国内上映事業 国際交流基金映画講座2005-2 アジア中東映画ライブラリー 上映作品

The Japan Foundation Screening & Lecture Series: 2005-2

「アラブ映画祭2005」プレイベント2


東南アジア映画の21世紀

『田舎の恋のから騒ぎ』 Hello Countryside

『田舎の恋のから騒ぎ』作品写真

タイ Thailand/1999/118mins./color/35mm
監督:タニット・チッタヌクン Thanit Jitnukul
都会から遠く離れた平和な農村に暮らす美人姉妹とその両親。だが、農業振興のために赴任してきたイケメン研究員をめぐり、恋の鞘当てで村はたちまち大混乱…。タイ映画お得意の田園コメディの傑作。
「タイ映画祭2003」出品作。

『サードワールド・ヒーロー』 Third World Hero

『サードワールド・ヒーロー』作品写真

フィリピン Philippines/2000/93mins./color/35mm
監督:マイク・デ・レオン Mike de Leon
没後100年を迎えたホセ・リサールの伝記映画を撮ろうと苦闘する監督を主人公に据え、英雄伝説の読み直しをはかった異色のフィリピン映画。歴代の“リサール映画”をフェイク的に再現するなど、凝った趣向が見もの。
「東南アジア映画祭2003」
出品作。

『エリアナ、エリアナ』 Eliana, Eliana

『エリアナ、エリアナ』作品写真

インドネシア Indonesia/2002/83mins./color/35mm)
監督:リリ・リザ Riri Riza
久しぶりに再会した娘と母の葛藤を、首都ジャカルタでの一夜の物語に凝縮させて描き、インドネシア映画の新生を告げた記念碑的作品。リザ監督はポスト・スハルト世代随一の注目株となった。
「東南アジア映画祭2003」出品作。

イラク&アラブ映画の豊饒

『乾き』 The Thirsty

『乾き』 作品写真

イラク Iraq/1972/93mins./B&W/Betacam上映
監督:ムハンマド・シュクリ・ジャミール Mohamed Choukri Jamil
干ばつに苦しむイラク南部の小さな村。村人らは土地を捨ててバグダッドへ移住するが、一組の家族は残って井戸掘りを続ける…。モスクワ映画祭で絶賛され、当時のイラク映画の隆盛を世界に知らしめたドキュメンタリー・タッチの傑作。
「アラブ映画祭2005」出品作。

『ジャッカルの夜』 Nights of the Jackal

『ジャッカルの夜』 作品写真

シリア Syria/1989/102mins./color/35mm
監督:アブドルラティフ・アブドルハミド
『ラジオのリクエスト』で健在ぶりを示したアブドルハミド監督のデビュー作。ジャッカルの遠吠えを象徴的に用いて、中東戦争、レバノン内戦、国内情勢の不安などを描いている。ダマスカス映画祭グランプリ。
「中近東映画祭1992」出品作。

『ラジオのリクエスト』 Listeners’ Request

『ラジオのリクエスト』 作品写真

シリア Syria/2003/91mins./color/35mm
監督:アブドルラティフ・アブドルハミド
戦時下のシリアの山村に暮らす人々の楽しみは、皆で一緒にラジオの音楽番組を聴き、リクエストの葉書を送ることだったが、ある日一通の召集令状が届き…。反戦へのまなざしとアラブ音楽への愛が織り込まれた、カーニバル的な悲喜劇。
「アラブ映画祭2005」出品作。

『露出不足』 Underexposure

『露出不足』作品写真

イラク Iraq/2005/70mins./color/35mm
監督:ウダイ・ラシード Oday Rasheed
イラク戦争後のバグダッドで撮影された初の長編劇映画。フセイン政権崩壊後の混沌とした社会状況を背景に、それぞれ微かな希望を見出そうと苦闘する若者たちの群像劇となっている。題名は、長い間、世界から隔絶されてきたイラクの人々のことを示している。
「アラブ映画祭2005」出品作。


インド映画の奇跡グル・ダットの伝説

『55年夫妻』 MR. & MRS. 55

『55年夫妻』 作品写真

インド India/1955/152mins./B&W/35mm
監督:グル・ダット Guru Dutt
ひと月以内に結婚すれば、父親の莫大な遺産が手に入ることになったアニターは、叔母の策略で売れない漫画家プリータムとの偽装結婚を計画するが…。コメディ作家としての素質が開花した中期ダットを代表する傑作。
「グル・ダットの全貌2001」
出品作。

『渇き』 Eternal Thirst

『渇き』作品写真

インド India/1957/145mins./B&W/35mm
監督:グル・ダット Guru Dutt
世界映画史上に輝くダットの代表作。不遇の詩人ヴィジャイの理解者は高潔な娼婦グラーブだけ。自暴自棄のヴィジャイは鉄道事故に巻き込まれ、遺稿詩集まで発売されてベストセラーとなるが…。ダット作品の女神ワヒーダー・ラフマーンに魅了されること必至。
「大インド映画祭1988」出品作。

『紙の花』 Paper Flowers

『紙の花』作品写真

インド India/1959/148mins./B&W/35mm
監督:グル・ダット Guru Dutt
人気映画監督スレーシュは、偶然出会った美少女シャーンティを主役に抜擢。二人は強く惹かれあうが、シャーンティは妻子あるスレーシュに別れを告げ、運命の歯車が回り始める…。『渇き』を凌駕する悲痛と荘厳。ダット最後の監督作。
「グル・ダットの全貌2001」出品作。

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