ホーム > 文化芸術交流 > お知らせ > 平成23(2011)年度 >「Journey to the West」展の帰国報告会と キュレートリアル・ラウンドテーブルの開催

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、現在インドで開催中の現代美術展「Omnilogue: Journey to the West」展の報告会と、オーストラリアとインドの2つの「Omnilogue」展の成果を踏まえてのキュレーターによる討論会を行います。
1月22日から2月19日までインドのラリット・カラ・アカデミーで開催されている日本現代美術展「Omnilogue: Journey to the West」展は「21世紀東アジア青少年大交流計画」(JENESYS Programme)により2010年夏に日本に滞在する機会を得た東アジアのキュレーター/アーティストと、日本人キュレーターとの共同キュレーションによる展覧会シリーズとして、2011年から2012年にオーストラリアのパース、インドのニューデリー、シンガポールで開催している「Omnilogue」シリーズの第2弾に当たり、インド、タイ、日本のキュレーターが討議を重ね、テーマを設定して選んだ日本人作家6名で構成された展覧会です。
キュレーターと出品作家は、現地調査と作品制作、展示、会期中に開催されたイベント等において、インドという異なる土地、文脈に触れながらこの可能性を探求してきました。新作の多くが現地調査を踏まえ、現地の人とのコラボレーションによって作り上げられています。2012年は、日印国交樹立60周年を迎える記念すべき年でもあります。「Journey to the West」は、二国間のさらなる交流を培うことを願いながら、現代美術をとおして、21世紀のインドと日本の文化交流に関する新しい議論の可能性を切り開き、文化政治、ナショナリズム、友情、他者性、そして時代や場所を越えて交わされる対話や旅の逸話のなかに見出される、アジアの想像力を探求する展覧会です。
本報告会の第1部では、Journey to the West展の全貌を映像とキュレーターの報告により具体的にご紹介します。 また、第2部ではオーストラリアとインドの2つの「Omnilogue」展のキュレーターが、各々の展覧会の経験で得た成果と問題点を明らかにし、共同キュレーション、美術交流などを議論の俎上に上げます。また、今後実施されるシンガポール展のキュレーターや、現在招聘中のJENESYSプログラムのアジアの若手キュレーターも議論の輪に入り、アジア地域内での実践を通じた彼らの役割について探っていきたいと思います。 目覚しく変貌し続けるアジアの現代美術環境やキュレーターの実践など、様々にご関心のある方々のご参加を心よりお待ちしております。

Omnilogue: Journey to the West 展
会期:2012年1月22日(日)〜2月19日(日)1月26日休館 11:00 – 19:00
会場:Lalit Kala Akademi(ニューデリー、インド) www.lalitkala.gov.in
主催:国際交流基金 協力:キヤノンインディア、カシオインディア
キュレーター:ニヴェディータ・マガル
(インディペンデント・キュレーター、インド)
チャティヤ・ケイト・ニットポルプラサート
(PURPLE HAZE キュレーター、タイ)
崔敬華(インディペンデント・キュレーター、日本)
飯田志保子(インディペンデント・キュレーター、日本)
出品作家: 小泉明郎、笹本晃、照屋勇賢、橋本聡、森弘治、八幡亜樹
http://www.jpf.go.jp/j/culture/new/1112/12-02.html

※「Omnilogue」(オムニログ)の3つの展覧会は各都市の文化の固有性や地域の文脈を反映し、それぞれ異なる展覧会名と学芸的テーマを設けていますが、多方向の議論を示唆する造語「Omnilogue(Omni+logue)」というタイトルのとおり、現代美術をとおして、21世紀の文化交流に関する新しい議論の可能性を切り拓くという目的を共有しています。