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■ 2009年度
ルクセンブルク

日本語教育の実施状況
教育制度と外国語教育
学習環境
教師
教師会
日本語教師派遣情報
学習目的
●シラバス・ガイドライン
●評価・試験
日本語教育略史
参考文献一覧

●2006年海外日本語教育機関調査結果
機関数集計円グラフ 教師数集計円グラフ 学習者数集計円グラフ
海外の日本語教育の状況について機関・教師・学習者を円グラフ化しました。

日本語教育の実施状況
●全体的状況
【沿革】
 1978年、在留日本人(女性)を講師に高校生以上を対象とした日本語教室が発足した。その後、プライベート語学教室においても日本語講座が開講され、数年間継続したものの、講師の退職により閉講となった。
 1999年から公立リセ(中高等学校)2校が小学生から一般を対象とした週1回の日本語講座を開講し、2003年10月から習熟度にあわせる形で各々週1回で4コースの講座を開講している。
 また、2007年9月にルクセンブルク北部に位置する公立リセ1校で、また、2008年9月にはルクセンブルク市内の中高等学校において新たに日本語講座が開講され、それぞれ週1回1コースの授業が行なわれている。

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【背景】
 1977年の日本大使館事務所開設により、日本語教育発足に向けた教材面での援助がなされ、その後1980年代後半からの日系企業(金融・製造等)の進出及び日本アニメや日本のテレビ番組の普及により、ルクセンブルクにおける日本及び日本語教育についての関心が高まったものと推察される。
【特徴】
 日本語教育を実施しているリセ等4校(2008年に新たに1校で開講)のうち1校では語学の自由選択科目として履修により単位を認められる講座となっている。なお、4校とも同校の生徒以外の生徒や一般市民も誰でも受講できる形をとっており、受講者は幅広い年齢層に亘っている。

●最新動向
 2008年9月、ルクセンブルク市内の中高等学校においても、新たに日本語講座が開講され、週1回1コースの授業が行なわれている。


●教育段階別の状況
【初等・中等教育】
 1999年より、リセ1校で、語学の自由選択科目として日本語履修により単位を認められる講座が実施されている。日本語教育は現在のところ中等教育のみで行なわれており、初等教育ではまだ行なわれていない。
【高等教育】
 日本語教育は実施されていない。
【学校教育以外】
 上記リセ等4校の日本語講座では、一般市民も受講できる。

教育制度と外国語教育
●教育制度
【教育制度】

 2-6-7制。
 幼稚園が2年間(4〜5歳)、小学校が6年間(6〜11歳)、リセ(中・高校)が7年間(12〜18歳)。大学への進学は、リセ修了試験合格証(フランスのバカロレアと同種)を取得し、ルクセンブルクの大学(科学・技術・コミュニケーション学部、法律・経済・金融学部、文学・人文科学・芸術教育科学学部の3学部からなる。)または、国外の大学へ進学する。また高等技術学校(コースにより修学年数が異なるが、大抵は4年間)への進学も可能である。
 義務教育は幼稚園からリセ3年間までの11年間。但し、生徒の学力低下が問題となり、義務教育期間1年間延長の動きがある。
【教育行政】
 初等・中・高等教育までは教育省の管轄下にあり、大学及び技術学校は文化・高等教育省の管轄下にある。

●言語事情
 ルクセンブルク語を母国語とし、フランス語及びドイツ語を公用語としている。


●外国語教育
 小学校1年生でドイツ語を履修(必修)。同2年生後期からフランス語を履修(必修)。リセでは、2年目に英語を履修(必修。一部クラスではラテン語を履修することも可能であるが、ラテン語を取る人は英語の勉強が1年遅くなり、時間数も少なくなる)、4年目にイタリア語またはスペイン語、もしくはフランス語かドイツ語の強化コースを履修(選択必修)出来る。

学習環境
●教材
【初等・中等教育】
 日本やヨーロッパの教材などを使用している。
【高等教育】
 日本語教育は実施されていない。
【学校教育以外】
 日本やヨーロッパの教材などを使用している。

●マルチメディア・コンピューター
 DVD、ビデオやテレビ等の教材を内容に応じて使用している。
教師
●資格要件
【初等・中等教育】
 資格要件はない。
【高等教育】
 日本語教育は実施されていない。
【学校教育以外】
 資格要件はない。

●教師研修
 現職の日本語教師対象の研修はない。

教師会
●日本語教育関係のネットワークの状況
 日本語教育関係のネットワークはない。
日本語教師派遣情報
 国際交流基金、JICAからの派遣は行なわれていない。
学習目的(2006年海外日本語教育機関調査結果)

 
1.
日本の文化に関する知識を得るため  
9.
日本との親善・交流を図るため(短期訪日や日本人受入)  
 
2.
日本の政治・経済・社会に関する知識を得るため  
10.
日本語によるコミュニケーションが出来るようにするため  
 
3.
日本の科学技術に関する知識を得るため  
11.
母語、または親の母語(継承語)である日本語を忘れないため  
 
4.
大学や資格試験の受験準備のため  
12.
日本語という言語そのものへの興味  
 
5.
日本に留学するため  
13.
国際理解・異文化交流の一環として  
 
6.
今の仕事で日本語を必要とするため  
14.
父母の期待に応えるため  
 
7.
将来の就職のため  
15.
その他  
 
8.
日本に観光旅行するため   (1.〜15.から5つ選択)  
初等・中等教育/学習の目的棒グラフ
日本語教育略史
1978年 在留日本人女性による日本語教室発足(現在は閉講)
1999年 公立リセ2校において日本語講座開講(週1回)
2003年 公立リセ2校において習熟度別の日本語講座のコース増設(週1回/4コース)
2007年 ルクセンブルク北部の公立リセ1校で日本語講座開講(週1回/1コース)
2008年 ルクセンブルク市内の公立中高校1校で日本語講座開講(週1回/1コース)
参考文献一覧
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