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●日本語教育の実施状況 ●教育制度と外国語教育 ●学習環境 ●教師 ●教師会 ●日本語教師派遣情報 |
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●教育段階別の状況
【初等・中等教育】
後期中等教育(高校)で第2外国語のひとつとして「正課」、「選択科目」、「課外活動」のいずれかの形で、日本語が教授されている(普通高校、宗教高校)。また、専門高校でも、観光サービス業務専攻で、必修科目として第2外国語を履修することになっているほか、選択科目と課外活動でも日本語が学ばれている。
【高等教育】
大学の日本語・日本文学科、日本研究科、日本語教育学科および大学院の日本研究科において、専攻科目あるいは主要科目として日本語が教授されている。また、一般教養科目としては、理系学部等に至るまで広く日本語が教授されている。その他、高等専門学校、各種学校等においても専攻科目、選択科目として日本語が教えられている。
主な大学、大学院は次のとおり。
・インドネシア大学 日本学科(学部)日本地域研究科(修士、博士)
・パジャジャラン大学 日本語・日本文学科(学部)日本語学研究科(修士、博士)
・インドネシア教育大学 日本語教育プログラム(学部)日本語教育研究科(修士)
・ダルマプルサダ大学 日本文学科(学部)
・ナショナル大学 日本文学科(学部)
・ガジャマダ大学 日本語・日本文化プログラム(学部)
・スラバヤ国立大学 日本語プログラム(学部)
・北スマトラ大学 日本語学科(学部)
・ブンハッタ大学 日本文学科(学部)
・ウダヤナ大学 日本文学科(学部)
・マナド国立大学 日本語教育プログラム(学部)
【学校教育以外】
民間日本語学校、組織内(政府機関、民間企業)における日本語教育も実施されている。民間日本語学校に関しては、変動が激しく実数をつかむことが難しいが、多くは初中級レベルのコースである。
●言語事情
国語はインドネシア語。
主な地方語はジャワ語、スンダ語、バリ語など。(母語は地方語で、インドネシア語は国語として小学校1年から学習するケースが大半である)
●外国語教育
第1外国語は英語で、前期中等教育(中学校)から必須科目として教えられるが、特別科目として小学校で英語教育を行なっている地域もある。
第2外国語の履修は、後期中等教育(高校)から開始される。普通高校・専門学校ともに日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、中国語からの選択となっているが、それ以外の言語も教えられているケースがあるようである。なお、初等教育や前期中等教育で第2外国語を教えている私立学校もある。
大学においては上記第2外国語のほかに、スペイン語、オランダ語などが専攻科目あるいは選択科目として教えられている。
外国語の中での日本語の人気
第1外国語である英語を除けば、中等教育でも高等教育でも日本語の人気は依然として高く、新規に日本語学科・授業を設ける学校が続いている。ただし最近の中国経済の勢いに応じて、特に学校外教育で中国語の進出が目覚しい。学校教育においても中国語を取り入れているところが増えている。
大学入試での日本語の扱い
大学に入学するための科目として日本語は認められていない。ただし、日本語学科入学後に日本語科目成績優秀者に対し、特定の日本語科目の受講を免除する大学がある。
●日本語教師養成機関(プログラム)
次の大学には、4年制日本語教育専攻プログラム(高校日本語教師養成)がある。
・インドネシア教育大学(旧バンドン教育大学)
・スラバヤ国立大学(旧スラバヤ教育大学)
・マナド国立大学(旧マナド教育大学)
・スマラン国立大学(旧スマラン教育大学)
・ジャカルタ国立大学(旧ジャカルタ教育大学)
・ムハマディア・ドクター・ハムカ私立大学
・リアウ大学
●日本語のネイティブ教師(日本人教師)の雇用状況とその役割
高校では、日本人教師はまれで、ほとんどがインドネシア人教師である。
大学の場合は、現地に長く住む日本人を雇用している私立大学も少数あるが、一般的には日本人教師の多くは政府ベースの派遣、ボランティアがほとんどである。これは、滞在許可の取得が難しい、機関の予算が少なく外国人を雇用する余裕がない等の理由による。
●教師研修
高校教師向け研修は、国家教育省とジャカルタ日本文化センターの共催で実施している。
大学教員向けには国家レベルの研修は行なわれていないため、各地域において学会支部の活動の中で行なわれている。ジャカルタ日本文化センターでは毎年、集中コースとして地域の大学、民間学校教員向けに教授法研修を行なっている。
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高校教師向けの教師研修は、2008年度より、基礎研修⇒継続研修⇒Training of Trainers(TOT)研修の3段階で行われている。いずれも2週間の宿泊研修で、日本語演習と教授法演習の2部構成になっている。基礎研修では、まだ教授経験が少ない若手の教師を対象に、模擬授業を中心にした教授法演習を行い、一人の教師としての教授能力向上を目標としている。継続研修は、基礎研修の成績優秀者を対象に、将来、地域の教師会活動を中心的に担っていける人材養成のために実施されている研修で、自身の授業のふり返りとグループ共同作業への貢献を研修の目標としている。TOT研修は、今まさに地域の教師会のリーダー的役割を果たしている教師のための研修で、地域の教師会活動をより充実したものにしていくために必要な実践能力(例えば、小研修や勉強会の企画・実践、模擬授業評価基準作成、模擬研修など)向上を目標としている。
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大学教員文法1日セミナー:文法分析力向上を目的とする。日本語教師向けのセミナー。大学教員から発表者を募り講師として発表してもらい、専門家は後方支援にあたる |
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| 主に大学教員を対象としたセミナー(1〜2日)を学会の要望に基づき協力。また、ジャボデタベックの学会支部が企画・運営している「研究会」「勉強会」にジャカルタ日本文化センターは積極的な支援を行なっている。2009年度、「研究会」では、修士号取得者が自身の研究の成果を発表し、参加者との質疑応答を通して、研究能力向上を目指している。「勉強会」では、国際交流基金日本語国際センターの研修参加者が研修で学んだ教室活動や教材開発などの知識・情報を発表し、日本語教師の教授法への関心を高めることを目標としている。 |
| 国際交流基金ジャカルタ日本文化センター | 2名 |
| 西ジャワ(インドネシア教育大学) | 1名 |
| 東ジャワ(国立スラバヤ大学) | 1名 |
| 北スマトラ(北スマトラ大学) | 1名 |
| ガジャマダ大学 | 1名 |
| 国際交流基金ジャカルタ日本文化センター | 1名 |
| 中等教育機関(バリ) | 1名 |
| 中等教育機関(北スラウェシ) | 1名 |
| 中等教育機関(ジャボデタベック) | 1名 |
