国内上映事業 アジア映画監督シリーズ9 インド映画の奇跡 グル・ダットの全貌 上映作品の紹介

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インド映画の奇跡 グル・ダットの全貌 GURU DUTT RETOROSPECTIVE

グル・ダット監督

【グル・ダット監督プロフィール】

1925年7月9日バンガロール生まれ。カルカッタで教育を受け、ウダイ・シャンカルの舞踊学校で2年間学ぶ。その後プネーのプラバート映画社に行き、1946年振付け師として映画界入り。俳優及び助監督を経て1951年『賭け』で監督デビュー。以後俳優兼監督兼プロデューサーとして数々の名作を発表。1953年当時人気のあったプレイバック・シンガー、ギーター・ラーイと結婚。1964年自ら命を絶つ。

【上映作品】

賭け

1.『賭け』 BAAZI  (日本初公開)

(1951/モノクロ/137分/監督:グル・ダット)
失業中の運転手マダンは、実は凄腕のギャンブラー。妹の治療費を稼ぐため悪の道に踏み込むが、そこには思いがけない罠が待ち受けていた。暗黒街に甘い歌声が響く、ダットの記念すべき処女作。ノワール映画の体裁をとりつつ、階層社会の矛盾を暴いた作品。

網

2.『網』  JAAL  (日本初公開)

(1952年/モノクロ/133分/監督:グル・ダット)
ゴアの漁村を舞台に、都会からやって来たやくざな男トニーと、彼に純愛を捧げる村娘マリアとの結びつきを描く。キリスト教の愛と赦しの精神がストーリーの基盤になっており、グル・ダットには珍しく宗教色の強い作品である。

鷹

3.『鷹』 BAAZ  (日本初公開)

(1953/白黒/150分/製作・監督・出演:グル・ダット)
16世紀のインド西海岸マラバール地方。ポルトガル支配に反旗を翻し、人々を率いて立ち上がった「鷹」と呼ばれる娘がいた。彼女は藩王国の王子とも手を携え、ポルトガル人を撃退すべく闘いを展開する。船を主舞台にした冒険活劇で、グル・ダット初の主演作。

表か裏か

4.『表か裏か』 AAR PAAR  (日本初公開)

(1954年/白黒/140分/製作・監督・出演:グル・ダット)
交通違反で刑務所に入っていたカールーは、出所後自動車整備ガレージに就職、持ち主の娘と恋仲になる。ところがそこを首になったカールーが、そうとは知らずギャング団の運転手に雇われたことから大騒動が…。洒落た会話、スピーディーなアクションが楽しい、究極のソフィスティケイテッド・コメディ。

55年夫妻

5.『55年夫妻』 MR. & MRS. ’55

(1955年/白黒/152分/監督・出演:グル・ダット)
ひと月以内に結婚すれば父の莫大な遺産が手に入ることになったアニータは、叔母の策略で売れない漫画家プリータムとの偽装結婚を計画するが…。コメディ作家としての資質が開花した中期の傑作。まさにインドのジョージ・キューカー!

渇き

6.『渇き』 PYAASA

(1957年/白黒/145分/製作・監督・出演:グル・ダット)
売れない詩人ヴィジャイの詩を気に入ってくれるのは娼婦のグラーブだけ。自暴自棄になったヴィジャイは、ふとしたことから鉄道事故に巻き込まれ、発売された遺稿詩集はベストセラーになるが…。ダット渾身の代表作。

紙の花

7.『紙の花』 KAAGAZ KE PHOOL

(1959年/モノクロ/148分/製作・監督・出演:グル・ダット)
人気映画監督スレーシュは、偶然出会ったシャーンティを主演女優に抜擢する。映画は大ヒットし、二人は強く惹かれあうのだが、シャーンティは妻子あるスレーシュに別れを告げ…。インド版『サンセット大通り』や『スタア誕生』『ライムライト』の趣もある最後の監督作品。

十四夜の月

8.『十四夜の月』 CHAUDHVIN KA CHAND

(日本初公開)

(1960年/モノクロ/170分/製作・出演:グル・ダット /監督:M.サーディク )
イスラム文化が花開いた、北インドの町ラクナウ。ここに住む3人の親友のうち、2人が知らない間に同じ女性を愛してしまっていた。イスラム文化を随所に生かしながら、それゆえに起こる悲劇を描いた作品で、ヒロインの美しさを讃えるタイトルソングが大ヒット。

旦那様と奥様と召使い

9.『旦那様と奥様と召使い』 SAHIB BIBI AUR GHULAM

(1962年/白黒/173分/製作・出演:グル・ダット/監督:アブラール・アルヴィー)
19世紀末、イギリス統治下のカルカッタ。人々を搾取する兄、放蕩三昧の弟、そして寂しさから酒に溺れる妻。近代化の兆しに取り残された上流階級の生活を、召使いの視点から描く。監督はグル・ダット作品で多くの脚本を手掛けたA.アルヴィー。

グル・ダットを探して

10.『グル・ダットを探して』 IN SEARCH OF GURU DUTT

(1989年/カラー/ドキュメンタリー/ビデオ/84分/監督:ナスリーン・ムンニー・カビール)
1964年、39歳という若さで自ら命を絶ち、インド映画界の伝説となったグル・ダットに捧げる、三部構成のドキュメンタリー。家族や友人のインタビューとフィルモグラフィーを通して、天才監督の個人史を追う。英国チャンネル4制作。

上映会概要

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