月9日 火曜日 |
<ポドゴリツァ(モンテネグロ)> 12時 レクチャー&デモンストレーション 会場:UDG大学 |
| 3月10日 水曜 日 |
<ポドゴリツァ(モンテネグロ)> 20時 公演 会場:Montenegrin National theatre (モンテネグロ国立劇場) |
【公演団からのメッセージ】
和力は日本の伝統芸能を素に舞台創造をしています。
その活動は祭礼の取材から始まります。
東北地方、関東、関西のように地域が細かく分かれる日本には、その地方独特の言葉や習俗などの文化に裏打ちされた『動き』や『音』があります。
それらをまずは地元に赴いて、舞や踊り・太鼓・笛・三味線をあるがままの状態にて手ほどきを受け、己の体に浸透させ練り込んだその後に特色を見極めて編曲構成し、神仏に奉納されてきた『お祭り芸能』を人々に見せ、かつ聴かせる『舞台芸能』へと再創造しているのが『和力』です。
【和力としての主な国内外活動歴】
2005年 愛・地球博『日本伝統芸能十八選』に出演
2006年 英国公演(大英博物館内公演会場),イタリア公演(ピッティ宮殿内公演会場)
2008年 米国ニューヨーク公演(アジアソサイエティ)
ロサンゼルス公演(JACCC)
その他、通年にわたり日本各地のホールや小中学校での公演活動を活発に行なっている。
出演者プロフィール

秋田県生まれ。両親が秋田を拠点にする民俗芸能を基盤にした日本国内有数の劇団わらび座のメンバーであったことから、わらび座で生まれ、日本舞踊、神楽、お囃子、日本各地の伝統芸能を身につけながら育つ。高校生の時に家族とともにわらび座を離れた後、日本各地の様々な名人上手に師事し技芸を吸収、長野県の田楽座などに所属後、1999年に独立し、個人の活動を開始。2001年に木村俊介とともに「和力」を結成。2002年には仏ファッション・ブランドChristian Diorのオート・クチュール・ショーにてゲスト・パフォーマンスを行なう。
「舞台とは現代社会の祭祀の場」という思いのもとに、日本各地の伝統芸能を自己のカラダに浸透させ、そこから湧き出た動きや律動を素にふるさとを想い、幸せを願い、心の祈りを伝え捧げる時空間としての舞台芸能を創造している。

和楽器奏者(笛・三味線他)として活動する一方、作曲・音楽監督を行なう。
自作曲によるコンサート活動では、心象風景や心の動きをモチーフとした音楽で独自の世界を展開している。また、日本各地の神楽・祭礼などの民俗芸能を取材して歩き、古くから伝わる旋法やリズムを学び、それらを用いた創作活動を行なっている。
2002年、第2回ADD三味線コンテスト(弘前)グランプリ受賞。2005年、作品集CD「音象」をリリース、同年「愛・地球博」でのイベント“ECOMOVE センス・オブ・ワンダー世界環境映像フェスティバル”では音楽を担当。2006〜2007年、坂東玉三郎演出・出演、鼓童「アマテラス」(京都南座・歌舞伎座他)に楽曲・詞を提供。
2008年 CD音象TRIO『即興集』をリリース、2009年CD『DUO』をリリース。2009年「第3回和の響邦楽グループコンテストin塩原」小野越郎とのデュオで最優秀賞受賞。
その他、北米・欧州・アジアなどで現地アーティストと共演する公演活動や、多彩なゲストを迎えての自作曲ライブを全国各地で行なっている。
津軽三味線を山田千里(ちさと)師に師事。青森県の弘前にて修行を積む。
劇団わらび座にて、三味線奏者として数々の舞台で国内・海外公演に参加。2003年より独立し、古典を中心にオリジナル曲も取り入れたソロ演奏の他、作曲・編曲も行なっている。
また、尺八・ドラムとのユニット『楾(はんぞう)』で演奏活動を行ない2006年に同名の1stCDを発売。2009年「第3回 和の響邦楽グループコンテストin塩原」木村俊介とのデュオで最優秀賞受賞。

3歳より母に箏の手ほどきを受ける。人間国宝・宮城喜代子氏他に師事。地歌(じうた)研究の第一人者・中井猛氏に胡弓を師事。東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業、同大学院音楽研究科修士課程修了。NHK邦楽技能者育成会修了。NHK邦楽オーディション合格。1990年よりリサイタル開催。宮城会アメリカ公演、タイ・ネパール公演など海外公演に多数参加。1994年発売の自身の初アルバム『江戸小町』が都内大手レコードショップで邦楽CD売上第1位を記録。2002年にはドイツ‘Acoustic Music Records’よりCD『Ha』『Over The Top』を発売、欧米の音楽雑誌にて絶賛される。「題名のない音楽会」などのTV番組にも出演し、国内外でのコンサートやレコーディングなど幅広い活動を展開中。座右の銘は「心技一体」、和楽器の持つ底知れぬ可能性・魅力を追求している。
【公演スタッフ】
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