アジア現代演劇プロジェクト / コラボレーションとネットワークの未来

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1.はじめに

演劇の様子の写真1
演劇の様子の写真2
演劇の様子の写真3

2005年よりシンガポール・フリンジフェスティバルを主催するシンガポールの劇団「ネセサリー・ステージ」(芸術監督:アルヴィン・タン)の呼びかけにより、フィリピン、タイ、日本、シンガポールのアーティスト16名が集結し、1年以上にわたり、各国で作品創作のためのリサーチやワークショップをコラボレーションプロジェクトとして実施してきました。

その成果として、各地で出会った海外出稼ぎ労働者やそれを支援するNGO職員、日本で子どもの認知を求めるタイ人セックスワーカー、シンガポールのフィリピン人メイド、フィリピンへ赴任した日本人会社員らが語った「移動」と「移住」を巡る現代アジアの物語をひとつに紡いだ作品『モバイル』が完成しました。

2006年6月にシンガポール・アーツ・フェスティバルで初演され、マレーシアでも上演されたこの作品が、2007年3月16日から東京の世田谷パブリックシアター(シアタートラム)で紹介されます。

「アジア現代演劇プロジェクト / コラボレーションとネットワークの未来」では、この『モバイル』の招へい公演とあわせて国際シンポジウムも開催し、「アジア」に生きる演劇人の才能を活かすインフラ構築についての方向性を探ります。

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)と世田谷パブリックシアターは、これまでにも、東南アジアとのコラボレーションプロジェクトとして『赤鬼』『あいだの島』『ホテル・グランド・アジア』などを発表してきました。

今回の企画は、これまでの実績を踏まえながら、また一歩次の段階へ踏み出そうとするものです。

主催:財団法人せたがや文化財団
企画制作:世田谷パブリックシアター
シンポジウム共催:ジャパンファウンデーション

2.プロジェクト概要

公演『モバイル』

*料金、チケットのお求めについては、世田谷パブリックシアターのWebサイトをご参照ください。

日程 2007年3月16日 金曜日 から 18日 日曜日
会場: シアタートラム アクセス
原案・構成: アルヴィン・タン(シンガポール)
作: ハレーシュ・シャーマ(シンガポール)*チーフライター
ロディ・ヴェラ(フィリピン)
鐘下辰男
ナルモン・タマプルックサー(タイ)
演出: アルヴィン・タン
鐘下辰男
出演: ロディ・ヴェラ、ナルモン・タマプルックサー(タイ)、プラディット・プラサートーン(タイ)、ジャールン・パンタチャー(タイ)、マイレス・カンペイ(フィリピン)、エルニ・シュマストリ・ビントゥ・マシャリ(シンガポール)、サウ・ジア・リャン(シンガポール)、片岡哲也、角舘玲奈
作品企画: ネセサリー・ステージ

シンポジウム『コラボレーションとネットワークの未来』

*料金、チケットのお求めについては、世田谷パブリックシアターのWebサイトをご参照ください。

日程 2007年3月19日 月曜日 から 21日 水曜日・祝日
会場: シアタートラム アクセス
第1日(3月19日月曜日 18時30分から21時30分)
「アジアにおけるコラボレーションとネットワークの実践」
内容: 1980年代にアジアの各国で教育演劇運動の火付け役となり、各国の活動をつないできたフィリピン教育演劇協会(PETA)の活動および黒テントとの共同作業をたどりながら、世田谷パブリックシアター、ジャパンファウンデーションが実施してきたコラボレーションプロジェクトを振り返る。
報告者: ロディ・ヴェラ(フィリピン / 元PETA芸術監督 / 劇作家・俳優)
畠 由紀(ジャパンファウンデーション 舞台芸術部 舞台芸術コーディネーター)
松井憲太郎(世田谷パブリックシアター プログラムディレクター)
コメンテーター: 山元清多(劇団黒テント / 劇作家・演出家)
ジョー・クカサス(マレーシア / インスタントカフェ芸術監督 / 劇作家・演出家・俳優)
プラディット・プラサートーン(タイ / マカンポンシアター芸術監督 / 演出家・俳優)
ホセ・エストレーリャ(フィリピン / デュラアン・UP・シアターカンパニー演出家)
第2日(3月20日火曜日 18時30分から21時30分)
「共同制作と国際交流のためのインフラストラクチャー」
内容: フェスティバルや見本市が、各国の現代演劇の共同制作や交流を支えるインフラストラクチャーとして果たしてきた役割は何なのか、そして今後どのような役割を果たしうるのかを検討。
報告者: イ・ギュソク(韓国 / 韓国芸術経営支援センター長)
丸岡ひろみ(東京芸術見本市事務局長・国際舞台芸術交流センター理事)
相馬千秋(アートネットワークジャパン・東京国際芸術祭 国際プログラム担当)
コメンテーター: 久野敦子(セゾン文化財団プログラムディレクター)
ハレーシュ・シャーマ(シンガポール / ネセサリー・ステージ常任劇作家)
ナルモン・タマプルックサー(タイ / 演出家・俳優)
第3日(3月21日水曜日・祝日 14時から17時)
「コラボレーションとネットワークの新たな動きを考える」
内容: これまで実践されてきたコラボレーションプロジェクトは、そのプロセスで得た経験や参加者同士の関係をベースに新しいコラボレーション作業やネットワーク活動へと発展している。それら現在進行形のプロジェクトの状況とその未来について報告する。
報告者: アルヴィン・タン(シンガポール / ネセサリー・ステージ芸術監督 / 演出家)
アイヴァン・ヘン(シンガポール / ワイルド・ライス芸術監督 / 演出家・俳優)
ロー・コック・マン(マレーシア / 演出家・俳優)
コメンテーター: ナム・ロン(マレーシア / オルタナティブ・ステージ・カンパニー主宰 / 劇作家・演出家・俳優)
ハーバート・ゴー(フィリピン / タンハーラン・フィリピーノ元芸術監督 / 演出家・俳優)
アズザンJG(インドネシア / 演出家・俳優)
ディンドンWS(インドネシア / テアトル・クブール主宰 / 演出家・俳優)

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