●全体的状況
トルクメニスタンは2006年12月ニヤゾフ大統領が死去し、代わって翌2月の大統領選で当選したベルディムハメドフ大統領の新政権は、教育分野を重視する姿勢を示し、その一環として2007年7月大統領令を発出し、アザジ名称世界言語大学に同年9月より日本語学科を開設した。同大学には、英、仏、独、露といった欧州語学科のほか東洋言語では日本語以外には近隣諸国の言語である中国語、トルコ語、ペルシャ語、アラビア語の4学科があるのみで学科数は多くない。
2007年9月、アザジ名称世界言語大学に日本語学科が開設された。この大学以外にはトルクメニスタンには日本語教育機関は存在しておらず、今後同大学の発展により、日本語が浸透することが期待される。
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●最新動向
特になし。
●教育段階別の状況
【初等・中等教育】
日本語教育は実施されていない。
【高等教育】
アザジ名称世界言語大学日本語学科が唯一の日本語教育機関である。
首都アシガバット在住の生徒は高校卒業後、30〜40%程度トルクメニスタン及び海外の大学に進学する。また、優秀な生徒は奨学金を取得してトルコやモスクワの大学に進学している。地方においては不明。
【学校教育以外】
日本語教育は実施されていない。
●教育制度
【教育制度】
3-4-3-5年制。
初等教育(小学校)が3年間(7〜10歳)、中等教育(中学校4年、高校3年)が7年間(10〜17歳)となっている。高等教育は大学(5年間)、大学院(修士課程)(2年間)など。
義務教育は、初等・中等教育の10年間である。
トルクメニスタンの初等・中等教育段階では、母国語であるトルクメン語の学校とロシア語の学校が存在しており、そのどちらかの語学が得意かによって選択することが出来る。(母国語であるトルクメン語で授業を行なっており、ソ連崩壊後トルクメニスタン建国15年を経過した現在、ロシア語の学校は少なくなってきている。なお、トルクメニスタンの大学に入学するには、トルクメン語を解する必要がある。)
これらの教育機関には外国人でも通学可能であるが、授業内容が理解できるのかどうか、入学に際し簡単な面接を行ない語学レベルのチェックを行なう。外国人はインターナショナルスクール、もしくは現地のロシア語の学校に通っており、トルクメン語の学校に通っているケースは稀である。高校では、生徒達は自分の進路を決めて各自専攻したい専門分野(芸術、コンピューター、園芸など)を選択することができる。
【教育行政】
初等・中等・高等教育機関はトルクメニスタン教育省の管轄下にある。
●言語事情
トルクメン語が公用語となっている。その他、都市部を中心にロシア語も広く使用されているが、英語を解するものはほとんど存在していない。
●外国語教育
中学1年より第1外国語を履修(必修)。英語、ドイツ語、ロシア語、フランス語から選択。
外国語の中での日本語の人気
トルクメニスタンにはアザジ名称世界言語大学に日本語学科が開設されてあまり年数が経過していないため、どの程度日本語の人気があるのか定かではないが、他言語の学科に比べ同学科への入学希望者の倍率は非常に高いことから、当地における日本語の人気は高いといえる。
●教材
【初等・中等教育】
日本語教育は実施されていない。
通常、初等・中等教育機関では、教育省より実費で支給される教材を使用している。学費は無料である。ベルディムハメドフ大統領新政権により、教育分野に力を入れており、多くの学校が新設され、学校へのインターネットの導入を推薦している。但し、地方においても同様の政策を実施しているものの、進捗状況は首都アシガバットに遅れをとっている。
【高等教育】
通常、高等教育機関は、初等・中等教育と同様で、教育省より実費で支給される教材を使用している。
【学校教育以外】
日本語教育は実施されていない。
●資格要件
【初等・中等教育】
日本語教育は実施されていない。
【高等教育】
アザジ名称世界言語大学においては、日本より派遣された日本人講師1名が日本語教育を実施している。
【学校教育以外】
日本語教育は実施されていない。
●日本語教師養成機関(プログラム)
日本語教師養成機関は当地に存在しておらず、日本語教師はアザジ名称世界言語大学にて教鞭を執る日本より派遣された日本人講師1人のみである。
●教師研修
現職の日本語教師対象の研修はない。

国際交流基金、JICAからの派遣は行なわれていない。
●その他からの派遣
日本・トルクメニスタン経済委員会会員企業の寄付金によって形成されたわずかな基金により、1名の日本人講師が当地に派遣されている。主な派遣プログラム名等は存在しない。