アジア理解講座 2002年度 第1期




2002年度 第1期
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※講師、講座内容等、詳細につきましては、各曜日のリンクをクリックしてください。

火曜日

「バングラデシュを知ろう」

日程

2002年5月14日~7月16日の毎週火曜日

コーディネーター:

海田能宏(京都大学東南アジア研究センター教授)

講師:

  • 海田能宏(京都大学東南アジア研究センター教授)
  • 海津正倫(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
  • 安藤和雄(京都大学東南アジア研究センター助教授)
  • 臼田雅之(東海大学文学部教授)
  • 佐藤 宏(東京外国語大学非常勤講師)
  • 高田峰夫(広島修道大学人文学部教授)
  • 伊東早苗(名古屋大学大学院国際開発研究科助教授)
  • 鈴木喜久子(『遡河』編集代表)
  • 大橋正明(恵泉女学園大学教授、NGOシャプラニール代表理事)
  • 村山真弓(日本貿易振興会アジア経済研究所研究員)

コーディネーターからのメッセージ

バングラデシュは生まれてまだ30年という若い国です。しかし、インド世界の長い文化的な伝統を受けついだ国でもあります。この連続講座では、10人の専門家と共にさまざまな角度からこの国の魅力を探ります。
バングラデシュは、イスラームをよりどころとしてパキスタンと共にインドから分離独立し、さらに、ベンガル語をよりどころとして新しい国をつくりました。
世界有数の大デルタに立地する国です。デルタの自然環境の特徴を知り、そこに居住する人々の生活と環境のかかわりについて学びます。農民たちはデルタのきびしい環境に適応しつつ、世界一の人口密度をもつ農村を形成してきました。そこには、土地と水を上手に使う智恵と技術が息づいています。
イスラームは人々の心の支えです。そして、生活を律する規範です。ここは、古くからの歴史と暮らしを反映した歌謡と物語詩と造形文化の宝庫です。庶民の暮らしの中に息づく宗教と文化を探ってみましょう。
この国の、とりわけ農村に住まう人々の暮らしが豊かになることを願って、多くの日本人の若者たちが活躍しています。この人たちの目に映った「この国の発展のかたち」を、歴史、社会、制度、政治、経済、政策、そして押し寄せるグローバリゼーションの波などをふまえて、描いてみましょう。

(海田能宏)

水曜日

「イスラーム理解のためのキーワード」

当講義内容が本になりました。(アジア理解講座2「キーワードで読むイスラーム」)

日程

 2002年 5月15日~7月17日の毎週水曜日

コーディネーター

佐藤次髙(東京大学大学院人文社会系研究科教授)

講師

  • 佐藤次髙(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
  • 竹下政孝(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
  • 柳橋博之(東京大学大学院人文社会系研究科助教授)
  • 加藤 博(一橋大学大学院経済学研究科教授)
  • 小松久男(東京大学大学院人文社会系研究科助教授)

コーディネーターからのメッセージ

昨年9月11日のニューヨークでの悲劇以来、イスラームは実に多くの人々の関心を呼び集めてきた。新聞からテレビ、ラジオ、雑誌、単行本にいたるまで、イスラーム理解のための特別編集や緊急出版があい次いでおこなわれた。それらのなかには正確な情報もあれば、一方的な思いこみや誤解にもとづく報道も少なからず見られた。しかしイスラームの本質や現代の複雑な政治・社会状況を理解することは、それほど易しいことではないように思われる。
現代イスラームの諸問題をよりよく理解するためには、やはりイスラームの歴史をさかのぼって、基本的な事柄をひとつひとつ了解しておくことが必要であろう。本講座では、イスラームを理解する上で不可欠なタームを10個選び、それぞれについて1回ずつじっくりと考える企画をたててみた。これらのキーワードを修得すれば、イスラーム理解の程度は着実に向上する、これが本講座のねらいである。

金曜日

「韓国の伝統社会と現代社会―血縁・地縁・企業・宗教」

日程

2002年5月10日~7月12日の毎週金曜日

コーディネーター

吉田光男(東京大学大学院人文社会系研究科教授)

講師

  • 吉田光男(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
  • 服部民夫(東京大学大学院人文社会系研究科教授:2002年4月着任予定)
  • 秀村研二(明星大学日本文化学部助教授)

コーディネーターからのメッセージ

奇跡と言われるほどの高度な経済成長をなしとげ、植民地とそれに続く朝鮮戦争による被害を克服し、短期間で経済大国に駆け上がった国。その一方で1997年に始まる経済危機からの脱出を目指し、苦痛に満ちた改革を推進している国。日本と共通するところが多い反面、ひとたび中に入り込んでみると、社会構造から人々の意識まで、多くの点で違いが目についてしまう国。それが韓国です。似て非なると言われる現代の日本社会と韓国社会、その違いの背景には、伝統時代(近世)に形成された歴史や文化の、両者それぞれの個性が横たわっています。現代韓国社会の性格を解くカギのいくつかは、伝統時代の社会文化の中から見つけ出すことができるかもしれません。
この講座では、氏族・マウル(村)・会社・教会など、韓国人が伝統時代から現代まで、長年にわたって生きてきた多くの「場」に、歴史学・社会学・文化人類学という3つの方向からメスを入れ、韓国社会のもっている特色を読み取っていきます。伝統と現代という二つの眼を通して韓国社会を観察分析し、その独特の姿を立体的なイメージで目の前に浮かび上がらせてみたいと思います。

(吉田光男)

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