アジア理解講座 2007年度 第2期




2007年度 第2期
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[木曜日] (2007年9月27日から12月13日) 全12回
インド・神話と芸能:神々を演じる人々
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[金曜日] (2007年9月28日から12月7日) 全10回
アジアの人口問題

* 講師、講座内容等、詳細につきましては、各曜日のリンクをクリックしてください。

木曜日(2007年9月27日から12月13日) 全12回

インド・神話と芸能:神々を演じる人々

コーディネーター

鈴木 正崇

コーディネーターからのメッセージ

広大なインドの各地に展開する演劇、舞踊、仮面劇、人形芝居、絵語り、大道芸などの多彩な芸能は、神々との交流を中核にして民衆の間に深く根付いています。その内容は、神々の活躍を説き世界の生成を語る神話、二大叙事詩のマハーバーラタやラーマーヤナ、神々や聖地の由来を語るプラーナ(古譚)、非業の最期をとげた英雄や死霊の伝説、山・木・石・川に宿る神霊の由来譚など多岐にわたります。ヒンドゥー教 の世界が主体ですが、イスラーム教の影響が色濃い芸能や、先住民が伝えてきたインド文化の古層を体感させる芸能もあります。演じ手は、踊りや所作や語りで筋書を伝え感情を表現し、時には神霊が憑依し神人一体化して託宣を語るのです。観衆は顕現した神霊に感謝し祈願をこめて、異界の力で再生します。病気治しや不幸の除去の祈祷もあり、元凶とされる魔物や怪物の退治に人々は一喜一憂します。

インドの芸能は階層と深く関係し、王族がパトロンになって高位カーストが寺院の内部で演じるもの、太鼓や舞踊を世襲で伝えるカーストが祭りの場で演じるもの、ハリジャンと呼ばれる最下層の人々が担い手で高位者さえ拝むものもあります。自然との共生感覚を残し、活力に溢れるインドの芸能を、グローバル化の中での変貌を視野に入れて考察し、我々の生き方を考え直してみたいと思います。

講師および日程・テーマ

(*変更となる場合もあります)

9月27日
インド・神話と芸能 神がかりから芸能へ:カルナータカのブータ
鈴木 正崇(慶應義塾大学文学部教授)
10月4日
人形劇と仮面劇:インド芸能の古層
小西 正捷(立教大学名誉教授)
10月11日
クリシュナ神の生涯を歌舞劇で展開するラース・リーラー:北インドの神話・伝説をとりいれた宗教芸能
坂田 貞二(拓殖大学商学部教授)
10月18日
絵語りで伝える神々の物語:ベンガルのポト絵とポトゥア
金 基淑(京都文教大学人間学部教授)
10月25日
ベンガルの村の女神と芸能
外川 昌彦(広島大学大学院国際協力研究科准教授)
11月1日
神と人を繋ぐ神劇ラーム・リーラー
宮本 久義(東洋大学文学部インド哲学科教授)
11月8日
神と人、そして人と人を結びつけるもの:タール沙漠の諸芸能集団をめぐって
小西 公大(首都大学東京 日本学術振興会特別研究員)
11月15日
都市祭礼にみる伝統芸能の再生:プネーにおけるガネーシャ祭礼を例に
小磯 千尋(兵庫医療大学薬学部非常勤講師)
11月22日
寺院彫刻と祭りから読み解く「第三の性」:南インド、タミル・ナードゥ
袋井 由布子(和光大学オープンカレッジ非常勤講師)
11月29日
ケーララの演劇:カタカリとクーリヤッタム
河野 亮仙(大正大学非常勤講師)
12月6日
ケーララのテイヤム儀礼と神話
古賀 万由里(横浜国立大学非常勤講師)
12月13日
バーガヴァタ・メーラとナラシンハ信仰
井上 貴子(大東文化大学国際関係学部教授)

講座概要 【PDF:95KB】

会場

金曜日(2007年9月28日から12月7日) 全10回

アジアの人口問題

コーディネーター

早瀬 保子

コーディネーターからのメッセージ

国連推計によれば、世界人口は21世紀半ばに90億人を超えるとされています。人口問題は、食糧・エネルギー・環境問題とともにグローバルな問題であり、重要かつ緊急な課題として国際的に関心が高まっています。アジアは20世紀後半に世界に比類の無いほど急速な人口と経済の変化を経験し、巨大人口地域であるとともに、巨大経済地域となり、最近では「世界の経済成長センター」ともいわれています。本講座は、世界人口の6割を占めるアジア人口の諸側面について、その動向と直面する問題を紹介します。

アジアは、気候風土、民族、宗教、経済発展段階が異なる51カ国・地域から構成され、各々の社会、経済、歴史的状況を反映し、多様な人口状況を現出しています。世界経済のグローバル化の進展により、モノ、カネとともにヒトの交流が活発化し、当該地域の社会経済や人口に影響を与える一方、HIV/エイズ感染者、新型肺炎SARSなど新感染症が国境を越えて急速に広がるなど憂慮すべき新しい事態も発生しています。これら諸問題を読み解く本講座により、アジア人口の現状について、理解を深めていただき、人口問題を再考する機会となれば幸いです。

講師および日程・テーマ

(*変更となる場合もあります)

9月28日
アジアの人口問題概論
早瀬 保子(元日本貿易振興機構アジア経済研究所研究主幹)
10月5日
韓国・台湾の少子高齢化
鈴木 透(国立社会保障・人口問題研究所国際関係部第三室長)
10月12日
中国の人口問題:一人っ子政策の功罪
早瀬 保子(元日本貿易振興機構アジア経済研究所研究主幹)
10月19日
アジア諸国の国際人口移動
渡辺 真知子(明海大学経済学部教授)
10月26日
アジア諸国の都市化と都市の変容:変わりゆくバンコク
中川 聡史(神戸大学大学院経済学研究科准教授)
11月2日
インドの人口:変遷過程と地域格差
西川 由比子(城西大学経済学部准教授)
11月9日
アジアの感染症:新興・再興感染症について
林 謙治(国立保健医療科学院次長)
11月16日
世界の人口開発問題とアジア
佐藤 龍三郎(国立社会保障・人口問題研究所国際関係部長)
11月30日
東アジア女性の就業と家事・家族役割
永瀬 伸子(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授)
12月7日
アジアの宗教と人口
小島 宏(早稲田大学社会科学総合学術院教授)

講座概要 【PDF:83KB】

会場

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