中東理解講座 2004年度 第3期




2004年度 第3期
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中東理解講座
実績について
出版について
[火曜日] (2005年1月11日~3月8日)全9回
イランを知ろう
[水曜日] (2005年1月12日~3月2日)全7回 ※2月9日は休講 (締切ました)
スーフィー・聖者・精霊の世界─民衆のイスラーム
[木曜日] (2005年1月27日~3月10日)全7回
家族生活を通して見る中東

* 講師、講座内容等、詳細につきましては、各曜日のリンクをクリックしてください。

火曜日(2005年1月11日~3月8日)全9回

「イランを知ろう」

コーディネーター

吉村 慎太郎

講師

小牧 昌平 上智大学外国語学部教授
アレズ・ファクレジャハニ 東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程
鈴木 均 日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センター
中東研究グループ中東研究グループ長代理
黒田 卓 東北大学大学院国際文化研究科助教授
吉村 慎太郎 広島大学総合科学部助教授
藤井 守男 東京外国語大学教授
桜井 啓子 早稲田大学国際教養学部教授
岩崎 葉子 日本貿易振興機構アジア経済研究所・地域研究センター
中東研究グループ研究員
佐野 東生 龍谷大学国際文化学部助教授

コーディネーターからのメッセージ (吉村 慎太郎)

「反テロ戦争」の開始により、戦禍と激動の時代を迎えているアフガニスタンとイラクに地理的に挟まれたイランはこれまで以上に国際的な注目を浴びています。1988年のイ・イ戦争終結後も低迷を続ける経済問題、「改革派」と「保守派」間の党派対立、、四半世紀もの間冷却したままの対米関係、加えて国際原子力機関(IAEA)理事会でのイランの「核開発疑惑」などがマスコミで取り沙汰されています。米国大統領選挙の帰趨は今後の世界のあり方に多大な影響を及ぼすことは言うまでもありませんが、2005年5月に開催予定のポスト・ハータミー政権を決定するイラン大統領選挙の結果もこの国の政治社会情勢や経済、広く中東を含めた国際関係に重大なインパクトを与えると考えられます。
 「何が起こっても不思議ではない」中東域内の大国であり、しばしば誤解に満ち、あるいは看過されてきたイランの国家・社会の諸相とそこに暮らす人々の今日的姿を、歴史、政治、社会、経済、教育・女性、映像文化といった様々な視点から明らかにすることが本講座の狙いです。そのため、イラン研究の分野において代表的な研究者にお願いし、各テーマに従って講義して頂くことにしました。恐らく、イランを熟知した講師陣による連続公開講座は初めての試みであり、今後も実現が難しいかもしれません。一連の講義を通じて、この国の体系的な理解の時を皆さんと共有できればと切に願っています。

講座概要 【PDF:50KB】

会場 ジャパンファウンデーション国際会議場

水曜日(2005年1月12日~3月2日)全7回 ※2月9日は休講

「スーフィー・聖者・精霊の世界─民衆のイスラーム」

コーディネーター

赤堀 雅幸

講師

赤堀 雅幸 上智大学アジア文化研究所助教授
東長 靖 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教授
小牧 幸代 京都大学人文科学研究所助手
大稔 哲也 九州大学大学院人文科学研究院助教授
中山 紀子 中部大学国際関係学部国際文化学科助教授
阿部 克彦 神奈川大学経営学部専任講師

コーディネーターからのメッセージ (赤堀 雅幸)

中東に起こる紛争と暴力が毎日のように報道されるなかで、私たちの目は、イスラームを日常として生きる人々の普段の暮らしになかなかおよびません。しかし、高度に洗練された教義や、強大な帝国の建設に劣らず、1,500年の長きにわたってイスラームに活力を与えてきたのは、民衆がイスラームと関わりながら生み出してきた多彩な文化伝統です。研究者もまた、「原理主義」の分析に傾きがちであった近年の動向への反省も込めて、イスラームの総体を捉え直す動きを開始しており、「民衆のイスラーム」への注目も強まっています。この講座は、そこから生まれてきた新しい研究成果を生かして、厳格な一神教という印象とはひと味違う、もう一つのイスラームを紹介します。各回には、思想研究、歴史学、美術史、人類学の研究者が、神との合一を求めるスーフィー、人々の崇敬を集める聖者、日々の会話に登場する精霊たちの活躍するイスラームの形を多角的に論じていきます。

講座概要 【PDF:43KB】

会場 財団法人国際文化会館講堂

木曜日(2005年1月27日~3月10日)全7回

「家族生活を通して見る中東」

コーディネーター

宮治 美江子

講師

宮治 美江子 東京国際大学大学院社会学研究科教授
南里 浩子 中央大学総合政策学部非常勤講師
平井 文子 獨協大学非常勤講師
中山 紀子 中部大学国際関係学部国際文化学科助教授
塩尻 和子 筑波大学大学院人文社会科学研究科(哲学・思想専攻)助教授
佐藤 真紀 日本国際ボランティアセンター イラク事業担当
鷹木 恵子 桜美林大学国際学部教授

コーディネーターからのメッセージ (宮治 美江子)

中東の諸社会において、家族は個人の日常生活のなかで基本的な社会集団であり、家族の絆はいまだに強いといえます。中東地域の伝統的な社会構造は、祖先を共通にするいくつかのレベルの分節(部族―氏族―系族―家族)からなる父系血縁で結ばれた親族および地域集団から形成されていましたが、その中でも家族はとくに重要な単位です。イスラームの成立以降はイスラーム法が、人々の家族関係をも規定してきました。
けれども現在中東の諸社会も大きく変化しつつあります。中東・イスラーム地域というと、一夫多妻や男女の隔離、ヴェールなどから女性の地位の著しく低い地域というイメージがいまだにありますが、実際に暮らしてみると、女性たちはたくましく強いというのが実感です。女性の社会進出も想像以上に進み、社会のさまざまな分野で多くの女性たちが活躍しています。社会で活躍する女性たちはどのように家族生活と職業生活を両立させているのでしょうか。女性の初婚年齢もどんどん上がっています。講師の方々は皆さん都市や農村でのフィールドワークやボランティア活動あるいは研究のためなど、現地に長期間滞在した経験の豊富な方々です。いきいきとした家族の暮らしぶりのお話を通して、等身大の中東の素顔に迫って頂けると思います。ご期待下さい。

講座概要 【PDF:42KB】

会場 ジャパンファウンデーション国際会議場

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