アジア理解講座 2001年度 第1期




2001年度 第1期
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[月曜日] 「歴史で見る日韓中の文化交流」

[火曜日] 「アジアにおける格闘技とスポーツ」

[金曜日] 「マレーシアを学ぶ-多民族国家の多面的理解のために-」

※講師・講座内容等、詳細につきましては、各曜日のボタンをクリックしてください。

月曜日

「歴史で見る日韓中の文化交流」

当講義内容が本になりました。(アジア理解講座4「日韓中の交流」)

日程

2001年5月14日~7月16日の毎週月曜日

コーディネーター:

吉田光男(東京大学大学院人文社会系研究科教授)

講師:【講義順】

吉田光男、佐藤 信、村井章介、ロナルド・トビ(いずれも東京大学大学院人文社会系研究科教授)

コーディネーターからのメッセージ

日本では外国のことを「海外」と言う。たしかに現代の日本列島から眺めてみると、「海」の「外」に異なる文化の世界があるかのように見える。しかし、現代日本文化の形成過程をさかのぼっていくと、そのように「外」の世界と「内」の世界を截然と分けて考えることは難しくなる。
むしろ、そうすることが歴史と文化を考える上で支障にさえなりかねない。日本列島の歴史と文化は、「海」を通じて「外」の世界と密接につながっており、東アジアをはじめとする周辺地域との間で行なわれてきた交流を通じて作り上げられてきたものである。現代日本文化の基層にあると考えられている仏教・漢字などを見ればわかるように、東アジアとの交流の中から日本列島に根付き、独特の発展をしてきた文化が多い。
日本列島の歴史そのものが東アジアとの相互関係の中で展開してきたのである。この講座では、日本列島の歴史と文化が韓国・中国という東アジア地域との交流の中からどのようにして形づくられてきたかを、古代・中世・近世の各時代ごとに、文献や絵画など、さまざまな史料を用いながら、具体的な出来事の分析を通じて考えていく。 すでに毎年、数百万の人々が日本・韓国・中国の間を往来している。
歴史上いまだかつてなかったほど多くの「普通」の人々が活発な国際交流の舞台に立つ時代になった。21世紀にこの動きが加速されることはまちがいない。その中から、東アジアの新しい歴史や文化が作られていくし、東アジアという区分自体も変わらざるを得ないだろう。日本・韓国・中国の現在と未来を考えるために、これまでの交流をふりかえり、その歴史的意味や性格を認識しておくことが必要である。

(吉田光男)

講座概要 【PDF:67KB】

火曜日

「アジアにおける格闘技とスポーツ」

日程

2001年5月15日~7月17日の毎週火曜日

コーディネーター:

清水 諭(筑波大学体育科学系教授)

講師:【講義順】

  • 李 承洙(リ スンス)(早稲田大学人間科学部助手)
  • 屈 国鋒(クツ コクホウ)(重慶市渝州大学体育部講師)
  • 富川力道(千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程)
  • 石井昌幸(広島県立大学経営学部講師)
  • 荒木祐治(青葉学園短期大学教授)
  • 清水 諭(筑波大学体育科学系教授)

コーディネーターからのメッセージ

「より速く、より高く、より強く」といった近代スポーツの理念は、ドーピングやコマーシャリゼーションと深く関わり、批判されています。わずか100年あまりで世界を席巻している近代スポーツに対して、民衆の生活に密着した形での身体文化が存在してきました。現在では、その価値が再認識されてもいます。そうした土着的な身体文化と近代スポーツの歴史や意味、それらの現在における様相をアジアにおいて見ていきながら、身体をベースにして文化について語り合いましょう。

(清水 諭)

講座概要 【PDF:55KB】

金曜日

「マレーシアを学ぶ-多民族国家の多面的理解のために-」

日程

2001年5月18日~7月19日の毎週金曜日(ただし第10回のみ7月19日木曜日に実施)

コーディネーター:

金子芳樹(獨協大学外国語学部教授)

講師:【講義順】

  • 金子芳樹(獨協大学外国語学部教授)
  • 野村 亨(慶應義塾大学総合政策学部教授)
  • 穴沢 眞(小樽商科大学商学部教授)
  • 山田 満(埼玉大学教養学部助教授)
  • 中澤政樹(九州産業大学国際文化学部助教授)
  • 杉本 均(京都大学大学院教育学研究科助教授)
  • 上杉富之(成城大学文芸学部助教授)

コーディネーターからのメッセージ

東南アジアのエッセンスが詰め込まれた国、マレーシア。植民地時代の遺産、多民族社会、高度経済成長、強力な政治指導力など、この国は東南アジア地域を語る場合に欠かせない要素を数多く含んでいます。なかでも、マレー系、中国系、インド系の主要三民族が拮抗する典型的な多民族・多文化・多宗教社会を、ひとつの国家に統合し、各民族の個性を維持しながら対立を制御し、さらに途上国屈指の経済成長を成し遂げてきたマレーシアの経験には、多くの知恵や工夫、様々なノウハウや教訓が盛り込まれているのです。 この講座では、このマレーシアをできるだけ多角的に分析・説明するために、歴史、政治、経済、社会、文化、教育、そしてITといった各分野からの多面的アプローチを試みます。
これによって同国の立体的な理解を図るとともに、各分野における東南アジア的な特徴を認識する糸口を探りたいと考えています。同国の歴史と現在から多民族社会を生きる知恵や教訓、ならびに多民族共存のシステムを学ぶとともに、その陰で人々が直面してきた苦悩や痛みをも感じ取りながら、マレーシア、ひいては東南アジア諸国が抱える課題、さらに21世紀に向けた可能性を浮き彫りにしていきたいと思います。

(金子 芳樹)

講座概要 【PDF:73KB】


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