アジア理解講座 2004年度 第2期




2004年度 第2期
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実績について
出版について

[月曜日] (2004年9月27日~12月6日)全10回 *10月11日(祝)は休講
現代ベトナムを知ろう

[火曜日] (2004年10月5日~12月14日)全10回 *11月23日(祝)は休講
モンゴルを知ろう

[水曜日] (2004年9月29日~12月8日)全10回 *11月3日(祝)は休講
アジアの布と社会

[木曜日] (2004年9月30日~12月2日)全10回
中国現代文学を味わう―驚異的経済成長下の文学はいかに

* 講師、講座内容等、詳細につきましては、各曜日のリンクをクリックしてください。

「現代ベトナムを知ろう」

日程

2004年9月27日~12月6日毎週月曜日全10回 *10月11日(祝)は休講

コーディネーター

今井 昭夫

講師

今井 昭夫
東京外国語大学外国語学部助教授
遠藤 聡
横浜国立大学教育人間科学部非常勤講師
牛山 隆一
(社)日本経済研究センター研究開発部 / 副主任研究員兼アジア研究室次長
池部 亮
日本貿易振興機構(ジェトロ) 貿易開発部貿易開発課 総括課長代理
岩井 美佐紀
神田外語大学外国語学部助教授
今村 宣勝
(財)世界政経調査会研究第5部(東南・南西アジア)主任研究員 / 東京外国語大学大学院博士後期課程

コーディネーターからのメッセージ (今井 昭夫)

かつてベトナムというと「戦争の国」というイメージのみで語られることが多かったのですが、近年、観光やビジネスでベトナムを訪れる日本人の数も増加し、ベトナム料理やベトナム雑貨さらには「アオザイ」などが日本人に親しまれるようになり、ベトナムのイメージもだいぶ様変わりしました。文明史的にみて、ベトナムは東南アジアと東アジアの重なるところに位置していますが、このような点は最近注目されつつある「東アジア共同体」構想などにおいても東南アジアと東アジアを結び付ける回廊としてのベトナムの役割を改めて浮かび上がらせています。
本講座では、「ドイモイ」と呼ばれる改革開放政策の下で目まぐるしく変化する現代のベトナム社会主義共和国の理解に資するような講座内容を構成してみました。「ドイモイ」政策の下、ベトナムは高度経済成長を達成しつつあります。経済発展が進み「ニューリッチ層」などが出現する一方、貧富の格差や地方間格差が広がるなど、社会の多様化が進んでいます。このような社会の多様化は国民統合のあり方や政治の仕組みにも変化を及ぼさずにはおきません。本講座では、ダイナミックに変化しつつある現代ベトナムを通して、他のアジア諸国にも共通する開発・共生・平和といった問題を受講生の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

講座概要 【PDF:45KB】

会場 ジャパンファウンデーション 赤坂ツインタワー セミナールーム(旧国際交流基金アジアセンター)

「モンゴルを知ろう」

日程

2004年10月5日~12月14日毎週火曜日全10回 *11月23日(祝)は休講


コーディネーター

小長谷 有紀

講師

小長谷 有紀
国立民族学博物館研究戦略センター教授
林 俊雄
創価大学文学部教授
ザンバ・バトジャルガル
駐日モンゴル国特命全権大使 *逐次通訳での講義となります。
白石 典之
新潟大学人文学部助教授
中村 篤志
山形大学人文学部専任講師
ボルジギン・ブレンサイン
早稲田大学文学部非常勤講師
呉人 恵
富山大学人文学部教授
花田 麿公
前駐モンゴル日本国大使
島村 一平
国立民族学博物館講師・研究機関研究員

コーディネーターからのメッセージ (小長谷 有紀)

近年、朝青龍などモンゴル出身の力士が日本で大いに活躍するようになってからというもの、日本人にとってモンゴルはとても身近に感じられるようになってきた。実際に、成田空港からの直行便に乗りさえすれば、およそ5時間で草原の国に到着してしまう。しかしながら、そうした近さや親しみのわりには、まだまだモンゴルの魅力は知られていないのではないだろうか。私たちは、チンギス・ハーンの名のほかに、どれだけモンゴルを知っているだろうか。
そこで、本講座では、さまざまなモンゴルの魅力を引き出すことに努めた。多角的な視点を心がけて多様な切り口を用意した。モンゴル国ばかりでなく、中国内蒙古自治区をも含めたモンゴル高原をとりあげよう。その歴史を紀元前にまでさかのぼってみよう。また、現代についてなら、日本との関係とりわけ経済協力関係や、若者のあいだで流行している楽曲にも目配りしておきたい。さらに、講師としてモンゴル人自身にもご登場をお願いしている。考古学、言語学、歴史学、文化人類学などそれぞれの分野において第一線で活躍している研究者や、外交官たちの講義によって、これまで知らなかったモンゴルの姿が立体的に浮かび上がるであろう。

