国内上映事業 The Japan Foundation Film Series Part 9 上映作品

山本薩夫名作集~Rediscovery of YAMAMOTO Satsuo


<上映作品>5作品

『忍びの者』 A Band of Assassins *ニュープリント!
2008年2月2日(土曜日)13時 ~

1962/104分/配給:角川映画(製作:大映)
監督:山本薩夫/製作:永田雅一/企画:伊藤武郎、土井逸雄/原作:村山知義/脚本:高岩肇/撮影:竹村康和/照明:加藤博也/美術:内藤昭/録音:奥村雅弘/編集:宮田味津三/音楽:渡辺宙明

出演:市川雷蔵、藤村志保、岸田今日子、城健三朗(若山富三郎)、伊藤雄之助、西村晃

リアリスティックな観点から忍者を取り上げ、歴史的背景と人間ドラマを盛り込んで、諜報組織の一員として生きる人間の宿命を描く。本作が大ヒットしたことにより、企画がシリーズ化され8作目まで製作された(山本薩夫は2作目まで監督を担当)。稀代の時代劇スター市川雷蔵が主演し、当たり役となった。
戦国時代末期、全国制覇の野望に燃える織田信長に対し、伊賀忍者の頭領・百地三太夫は暗殺を企てる。そして配下の忍者・石川五右衛門が刺客に仕立てられる。

『続・忍びの者』  Return of the Band of Assassins *ニュープリント!
2008年2月2日(土曜日)15時15分~

1963/93分/配給:角川映画(製作:大映)
監督:山本薩夫/製作:永田雅一/企画:伊藤武郎/原作:村山知義/脚本:高岩肇/撮影:武田千吉郎/照明:山下礼二郎/美術:内藤昭/録音:大角正夫/音楽:渡辺宙明

出演:市川雷蔵、藤村志保、坪内ミキ子、城健三郎(若山富三郎)、天知茂、山村聡 永井智雄

『忍びの者』の大ヒットを受けて作られた続編。同じく忍者の石川五右衛門を主人公に、その後日譚として、五右衛門の復讐物語を通して、戦国武将たちの壮絶な抗争を描く。
家族と平和に暮すようになった石川五右衛門だったが、織田信長の忍者狩りによって子供を殺され、復讐を誓う。明智光秀を煽って本能寺の変を起こさせた五右衛門は、混乱に乗じて信長を倒すが、その後、身を寄せた雑賀砦を羽柴秀吉が襲い、五右衛門の妻が殺害される。再度、復讐に燃える五右衛門は秀吉を狙う。

『傷だらけの山河』 The Tycoon
2008年2月2日(土曜日)17時30分~

1964/152分/配給:角川映画(製作:大映)
監督:山本薩夫/製作:永田雅一/企画:川崎治直、伊藤武郎/原作:石川達三/脚本:新藤兼人/撮影:小林節雄/照明:泉正蔵/美術:間野重雄/録音:須田武雄/編集:中静達治/音楽:池野成

出演:山村聡、村瀬幸子、北原義郎、高橋幸治、穂高のり子、船越英二、若尾文子、川崎敬三、坪内美詠子、丹阿弥谷津子

鉄道を中心に不動産やデパートなどさまざまな事業を展開する企業グループを築き上げた実業家の野心に満ちた人生の光と影をドラマチックに物語る社会派エンタテインメント。資本階級を取り上げた本作は、財閥の家族群像を描いた『華麗なる一族』(74)の原点となっている。
企業グループの頂点に立つ有馬勝平は精力的な事業拡大を続け、また女性に対する支配欲も旺盛だったが、その一方で家庭を顧みず、利己的な非情さによって周囲の人間を犠牲にしていくのだった。

『白い巨塔』 The Ivory Tower
2008年2月3日(日曜日)13時~

1966/150分/配給:角川映画(製作:大映)
監督:山本薩夫/製作:永田雅一/企画:財前定生、伊藤武郎/原作:山崎豊子/脚本:橋本忍/撮影:宗川信夫/照明:柴田恒吉/美術:間野重雄/録音:奥村雅弘/編集:中静達治/音楽:池野成

出演:田宮二郎、東野英治郎、小沢栄太郎、加藤嘉、田村高廣、船越英二、下條正巳、滝沢修、藤村志保、石山健二郎

医学界の内幕に鋭く迫り、大学病院を舞台に教授の座をめぐって繰り広げられるパワーゲームを描く。後年、同じ山崎豊子の原作をもとに4度テレビドラマ化されているが、先駆けとなった初映画化の本作は、重厚な俳優陣による迫真の演技と緊張感溢れる見事な演出で、日本映画史に名高い傑作となっている。モスクワ映画祭で銀賞を受賞。
手術の腕を誇る天才外科医・財前五郎は教授になるために派閥の勢力争いの中であらゆる手段を用い、教授選挙を乗り切るが、やがて誤診が発覚する。

『金環蝕』 Solar Eclipse *ニュープリント!
2008年2月3日(日曜日)17時30分~

1975/155分/配給:角川映画(製作:大映)
監督:山本薩夫/製作:徳間康快 伊藤武郎/企画:武田敦/原作:石川達三/脚本:田坂啓/撮影:小林節雄/照明:渡辺長治/美術:間野重雄、今井高司/録音:信岡実/編集:鍋島淳/音楽:佐藤勝

出演:仲代達矢、三國連太郎、宇野重吉、京マチ子、高橋悦史、中村玉緒、山本学、神山繁、内藤武敏、中谷一郎

1965年の九頭竜川ダム落札事件を下敷きにした石川達三の小説をもとに、オールスターキャストで描いた政治サスペンス・ドラマ。権力構造の裏側で暗躍する政治家・企業家・官僚といった人々を生々しく描き出し、日本の保守政権のメカニズムを浮き彫りにする。痛烈な社会批判を含みつつ、骨太な娯楽映画として圧倒的な完成度で見せる。
与党の総裁選挙で強敵を制した寺田陣営は、買収工作に多額の出費をした補填のため、ダム工事入札に絡んで賄賂を受け取ることを画策する。

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