国内上映事業 アラブ映画祭2005 上映作品

「アラブ映画祭2005」

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日本初上映★★、東京初上映★
イラクなど現地の事情により、やむをえず上映作品を変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

Part1 イラク映画回顧展

『アリアとイサーム』 2005年4月15日(金)14時30分、4月23日(土)12時30分

アリアとイサーム

Alia and Issam ★★

1948年/32分/モノクロ/イラク/Betacam
監督:アンドレ・シャターン
フランス人が監督を担当した、現存する最古のイラク映画。古い部族社会の犠牲となった若い男女の悲劇を描いた、イラク版の“ロミオとジュリエット”。アリアとイサームはともに恋心を抱いていたが、互いの部族間の抗争に巻き込まれ、イサームは殺されてしまう。そしてアリアは…。

『夜警』 2005年4月16日(土)12時、4月22日(金)14時

夜警

The Night Guard ★★

1967年/90分/モノクロ/イラク/35ミリ
監督:ハリール・シャウキ
公開2週間で9万人を動員した伝説の大ヒット作。美しい未亡人に一目惚れした貧しい夜警の男。やがて彼女は他の男性と再婚するが、諦めきれない男は彼女の家に忍び込み、彼女が大切にしている絵を盗み出す。男はその絵を家に置いて心の慰めにするが、家が火事になったことから、絵を盗んだことが発覚してしまう。1968年カルタゴ映画祭金賞を受賞。

『乾き』 2005年4月16日(土)19時、4月22日(金)16時30分

乾き

The Thirsty ★★

1972年/90分/モノクロ/イラク/Betacam
監督:ムハンマド・シュクリ・ジャミール
日照りに苦しむ南イラクの小さな村。水を求めて日々悪戦苦闘を続けるものの、乾きやせ細る一方の大地に、村人たちは土地を捨て仕事を求めて都市部へと移住していくが、一組の親子は村にとどまり、井戸掘りを始める。干ばつの村の過酷な現実をドキュメンタリー・タッチで力強く描く、イラク映画全盛期の傑作。

『葦の詩人』 2005年4月15日(金)14時30分、4月23日(土)12時30分

葦の詩人

The Poet of Reed ★★

1999年/55分/カラー/イラク=デンマーク/BetaSP
監督:ムハンマド・タウフィーク
アラビア語書道家であり詩人でもあるイラク人、ムハンマド・サイード・サッカールの人間像に迫ったドキュメンタリー。一人の人間として、そしてアーティストとして、亡命を余儀なくされたサッカールの苦悩と、異郷の地での日々を描き出している。

『異邦のトウモロコシ』 2005年4月15日(金)14時30分、4月23日(土)12時30分

異邦のトウモロコシ

Rear Window: Amid the Alien Corn ★★

2001年/37分/カラー/Betacam
監督:カーシム・アビド
イタリアに暮らす7人の亡命イラク人アーティストを追うドキュメンタリー。彼らの語りを通し、異郷での暮らしや創造活動上の困難、イラクでの暴力と恐怖の日々、そして忘れ難い望郷の念が浮き彫りにされる。挿入される彼らの絵画や虐殺された人々の写真が、見る者に強力なインパクトを与えてやまない。

『忘却のバグダッド』 2005年4月18日(月)16時30分、4月21日(木)19時

忘却のバグダッド

Forget Baghdad ★★

2002年/112分/カラー/イラク=スイス=独/35ミリ
監督:サミール
映画史100年の中で表象されてきた「アラブ人」「ユダヤ人」像を、4人のイラク系ユダヤ人とイラク系ユダヤ人を親に持つ女性社会学者が語る、自己史を織り混ぜたドキュメンタリー。バグダッドのユダヤ人であること、そしてイスラエルのアラブ人であることの意味を検証しながら、ステレオタイプ化された「アラブ人」「ユダヤ人」像を解体していく。2002年ロカルノ国際映画祭審査員賞受賞。

『少女ジヤーン』 2005年4月22日(金)19時、4月24日()12時30分

少女ジヤーン

Life ★★

2002年/94分/カラー/イラク=米/35ミリ
監督:ジャノ・ロジェビアーニー
イラク軍の生物化学兵器爆撃から5年後。孤児院を建てるため破壊された町を訪れたクルド系アメリカ人のディヤーリが出会ったのは、化学兵器で右頬が焼けただれた10歳の孤児の少女ジヤーンだった。イラクで暮らすクルド人の日々の生活や豊かな文化風俗を描き出すとともに、彼らが抱える人権問題を浮かび上がらせた問題作。

『葦の男』 2005年4月21日(木)14時、4月24日()10時30分

葦の男

Zaman, the Man from the Reeds ★★

2003年/77分/カラー/イラク=仏/35ミリ
監督:アーメル・アルワーン
チグリス河畔の小さな葦の家で、妻や養子と暮らす初老のザマンは、奇病を患い病状が悪化した妻の薬を求め、遠いバグダッドに旅立つが…。アメリカ軍によるイラク爆撃の直前、果敢に撮影された本作でザマンを演じたサミー・カフタンはイラクを代表する名優であり、2004年カルタゴ映画祭では最優秀男優賞を受賞した。

『露出不足』 2005年4月16日(土)14時30分、4月19日(火)14時

露出不足

Underexposure ★★

2005年/74分/カラー/イラク=独/35ミリ
監督:ウダイ・ラシード
イラク戦争後のバグダッドで撮影された、初の長編劇映画。フセイン政権崩壊後の混沌とした社会状況を背景に、癌に蝕まれながらも映画に情熱を傾ける男性や、初めて友情を知るホームレス男性の姿などを通し、戦後イラクの新たなリアリティを探る意欲作。題名は、数十年の間、世界から隔絶されてきたイラクの人々のことをさす。

