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●日本語教育の実施状況 ●教育制度と外国語教育 ●学習環境 ●教師 ●教師会 ●日本語教師派遣情報 |
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●全体的状況
ギリシャにおける日本語教育は、1974年にアテネのギリシャ日本友好協会で日本人留学生を講師とする日本語コースが発足したことに始まる。以来、日本語教育は主に民間語学学校、アテネ大学有料語学クラブあるいは個人授業のレベルで実施されており、ギリシャの大学等教育機関に日本語専攻学科はない。日本語コースを設けている民間語学学校の数は現在、全国18校(アテネに14校、テサロニキに4校)である。
ギリシャにおいて外国語教育の促進は、言語政策の優先課題であるが、EU加盟国として主にヨーロッパ言語の習得が重視・強化されている状況にあり、日本語に関する言語政策は皆無に等しく、学校教育に日本語は導入されていない。1993年にEUによる財政援助の下、公務員の成人教育の一環として日本語教育が開始され、3年間続いたが資金援助が停止した時点で同教育も消滅した。公立観光ガイド養成学校が不定期に日本語コースを設置することもあったが、同様の現象がみられた。
日本語学習者は、毎年、ギリシャから文部科学省国費留学生5名が研究生として選出されることから、日本への留学を希望する大学生・大学院生、日本の文化、伝統芸術、武道、アニメや漫画に関心のある一般社会人や学生が主である。
1993年以降、毎年12月に日本語能力試験が実施されており、近年受験者数の増加は顕著である。現在、ギリシャ全土の日本語学習者数は推定約700人である。
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●最新動向
2002年3月シミティス首相訪日ならびに2003年5月小泉総理訪希を機に、二国間関係の深化を図る日本・ギリシャ共同行動計画が発表され、その一環として両国間の学術協力・交流の分野で、アテネ大学に日本研究を含むアジア研究学科を設置するという提案がなされたが、実際に日本研究講座の開講に向けた動きは見られなかった。2005年11月カラマンリス首相訪日の際、同首相より再び2007年の日本研究講座開講を目指す旨の発言がなされたが、教育改革をめぐる大学紛争の影響もあり、開講準備は停滞している。
一方、ギリシャ北西部のコルフ島にあるイオニア大学通訳・翻訳学部では現在、2009年度内を目標に日本語学科を開設する手続きが進められており、今後、ギリシャ初の日本語学科として、日本語教育の普及のみならず対日理解の深化を図る重要な基盤となることが見込まれるため、一日も早い実現が望まれる。
ギリシャでは、日本語はまだ特殊言語に位置づけられているが、日本語コースを開設する民間語学学校は確実に増えており、ギリシャ日本文化研究会(旧日本語教師会)には、日本語コースの新設を希望する民間語学学校より日本語教師照会の連絡が入ることがある。同様に、日本語能力試験の受験者数も増加傾向にあり、日本語の普及率は確実に伸びていることが窺える。
また、最近の傾向として、日本の漫画やアニメが浸透し始めたことに伴い、日本のポップカルチャーへの関心が高まり、小・中・高校生層の日本語学習者も増えている。
●教育段階別の状況
【初等・中等教育】
日本語教育は実施されていない。
【高等教育】
日本語教育は実施されていない。
【学校教育以外】
高校生・大学生・社会人層(16〜30歳ぐらい)が中心の民間語学学校、あるいは個人授業で日本語が教えられている。最近では、個人授業においては11〜16歳の年齢層も増えている。
| 小学校(Dimotiko) | 6〜12歳 |
| 中学校(Gymnasio) | 12〜15歳 |
| 高学校(Eniaia Lykea)及び2年又は3年制の技術訓練高校(Tee) | 15〜18歳 |
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1.
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日本の文化に関する知識を得るため |
9.
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日本との親善・交流を図るため(短期訪日や日本人受入) | |||||
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2.
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日本の政治・経済・社会に関する知識を得るため |
10.
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日本語によるコミュニケーションが出来るようにするため | |||||
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3.
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日本の科学技術に関する知識を得るため |
11.
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母語、または親の母語(継承語)である日本語を忘れないため | |||||
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4.
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大学や資格試験の受験準備のため |
12.
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日本語という言語そのものへの興味 | |||||
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5.
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日本に留学するため |
13.
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国際理解・異文化交流の一環として | |||||
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6.
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今の仕事で日本語を必要とするため |
14.
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父母の期待に応えるため | |||||
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7.
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将来の就職のため |
15.
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その他 | |||||
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8.
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日本に観光旅行するため | (1.〜15.から5つ選択) | ||||||
| 1974年 | ギリシャ初の日本語コース開設(日本・ギリシャ友好協会運営) |
| 1983年 | 日本語弁論大会(日本・ギリシャ友好協会主催)の実施開始 |
| 1993年 | アテネで日本語能力試験の実施開始 |
| 1997年 | アテネで「日本語教師会」(任意団体)が発足 |
| 2001年 | 日本語能力試験の独立採算化 |
| 2004年 | 「ギリシャ日本語教師会」が「日本文化研究会」に改称 |
| 2006年 | 「日本文化研究会」が邦人団体に認可 |