講座概要 【PDF:51KB】

会場 ジャパンファウンデーション 赤坂ツインタワーセミナールーム(旧国際交流基金アジアセンター)

「アジアの布と社会」

日程

2004年9月29日~12月8日の毎週水曜日(全10回) *11月3日(祝)は休講

コーディネーター

関本 照夫 

講師

関本 照夫
東京大学東洋文化研究所教授
小笠原 小枝
日本女子大学家政学部教授
池本 幸生
東京大学東洋文化研究所教授
松井 健
東京大学東洋文化研究所教授
田口 理恵
総合地球環境学研究所技術補佐員 / 国立民族学博物館外来研究員
中谷 文美
岡山大学文学部助教授
伊藤 ふさ美
バティック作家
上羽 陽子
大阪芸術大学非常勤講師
五十嵐 理奈
福岡アジア美術館学芸員
杉本 星子
京都文教大学人間学部教授

コーディネーターからのメッセージ (関本 照夫)

この講座では、日本から沖縄、東南アジア、南アジアへと、現代に生きているアジア各地の染や織を紹介し、それを作っている人々の現状を考える。今日のように、糸や布が工場で大量生産されるようになる以前、世界各地の人々は手仕事で糸を紡ぎ布を織り、また染めの作業をしていた。地域や民族ごとに、布を作る技術や色柄にはっきりした違いがあり、着衣のスタイルもさまざまだった。
一方今日では、多くの地域でしだいに洋装がふつうになり、布や既製服を店で買うようになってきた。それでもやはり布は千差万別。人が集まっても、二人がまったくおなじ生地を身につけていることはまれだ。馬車は自動車に、ランプは電灯にすっかり変わってしまったが、どうも布は様子が違う。すべてが一様な規格品にはならず、手仕事や地域の小さな作業場もあいかわらず活躍している。布を作る手仕事はどんな風に生き続けているのか。どんな必要や需要に応えて伝統染織と呼ばれるものが続いているのか。どんな人々がどのように伝統の技を受け継いでいるのか。時代の変化はどう影響しているのか。布から出発して布を作る人と社会にまで目を向けてみたい。

講座概要 【PDF:54KB】

会場 ジャパンファウンデーション国際会議場

「中国現代文学を味わう―驚異的経済成長下の文学はいかに」

当講義内容が本になりました。(アジア理解講座5「「規範」からの離脱-中国同時代作家たちの探索」)

日程

2004年9月30日~12月2日の毎週木曜日(全10回)

コーディネーター

尾崎 文昭

講師

尾崎 文昭
東京大学東洋文化研究所教授
飯塚 容
中央大学文学部教授
藤井 省三
東京大学文学部教授
白水 紀子
横浜国立大学教育人間科学部教授
関根 謙
慶應義塾大学文学部教授
山口 守
日本大学文理学部教授
佐藤 普美子
駒澤大学外国語部教授
桑島 道夫
静岡大学人文学部助教授
千野 拓政
早稲田大学文学部教授

コーディネーターからのメッセージ (尾崎 文昭)

1992年以後から現在までの十余年間、中国(大陸)経済は驚異的な急成長を遂げてきました。それは政治機構を含めての大規模な改革(市場経済に適応するための再編)を背景にしていました。その中で、文学はどのように生き延び、あるいは適応し、あるいは拒否してきたでしょうか。
文学に関係する点では、メディアの活性化の影響が特に大です。出版社は市場価値を追求せざるを得なくなりましたし、映画・テレビドラマとの連係も密になりましたし、海外資本も入ってきます。作家も対応と適応を迫られます。
一方、状況の変化に応じて、文学とメディアへの思想統制も、担うべき責任意識もゆるみました。その間隙を縫って魅力的な文学が成長してきました。かつては、中国現代文学といえば「暗い」「説教くさい」という印象が流れていたものですが、今は違います。80年代よりもさらに、多様多彩で魅力的な作品が書かれています。そして、2000年のノーベル文学賞は中国人作家の高行建に与えられたのでした。
この講座では、日本語の翻訳で読むことのできる作家作品を優先して選び、できるだけ多くの作品に触れていただきたいと考えています。

講座概要 【PDF:56KB】

会場 ジャパンファウンデーション 赤坂ツインタワーセミナールーム(旧国際交流基金アジアセンター)

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