Part2 アラブ新作パノラマ

『ラシーダ』 2005年4月18日(月)19時、4月20日(水)16時30分

Rachidaの画像

Rachida ★★

2002年/100分/カラー/アルジェリア=仏/35ミリ
監督:ヤミナ・バシール
学校に爆弾を仕掛けるようにという、イスラーム過激派の若者たちの強要を拒んだ女教師のラシ-ダは、腹部を撃たれて重体となるが、奇跡的に一命を取りとめる…。テロリズムの暴力がはびこるアルジェリアを舞台に、抑圧されながらも逞しく生きてゆこうとする女性の姿を描き出した傑作。

『ビバ! アルジェリア』 2005年4月18日(月) 14時、4月24日() 14時30分

ビバ! アルジェリア

Viva! Algeria

2003年/113分/カラー/アルジェリア=仏=ベルギー/35ミリ
監督:ナディール・モクネッシュ
キャバレーのダンサーだった昔を懐かしむ母親、既婚医師との愛人関係を楽しむ娘、そして権力者のもとで働く娼婦。テロの横行する悲惨な状況の中にあっても、明るく逞しく生きる三人の女性たちの姿を描いた話題作。アルジェリア国内では若者を中心に支持を集め、大ヒットを記録した。

『眠れぬ夜』 2005年4月17日()13時30分、4月20日(水) 19時

眠れぬ夜

Sleepless Nights ★★

2003年/130分/カラー/エジプト/35ミリ
監督:ハニー・ハリーファ
現代のエジプトに生きる若い男女の恋愛と性を、大胆かつリアルに描いて一大センセーションを巻き起こし、記録的な大ヒットを飛ばしたラブ・コメディ。男性同士が幼馴染である、三組の夫婦と一組の未婚カップルに、様々な危機が訪れる。彼らは男性陣と女性陣とに分かれ、それぞれの心情を吐露し合うが…。

『ラミアの白い凧』 2005年4月17日()11時、4月24日()18時30分

ラミアの白い凧』

The Kite

2003年/80分/カラー/レバノン/35ミリ
監督:ランダ・シャハル・サッバーグ
有刺鉄線で分断された、レバノンとイスラエルの国境沿いの村。16歳の少女ラミアは、結婚のため村のイスラエル側へと嫁ぐが、夫を愛することができず離婚して戻ってくる。そんな彼女に恋心を抱く、国境警備の若きイスラエル兵は…。愛は国境を越えることができるのか?
2003年ベネチア映画祭銀獅子賞受賞作。

『カサブランカの天使』 2005年4月17日()18時、4月20日(水)14時

カサブランカの天使

In Casablanca The Angels Don't Fly ★★

2004年/97分/カラー/モロッコ=伊/35ミリ
監督:モハメッド・アスリ
夫の帰郷を願う身重の妻を遠い山村に残し、カサブランカのレストランで仕事に追われるサイードだったが、出産直後に妻が倒れたことから…。大都市カサブランカを舞台に、男たちが抱く夢や希望が、残酷なまでに次々と打ち破られていく様を切々と描き出した感動作。2004年カルタゴ映画祭金賞ほか受賞。

『ラジオのリクエスト』 2005年4月15日(金)18時、4月19日(火)16時30分

ラジオのリクエスト

Listeners' Request ★★

2003年/89分/カラー/シリア/35ミリ
監督:アブドゥルラティフ・アブドゥルハミド
『ジャッカルの夜』『魂のそよ風』のアブドゥルハミド監督最新作。戦時下のシリアの山村に暮らす人々の唯一の楽しみは、皆で一緒にラジオ番組を聴くこと。その裏で恋人のアジーザと逢瀬を重ねていたジャマールが、ある日召集されて…。戦争への批判的なまなざしと音楽への愛が織り込まれた、珠玉のラブストーリー。

『私の王子様』 2005年4月19日(火)19時、4月21日(木)16時30分

私の王子様

The Prince ★★

2004年/108分/カラー/チュニジア/35ミリ
監督:モハメッド・ズラン
チュニスの花屋で働く夢想家の青年アーデルは、夢に見たとおりの美女ドゥニアに出会い恋をする。アーデルが毎日花束を贈るうち、高嶺の花に見えた十歳年上の銀行員である彼女にも変化が現れて…。現代のチュニジア社会を映し出す、全編ロケ撮影で撮られたドキュメンタリー・タッチのロマンティック・コメディ。

『ルート181 パレスチナ‐イスラエルの旅の断章』 2005年4月23日(土)15時30分

ルート181

Route 181, Fragments of a Journey in Palestine-Israel

2003年/270分/カラー/仏=ベルギー=独/DVCam
監督:ミシェル・クレイフィ、エイアル・シヴァン
パレスチナ出身のクレイフィ(『ガリレアの婚礼』)とイスラエル出身のシヴァン(『スペシャリスト・自覚なき殺戮者』)が共同監督した超長編ドキュメンタリー。二人の監督はイスラエルを南から北へ車を走らせ多数の老若男女にインタビュー。複雑な民族模様(エスニシティ)とともに住民の日常生活が浮かび上がる驚異のロードムービー。「南部」「中部」「北部」の三部を一挙上映(途中休憩2回)。
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