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●日本語教育の実施状況 ●教育制度と外国語教育 ●学習環境 ●教師 ●教師会 ●日本語教師派遣情報 |
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●教育段階別の状況
【初等・中等教育】
初級レベルでは、カリアス・ドンボスク・スクールなどで学ばれている。
ダバオ日系人会学校(私立学校)においては同小学校、高校で共に日本語が必須科目としてカリキュラムに組み込まれている。
中等教育レベルでの日本語教育は、いくつかの高校(日本の中学校に相当)で行われているに過ぎなかったが、2008年度には「21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYSプログラム)」開始に伴い、日本から派遣された若手教師により、マニラ首都圏の7つの高校でも日本語が教えられるようになった。2009年度はフィリピン人高校教師も加わり、さらに広く日本語教育が行われる。
【高等教育】
フィリピンにおける日本語教育は、高等教育機関における選択外国語科目としての履修が中心で、ほとんどの大学は3単位、多くても6単位のコースしかなく、時間数にすれば50〜100時間程度、多くても200時間のコースがあるだけだが、ミンダナオ国際大学には42単位、フィリピン大学ディリマン校の言語学部には54単位、マニラ大学には24単位、デ・ラ・サール大学には21単位の日本語コースがある。また、アダムソン大学へ青年海外協力隊の隊員が派遣され、2007年11月から計324時間の特別コースが設置されていたが、2009年度からはコンピュータ関連学科で正規科目として導入されることとなった。なお、フィリピン大学およびデ・ラ・サール大学に対して行なわれてきた国際交流基金の専門家派遣は両校とも2007年を以って終了した。日本語教育の専門課程としては1999年に設置されたトリニティ大学の日本語専攻教育学修士課程に期待が集まったが、同課程は2004年以後、指導者不足のために肝心の日本語教育関連科目が開講できない状態が続いている。
【学校教育以外】
現在の日本語教育、特に中上級者向けの教育に関しては、大学等の研究機関よりも民間の日本語教育機関の方が先んじていると言え、中上級者向けの日本語教育は、フィリピン日本語文化学院(PIJLC)等でしか行なわれていない。また、民間企業の中には、従業員への集中的な日本語教育(組織内教育)を実施しているケースも増加している。また、日本と現地との共同プロジェクトとして、フィリピン大学とJICAによるIT技術センター(UPITTC)や、フィリピン貿易産業省投資委員会(Board of Investments)・日本語センター財団(NCFI)・JICAフィリピン事務所3者の関与する日本語能力習熟プログラム(2009年終了)、カマリネスによるIT情報センター、労働雇用省職業訓練開発局(TESDA)のLanguage Skills Instituteなどが相次いで開設された。
●外国語教育
公教育の全段階において、英語とフィリピノ語によるバイリンガル教育が実施されている。
初等教育、中等教育とも、英語と理数系の科目は基本的に英語を使用し、文科系の科目はフィリピノ語を使用している。初等教育の第1、第2学年では補助的用語として地方語(イロカノ語、ヴィサヤ語等)の使用も認められている。
第1外国語:小学校から開始。英語(必修)。
第2外国語:大学から開始。スペイン語、中国語、日本語等(学部専攻によって必修とされることはあるが、基本的には選択科目)。
外国語の中での日本語の人気
近年日本への関心は高まりつつあり、日本語学習者も増えている。
近年のアニメブームに伴い、一般に大学の選択外国語の中では、スペイン語、フランス語をしのぎ最も人気が高い。
大学入試での日本語の扱い
大学入試で日本語は扱われていない。
●日本語のネイティブ教師(日本人教師)の雇用状況とその役割
主として日系企業の社員研修や民間学校において常勤あるいは非常勤枠で日本人教師が雇用されている。会話および中級クラスを担当することが多い。配偶者がフィリピン人でフィリピンに在住している人以外にも、ボランティアあるいは民間の日本語学校からの派遣など、様々な枠組みで日本人が日本語教師としてフィリピンに来ている。しかしながら雇用形態が不安定な場合も少なくない。
●教師研修
フィリピンでは、教師研修の機会は非常に限られており、フィリピン人の日本語教育専門家の育成、教師全体の日本語力・教授能力の底上げが大きな課題とされている。国際交流基金マニラ日本文化センターは、海外事務所におけるモデル講座パイロットプロジェクトとして、2005年9月より「日本語教育研究コース」を開講した。その後、2007年2月より順次、「日本語教師ブラッシュアップコース」、「日本語教育学概論講座」、「日本語教師のための日本語指導法講座」、「日本語の教え方実習講座」 を開講した。また、フィリピン人教師の日本語運用能力の底上げを目的とした教師対象日本語講座「先生の日本語」を2007年10月よりスタートした。将来的には、受講生の中からフィリピンの教育機関で指導的役割を果たす人材を排出することを目的としている。
そのほか、マニラ日本文化センターはアドバイザー事業として現職日本語教師を対象とする年次日本語教育フォーラム(年2回)や月例日本語教育研究交流会、日本語教師のためのウィークリーワークショップを開催、日本語教育に関する情報提供、情報交換を行なうと共に、教師ネットワークの形成を図っている。
また、中等教育における展開を図り、2009年から日本人の生活、文化や日本語を紹介するための新コースを解説し、高校教師対象の研修を行なっている。
| 国際交流基金マニラ日本文化センター | 1名 |
| 国際交流基金マニラ日本文化センター | 1名 |
| アダムソン大学 | 1名 |
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1.