| 中等教育機関(中部ジャワ) | 1名 |
| 中等教育機関(西スマトラ) | 1名 |
●国際協力機構(JICA)からの派遣(2009年4月1日現在)
青年海外協力隊
| アイルランガ大学 | 1名 |
| マナド工科短期大学 | 1名 |
| マカッサル観光高等専門学校 | 1名 |
| シンガラジャ教育大学 | 1名 |
| バリ観光専門高等学校 | 1名 |
| ディポネゴロ大学 | 1名 |
| サムラトゥランギ大学文学部 | 1名 |
| ジャカルタ大学 | 1名 |
●その他からの派遣
| 日本語教育NPO、インターンシッププログラム、学校間の交換教授プログラム等で日本から派遣される教師が各地にいるがプログラム名、人数等正確な情報は不明。 |
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1.
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日本の文化に関する知識を得るため |
9.
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日本との親善・交流を図るため(短期訪日や日本人受入) | |||||
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2.
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日本の政治・経済・社会に関する知識を得るため |
10.
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日本語によるコミュニケーションが出来るようにするため | |||||
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3.
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日本の科学技術に関する知識を得るため |
11.
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母語、または親の母語(継承語)である日本語を忘れないため | |||||
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4.
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大学や資格試験の受験準備のため |
12.
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日本語という言語そのものへの興味 | |||||
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5.
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日本に留学するため |
13.
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国際理解・異文化交流の一環として | |||||
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6.
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今の仕事で日本語を必要とするため |
14.
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父母の期待に応えるため | |||||
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7.
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将来の就職のため |
15.
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その他 | |||||
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8.
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日本に観光旅行するため | (1.〜15.から5つ選択) | ||||||
| 1903年 | インドネシア初の日本語講習会(長山主税による) |
| 1934年 | 私立クサトリアン学院(バンドン)にて外国語科目として日本語教育が行なわれる(3年間) |
| 1942-1945年 | 日本軍政下にて日本語教育が行なわれる(全教育機関における必須科目) |
| 1958年 | 日本文化学院にて日本語教育開始(機関における日本語教育の開始) |
| 1961年 | コロンボ計画による日本語教育専門家を日本文化学院へ派遣 |
| 1962年 | 高校での日本語教育開始(選択外国語) |
| 1963年 | 国立パジャジャラン大学日本語日本文学科開設、日本語教育専門家派遣 |
| 1965年 | 国立バンドン教育大学日本語学科開設(高校の日本語教師養成開始) |
| 1967年 | 国立インドネシア大学日本研究講座開設(日本政府寄付講座)、教授等派遣 |
| 1969年 | 日本大使館広報文化センター日本語講座開設(市民向け日本語講座) |
| 1974年 | 国際交流基金ジャカルタ駐在事務所開設 |
| 1976年 | 第1回高校日本語教員研修開催(教育文化省、国際交流基金共催) |
| 1977年 | 在スラバヤ日本国総領事館日本語講座開設(市民向け日本語講座) |
| 1979年 | 国際交流基金ジャカルタ日本文化センター開設 |
| 1981年 | 国立スラバヤ教育大学日本語学科開設(高校の日本語教師養成地方へ拡大) |
| 1982年 | インドネシア日本研究協会第1回全国セミナー開催 |
| 1984年 | 高校外国語教育指導要領改訂(日本語が選択必須科目となる) |
| 1990年 | 一般日本語学校用統一カリキュラム作成(教育文化省社会教育局) |
| 1990年 | インドネシア大学大学院日本研究コース(修士課程)開設 |
| 1991年 | 国際交流基金ジャカルタ日本語センター開設(中等教育レベルでの日本語教育に対する支援・協力強化) |
| 1992年 | テレビ日本語教育番組放送(日本語の大衆化。民間テレビ局RCTIによる) |
| 1994年 | 高校教育指導要領改訂(外国語に関しては1996年より新カリキュラム実施) |
| 1995年 | 海外青年日本語教師派遣(中等教育支援) |
| 1995年 | インドネシア大学大学院日本研究コース(博士課程)開設 |
| 1998年 | 普通高校用日本語教材『教室活動集』刊行 |
| 1999年 | インドネシア日本語教育学会設立 |
| 1999年 | 専門高校学習指導要領改訂 |
| 2004年 | 普通高校用新カリキュラム実施 |
| 2007年 | 2004年カリキュラム準拠普通高校用日本語教科書刊行 |