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【背景】
クロアチアに進出し駐在員が常駐している日本企業はなく、就職を目的として日本語を専門的に勉強するケースはほとんどない。一方、近年は日本からクロアチアへの観光客が急増していることから、日本語能力のある人材に対する需要は増えつつある。また、クロアチアが観光立国を標榜し、外国語教育に力を入れていることから、初等・中等教育においても、各学校の判断により、日本語教育が独自に行なわれている場合がある。
【特徴】
クロアチアでは、日本語教育の歴史が浅く、日本語専門のクロアチア研究者が未だ育成されていないことから、日本語教育は主に日本人講師が務めている。また、日本語学習の動機として、日本および日本文化、または日本語自体に対する興味・関心をあげる者が多いのが特徴である。特に大学に関しては、アニメやマンガをきっかけに日本語に関心を持った者が多い。
●最新動向
2004年秋に国立のザグレブ大学哲学部に、クロアチア初となる大学における本格的な日本語教育機関である日本研究コースが1クラス25名の3年間コースとして開講した。ただし、学士・修士の資格が取得できない非正規コースであるため、当初は日本語に関心を抱いていた学生も、本専攻のコースの学習に時間をとられ、途中で日本語の学習をあきらめる場合が多い。ザグレブ大学哲学部では、日本研究コースを早期に正規化することを目指している。なお、2008年10月に、クロアチア日本語教師会が発足した。
●教育段階別の状況
【初等・中等教育】
クロアチアでは、第2外国語の履修を必須としている高校も多く、ザグレブ第7高等学校およびザグレブ芸術高等学校において日本語が第2外国語の選択科目として教えられている。小学校・中学校については、英語のみ必修であるが、内陸部のスティエパン・ラディチ小学校では授業の一環として日本語も教えられている。
【高等教育】
(1)ザグレブ大学哲学部日本研究コース
2004年に開講した日本語や日本研究を専門とする定員25名、3年間のコース。2007年に第1期の修了生(約20名)を輩出し、その後も同コースの修了生を継続的に輩出している。しかしながら、同コースは学士・修士の取得に直結しない副専攻コースであり、上位15名を除いては、同コース履修のための追加的な授業料を負担する必要があるため、毎年の募集には、定員以上の学生が集まるものの、途中で同コースの履修をあきらめる者が多い。同コース修了時の到達レベルは日本語能力試験3級〜2級程度であり、修了後は、国費留学やザグレブ大学と日本の大学との大学間協定等を利用して、日本に留学する学生が多い。
(2)ザグレブ経済経営大学
学生の要望に応じて、外国語の選択科目として、日本語を学習することができる。ただし、合計30時間程度であり、本格的な教育は行なわれていない。
【学校教育以外】
ザグレブで4つの語学学校で日本語講座が開設されている。また、スプリットの語学学校においても、日本語講座が開設されている。
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1.
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日本の文化に関する知識を得るため |
9.
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日本との親善・交流を図るため(短期訪日や日本人受入) | |||||
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2.
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日本の政治・経済・社会に関する知識を得るため |
10.
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日本語によるコミュニケーションが出来るようにするため | |||||
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3.
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日本の科学技術に関する知識を得るため |
11.
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母語、または親の母語(継承語)である日本語を忘れないため | |||||
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4.
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大学や資格試験の受験準備のため |
12.
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日本語という言語そのものへの興味 | |||||
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5.
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日本に留学するため |
13.
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国際理解・異文化交流の一環として | |||||
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6.
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今の仕事で日本語を必要とするため |
14.
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父母の期待に応えるため | |||||
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7.
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将来の就職のため |
15.
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その他 | |||||
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8.
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日本に観光旅行するため | (1.〜15.から5つ選択) | ||||||
| 2002年 | ザグレブ第7高等学校、ザグレブ芸術高等学校で日本語教育開始 |
| 2004年 | ザグレブ大学哲学部に日本研究コース(副専攻コース)開設 スティエパン・ラディチ小学校で日本語教育開始 |
| 2007年 | リエカ、スプリットの語学学校で日本語講座開設 |
| 2008年 | クロアチア日本語教師会発足 |