国内上映事業 The Japan Foundation Film Series Part 1 上映作品

The Japan Foundation Film Series Part 1日本映画の巨匠と女優たち


(1)『醜聞(スキャンダル)』6月25日(金曜日)19時~

1950/104分/モノクロ/松竹 /35mm *New Print
監督:黒澤明/出演:三船敏郎、志村喬、山口淑子
スキャンダルを捏造された画家(三船)と歌手(山口)を救うため卑劣なマスコミに立ち向かう弁護士(志村)を描く。低俗なジャーナリズムに対する痛烈な社会批判がこめられている。「羅生門」の前作にあたる。音楽は早坂文雄。

(2)『浪華悲歌』6月26日(土曜日)13時~

1936/71分/モノクロ/第一映画、松竹大谷図書館/35mm
監督:溝口健二/出演:山田五十鈴、梅村蓉子
電話交換手(山田)は父の横領を穴埋めするため、社長の情婦になった。恋人のもとへ逃げ出すが、兄の学資稼ぎのために再度同じような状況に転落する。長きに渡り傑作を生み出すコンビとなる脚本家・依田義賢と溝口が初めて組んだ作品。

(3)『白痴』6月26日(土曜日)16時~

1951/166分/モノクロ/松竹/35mm  *New Print
監督:黒澤明/出演:原節子、森雅之、三船敏郎、久我美子
黒澤明が敬愛するドストエフスキーの名作を雪深い北海道を舞台に翻案し、奔放な女性(原)に魅了された2人の男性(森と三船)の葛藤を描く。完成版は265分あったが会社側により短縮された。後に黒澤は最も好きな自作と語っている。

(4)『按摩と女』6月27日(日曜日)13時~

1938/65分/モノクロ/松竹/16mm
監督:清水宏/出演:高峰三枝子、徳大寺伸、日守新一
清水宏はFILMeX 2003とフィルムセンターが特集上映を行なうまで一般の知名度は高くなかったが、明らかに最も革新的な日本人監督の一人である。この瑞々しいコメディは、ほとんど脚本なしにロケ中の監督と俳優陣の即興で作られ、生き生きした傑作となっている。

(5)『黄色いからす』6月27日(日曜日)14時30分~

1957/104分/カラー/歌舞伎座映画、松竹/35mm
監督:五所平之助/出演:淡島千景、伊藤雄之助、設楽幸嗣
戦争から長年戻らなかった父(伊藤)に対して、息子(設楽)はなかなか馴染むことができず、又、両親から拒絶されているような疎外感に悩む。五所は年代ごとに中流階層の浮沈を追った監督だが、子供を扱った「たけくらべ」の後に本作を作った。

(6)『こころ』6月27日(日曜日)16時40分~

1955/122分/モノクロ/日活/35mm
監督:市川崑/出演:森雅之、新珠三千代、三橋達也
文豪・夏目漱石の代表作を映画化した本作は、市川の文芸映画の傑作の一つである。
若い学生は師事する教授を尊敬し憧れるが、やがて教授が苦悩にとりつかれていることに気づく。
本作は「ビルマの竪琴」の前作にあたる。

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