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日本の文化に関する知識を得るため |
9.
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日本との親善・交流を図るため(短期訪日や日本人受入) | |||||
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2.
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日本の政治・経済・社会に関する知識を得るため |
10.
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日本語によるコミュニケーションが出来るようにするため | |||||
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3.
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日本の科学技術に関する知識を得るため |
11.
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母語、または親の母語(継承語)である日本語を忘れないため | |||||
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4.
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大学や資格試験の受験準備のため |
12.
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日本語という言語そのものへの興味 | |||||
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5.
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日本に留学するため |
13.
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国際理解・異文化交流の一環として | |||||
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6.
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今の仕事で日本語を必要とするため |
14.
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父母の期待に応えるため | |||||
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7.
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将来の就職のため |
15.
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その他 | |||||
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8.
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日本に観光旅行するため | (1.〜15.から5つ選択) | ||||||
| 1923年 | フィリピン大学フィリピン言語学学科で1学期間のみ開講 |
| 1942年 | 日本軍制下における日本語教育開始(〜1944年頃) |
| 1964年 | フィリピン大学東洋言語・言語学学科に日本語講座開設 |
| 1966年 | アテネオ・デ・マニラ大学に日本研究副専攻開設 |
| 1968年 | フィリピン大学アジアセンター(修士)設置 日本大使館広報文化センター日本語普及講座開設(〜1997年) |
| 1979年 | JICA、フィリピン大学に青年海外協力隊派遣開始 |
| 1983年 | デ・ラ・サール大学 日本研究二重専攻開設 |
| 1984年 | トリニティ大学 日本研究副専攻開設 日本語能力試験のマニラでの実施開始 |
| 1992年 | 比日友好財団がフィリピン日本語文化学院(PIJLC)を設立 |
| 1996年 | 国際交流基金マニラ日本文化センター開設 |
| 1997年 | 大使館講座、比日友好財団へ移管。日本語センター財団となる |
| 1998年 | アテネオ・デ・マニラ大学、デ・ラ・サール大学 日本研究修士課程を開設 マニラ市、1年1校プロジェクト開始 アラウリョ校に公立中等教育機関初の日本語クラス開講 JICA青年海外協力隊の派遣中止 フィリピン日本語文化学院に教師養成コース開講 |
| 1999年 | トリニティ大学 日本語・日本語教育専攻修士課程を開設 |
| 2000年 | 国際交流基金マニラ日本文化センターに日本語教育アドバイザー派遣開始 フィリピン人日本語教師会が発足 |
| 2002年 | 日本フィリピンボランティア協会の支援によりダバオにミンダナオ国際大学が開校(日本語・日本研究専攻コース設置) |
| 2003年 | JICA青年海外協力隊日本語教師の派遣再開(セブ・サンカルロス大学) 私立マニラ大学がマニラ首都圏初の日本語学科を開設 デ・ラ・サール大学に国際交流基金より日本語教育専門家派遣開始 |
| 2004年 | 貿易産業省投資委員会、マニラ・サイエンス高校にJICA青年海外協力隊日本語教師が新規派遣 私立マニラ大学が日本政府「草の根援助」プロジェクトによりUS$70,465相当の日本語教育機材の寄贈を受ける 日比経済協力協定交渉が契機となって、様々な民間機関のなかに、日本語教育を始めるものが増加 JICA技術協力プロジェクトとしてフィリピン大学キャンパス内に、400時間の日本語授業を含むITトレーニングセンターを設置 |
| 2005年 | 貿易産業省投資委員会にJICA青年海外協力隊日本語教師およびシニア隊員が追加派遣 マニラ日本文化センター主催教師養成講座「日本語教育研究コース」開講 フィリピンにおける日本語能力試験受験者が倍増 南カマリネス州ピリ市に日本語教育センターを併設したITセンターが発足 |
| 2006年 | 比日本語文化学院、日本語センター財団のベアトリス・モヒカ副学長兼校長が旭日小綬章を受章 日本の民間日本語教育機関がフィリピン大学アジアセンターと提携して、一般成人向け日本語学校を設置 |
| 2007年 | デ・ラ・サール大学、フィリピン大学への国際交流基金からの日本語教育専門家派遣中止 フィリピン日本人商工会議所内に「ビジネス日本語推進委員会」発足 日本大使館がホスト役になる「日本語教育拡充連絡協議会」発足 労働雇用省職業訓練開発局(TESDA)が日本語を含むLanguage Skills Instituteを設置 アダムソン大学にJICA青年海外協力隊日本語教師が新規派遣ヴィサヤ日本語教師会発足 |
| 2008年 | 「21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYSプログラム)」開始に伴い、マニラ首都圏の7つの高校で日本語教育開始 |