アジア理解講座 2006年度 第2期




2006年度 第2期
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* 講師、講座内容等、詳細につきましては、各曜日のリンクをクリックしてください。

月曜日

(2006年10月2日~12月11日) 全10回

アジアの環境問題

コーディネーター

寺西 俊一

コーディネーターからのメッセージ

1980年代の後半以降、いわゆる「地球環境問題」が世界共通の最重要課題としてクローズアップされ、これを受けて、1992年6月、「国連人間環境会議」(1972年)から20年という節目に、リオ・デ・ジャネイロで「環境と開発に関する国連会議」が開催されました。以来、10数年の歳月が経過していますが、この間に、アジアの動向と行方が決定的な意味をもつようになっています。それは、アジアの地域にこそ、「地球環境問題」をめぐる一連の問題群の縮図ともいうべき状況が示されているからです。

とくにアジアでは、近年、「世界の経済成長センター」といわれる状況が現出し、経済面では「輝かしく躍進するアジア」が注目を集めるようになっています。しかし同時に、この軌跡は、環境面からみれば、かつての1960年代における経済の“急成長”期のなかで日本が直面した激しい“公害と環境破壊”の波にアジアの国・地域が次々と飲み込まれていく過程でもあったといえます。

今回の講座は、この間のアジアにおける“公害と環境破壊”をめぐる問題状況について多面的に紹介し、日本の私たちの今後における諸課題について受講者の皆さんとともに考える場となることを期待しています。

講義日程/テーマ

(講師および日程・テーマは変更となる場合もあります)

10月2日
アジアの環境問題」の開講にあたって
寺西 俊一(一橋大学大学院経済学研究科教授)
10月16日
地球温暖化問題とアジアのエネルギー事情
大島 堅一(立命館大学国際関係学部助教授)
 10月23日
アジアの森林保全の現状と課題
井上 真(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
10月30日
アジアの海洋保全の現状と課題
川辺 みどり(東京海洋大学海洋科学部助教授)
11月6日
アジアの消費と環境問題の現状と課題
根本 志保子(日本大学経済学部専任講師)
11月13日
アジアの開発と日本のODAをめぐる課題
松本 悟(特定非営利活動法人メコン・ウォッチ代表理事)
11月20日
アジアの廃棄物と国際リサイクルの現状と課題
山下 英俊(一橋大学大学院経済学研究科講師)
11月27日
台頭する超大国・中国の環境問題の現状と課題
大塚 健司(日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員)
12月4日
アジア各地の環境被害救済の取り組みの現状と課題
除本 理史(東京経済大学経済学部助教授)
12月11日
「アジアの環境協力」の時代をどう切り拓いていくか
寺西 俊一(一橋大学大学院経済学研究科教授)

講座概要 【PDF:79KB】


会場
ジャパンファウンデーション国際会議場
日本教育会館 (千代田区一ツ橋) *10月31日の「中国の外交」のみ

火曜日(2006年9月26日~12月19日) 全11回 ※10月24日、11月7日は休講

中国の外交

当講義内容が本になりました。(異文化理解講座6「中国の外交-自己認識と課題」)

コーディネーター

川島 真

コーディネーターからのメッセージ

「中国の外交」は、日本のみならず、いまや世界的な関心事です。しかし、日本では日中関係と日米関係などに報道が限定されていることもあり、中国の目線から見た外交、中国外交の全体像は見えにくくなっています。たとえば、中国から周囲を見渡せば、北朝鮮国境、モンゴルからロシア、中央アジア、インド、東南アジア、台湾といった具合に、非常に多様な周辺地域をもっていることがわかります。日本を含む北東アジアの関係は、そのうちの五分の一、六分の一に過ぎません。日本では、日本から見た中国の外交の姿を中国外交の全体像へと拡大していないでしょうか。


また、日本から見える中国の軍事、経済、文化などの各分野の外交は、中国の対外戦略の中でどのような意味をもっているのでしょうか。そのためには、軍事、経済、文化などの各分野における対外戦略の全体像を把握しなくてはならないと思います。

いま、中国に関する情報は巷にあふれています。特に外交については、中国が「責任ある大国」となるか、「覇権国家」となるか、という大きな問題を含めて、一大関心事になっています。しかし、その外交を理解するには、まず中国の目線で外交を理解する必要があると思います。そこで、この講座では、中国の外交について、国境線をめぐる外交、アメリカ、上海協力機構、ASEAN、北朝鮮、日本との外交、そして軍事、経済、文化などの各分野について理解を深めていただき、その姿を把握していただければと思います。

講義日程/テーマ

(講師および日程・テーマは変更となる場合もあります)
9月26日
中国外交の歴史的背景
川島 真(北海道大学公共政策大学院/大学院法学研究科助教授、9月末まで)
(東京大学大学院総合文化研究科助教授、10月1日から)
10月3日
中国のパブリック・ディプロマシー
青山 瑠妙(早稲田大学教育・総合科学学術院助教授)
10月10日
中国の文化外交
王 雪萍(慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所特別研究助手)
10月17日
中国の経済外交―WTOFTAをめぐる―
田島 俊雄(東京大学社会科学研究所教授)
10月31日
中国外交の軍事外交
松田 康博(防衛庁防衛研究所主任研究官)
11月14日
中米関係
高原 明生(東京大学大学院法学政治学研究科教授)
11月21日
中国と上海協力機構
石井 明(東京大学大学院総合文化研究科教授)
11月28日
中国の対朝鮮半島外交
平岩 俊司(静岡県立大学大学院国際関係学研究科教授)
12月5日
中国・ASEAN関係
清水 一史(九州大学大学院経済学研究院教授)
12月12日
中国の国境線とそれをめぐる外交
岩下 明裕(北海道大学スラブ研究センター教授)
12月19日
日中関係をどう再構築するか
毛里 和子(早稲田大学政治経済学術院教授)

講座概要 【PDF:82KB】

会場
ジャパンファウンデーション国際会議場

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